戸山の日々

東京の大学に勤務する教授の日常を綴る
  うつりゆくよしなしごとを書きつくる
       ブログの文の狂ほしきかな

ワークショップ(2)と院生交流会

2008-03-30 | Weblog
3月30日6:30am、これを書く。
もうへとへとである。

29日はワークショップの第2日。
好評につき今朝はおむすびを3種類、
12個ほど作って持って行った。
梅干し入り、若布・梅紫蘇の混ぜ込み、
それに醤油味の焼きおむすびである。
昨日より小さくむすんで、
Zabar'sの総菜入れパックに納め、
焼き海苔は湿気ないように
ビニールで包んで添えておいた。
(我ながら芸が細かい)
会場係をしているNさんに渡す。
あっという間に無くなった。

午前中は『六百番歌合』をめぐる集中討議。
私の専門バリバリなので、
しきりにコメントを求められる。
それから、テクストの朗読を命じられた。
アメリカ人やカナダ人の研究者には、
なるほど古典テクストを朗読すスキルはない。
朗読して要点を注解してくださいと、
急に言われてまごついたが、
まあ何とかなった。

ランチタイム。
HS先生が戸山大学の院生Eさんと
面談をしてくださる。
ありがたいことである。
これからの方針が定まったようだ。

午後は、実技的なミニ・ワークショップとなり、
私が講師を務めた。
40名ほどの参加者であったが、
UBCのLさんに後で感想を聞くと、
当初皆もっと引いちゃうんじゃないかと
心配していたが、
積極的に参加してくれてよかったとのこと。
当方、私立大学教員たる三流学者なので、
話はうまい(?)のである!
だんだん落語みたいになっちゃうのだけれど…
(いくつかのオチは通じませんでした)

総括のディスカッションと、
次回開催の相談をぼんやり聞いているうちに
閉会となる。ほぼ17:00。

HS先生は、ワークショップ終了直後で、
たいへんにお疲れのところであると思うのだが、
戸山大学と莓白書大学の院生の
交流会をわざわざ計画してくださった。
いったんホテルに戻って荷物を置き、
18:30にブロードウェイとW100stのところにある
インド料理店に赴く。

総勢20名を超える盛会。
2年間戸山大学に来ていたP君も
奥さんと赤ちゃんを連れてやってきた。
お父さんに似ているね。
TS先生もおいでになった。

戸山大学の院生5名を、
かたまらないようばらばらに着席させる。
うち解けた雰囲気になっていく。

インド料理がどんどん運ばれてくる。
ワインもじゃんじゃか飲んじゃった。
払いは大丈夫かな?
「Zagat Survey」に載ってると
べたべた張ってあるけど、高そうな店だな。

交流会の費用は、HS先生と私とで、
カード払いの折半という話になっていた。
ところがTS先生が
ゲストには払わせられないと言い出し、
割り勘にしてくださらない。
請求書を覗くと無慮1,100$ほどの金額が見える。
これにチップが上乗せされる。

結局この場は、私がチップ分200$ほどを
キャッシュで出した。
でも、これでは全くもって面目が立たないよ。
月曜の最後の講義の時に、
応分の費用をHS先生にお渡しすることにしよう。
しかし、もう米$は手元にあまりないぞ。
日本円で差し上げてもいいかなあ?
う~ん日本円も、ここで5万も使っちゃうと、
成田からどうやって帰ればいいんだろう。
誰かに迎えに来てもらうかな。

ニューヨークはやはり物価が高い。
ホテルに帰ったらどっと疲れた。

翌日帰国する院生諸君は、
部屋で酒盛りである。
用意ができたら呼んでと言っておいたが、
起き上がれない。
ほとんど飲んでいないフィンランディアを
1本渡して勘弁してもらった。

日本でも毎週おごっているから、
院生どもは平気である。
まあ私自身、院生の頃には、
指導教授のF先生に
毎週とんかつ食わせてもらってたからなあ。

出身大学の教員になって、
私は仕合わせなのか、不仕合わせなのか…
因果は廻る~糸車、ぼん(吸着音)

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