
2021年02月20日(土)(一食目)
ダーチャカレー
試食キャンペーンとして送られてきた
「ダーチャカレー(dacha curry)」
というレトルトのバ
ターチキンカレー
他のカレー好きにも送られているっぽいから
かなり積極的にキャンペーンをしているらしい
そもそも
食べ物を送ってもらえるなんて
ありがたい
自由な食事ももちろん楽しいけど
誰かに依頼されたり感想を求められたりして
言語化を前提に味わいにいく食事もまた楽しい
販売者はStarFactory
製造所は泉万醸造
と記載されている
さておき
レトルトカレーは作り手の指示通りの温め方で食べた方がいい
と思っている
今回のダーチャカレーで印象的だったのは
「30回程度パウチを振ってからお召し上がりください」
と書いてあったこと
完全に乳化させていない仕上がりで
分離するようなバター感が残っているということだろう
と予想されるけど
予想があっているか否かは別にして
こういうこだわりみたいのは興味深い
温める前にひとつ起こった問題は
説明用紙には「熱湯で約5〜6分間湯煎」と書いてある
一方でレトルトパウチには「熱湯に入れ3〜5分間沸騰させて」と書いてある
上に書いた通り
レトルトカレーは作り手の指示通りの温め方で食べた方がいいと思っている
その方が具の火入れ度合いとかカレー汁の温かさが作り手の理想に近くなるはずだから
今回のケースだと
熱湯煎の時間の幅が3分あって困ってしまったが
両方の表記に含まれる5分間温めることにした
そして30回振ってから盛りつけた
濃厚な味わいを特徴としているだけあって濃い
本当に濃い
バターチキンカレーってマイルドなのも多いけど
これはトマトも強めし塩も強めなタイプ
今日はカレーライスとして食べたけど
パンにつけたりパスタにかけたりする方が魅力が発揮されそう
具のチキンの食感としては温め5分で正解だったと思う
それにしても最近のレトルトカレーは本当に進歩している気がする
技術的な進歩もあるだろうし
消費者が求めるものの進化もあるだろうし
こだわる作り手が増えているのもあるだろうし
私自身がレトルトカレー食べる機会が増えているという変化も影響しているのかもしれない
もはや「レトルトなのにおいしい」的なことは刺さらず
むしろ「レトルトだからこそ」的な何かを尖らせるレトルトカレーが
求められているのかもしれない
消費者にとっての持ち運べる便利さや長い保存期間よりも
販売者にとっての販路拡大と常温運送の便利さの方が際立ってしまい
レトルトって買い手にとって何の意味があるのか?
という問いに対する回答も様々になりつつあるのかもしれない
おそらく小さなロットでもレトルト作れるようになって
過剰供給傾向が激化するであろう状況にあって
そんな風に思った
明日は違う考えになっているかもしれない
とにかくカレーをおいしく食べられたから満足
ごちそうさまでした