2020年11月13日（金）（二食目）
ハンバーグフライカレーセット
仙台駅から徒歩10分（もかからないくらい）の裏路地に店を構える
「さふらん」
レンガの店構えや店内の壁や天井やテーブル類の雰囲気からして
張りぼてならぬ年季が入っている
四年ぶり二度目の
ハンバーグフライカレー
そしてこのハンバーグフライカレーを気に入ると誰もが言いたくなる
メンチカツカレーではない
セットにするとサラダ油が付く
揚げたてのハンバーグフライをスプーンで切って口に運ぶべく顔に近づけると
いい香りと共に温度まで伝わってくる
文字通りの意味でも
温かい食事
店内の雰囲気や適度に気さくな接客や料理の味わいも含めた広い意味でも
温かい食事
入店時はやや混んでいた店内もセットで付く食後のコーヒーを飲む頃にはゆったり
店主のご夫婦と少し言葉を交わして店を後にする
目の前に運ばれてきたカレーから漂う温度や香りこそが全てであり一貫性は要らないのかもしれない
東日本大震災が無かったらきっとこの旅には出なかっただろう
この旅に出なかったら大事な何かを確かめそこねただろう
日常と非日常を分けることなく明日もまたカレーを食べよう
そしてまた「さふらん」でカレーを食べられたらいいなと思う
明日はまた違うことを思っているだろう
そこにはやっぱり一貫性なんかありっこないのかもしれない
それでいい
それがいい
それが欲しい
それじゃわからん
相談しましょ
そうしましょ
ごちそうさまでした
