フウセントウワタ （風船唐綿） 《風船玉の木》

近所を散策中に珍しい形をした実を見かけました。
ガガイモ科フウセントウワタ属の多年草でアフリカ原産です。





花もよく見ると変わった形をしていますが、花の色が白なのであまり目立ちません。

それよりも実の形です。





本当に風船玉のような形をしています。しかも変な縞模様と毛が生えていてちょっと気持ち悪いです。
こんな形の実がこの木のあちこちに付いています。




実が割れて種が出ている物もありました。
種に綿毛がついていて風で飛んでいくようです。繁殖力が旺盛なら、２・３年のうちにこの植物だらけになりそうです。

ハナトラノオ （花虎ノ尾） 〈フィソステギア〉

まだまだ暑い日が続きます。
暑い時期には意外と花が少なく、探すのに苦労しています。

この花は近所の駐車場のはずれで咲いていました。
シソ科ハナトラノオ属の北アメリカ原産の多年草です。
大変丈夫で一度植えると放置しても、地下茎で増えて半野生化する事もあるそうです。





茎の断面が四角形である事からカクトラノオ（角虎ノ尾）とも呼ばれています。
茎が四角形なので花も四方に咲いていますね。

ショウジョウソウ （猩々草） 《サマーポインセチア》

神奈川県大和市で見かけました。虫に食われたような葉っぱと花の様ですがこんな形です。
トウダイグサ科ユーフォルビア属の１年草で北アメリカ南部からブラジルにかけてが原産地です。





花弁に見える朱色のものはポインセチアと同じで葉っぱです。その先にあるとても地味な物が花です。
ユーフォルビア属には多肉植物に属している物もあり、私には馴染みのある名前です。
この属の植物は花がとても地味で、ほとんど目立ちません。
茎や葉に傷をつけると乳白色の樹液が出てこの液は有毒です。

因みにショウジョウとは古代中国で創られた空想上の動物で赤く長い髪をしたお酒好きの猿に似た生き物のようです。朱色に色付いた葉をこの生き物に見立ててこの名前を付けたようです。