<泌尿器受診3回目>
■2008年12月4日(木)逆行性腎盂造影検査・採血 ■
【逆行性腎盂造影とは】
腎臓で作られた尿は、腎盂や尿管と呼ばれる尿の通路を通って膀胱へと流れます。
逆行性腎盂造影は、膀胱鏡を用いて尿管から腎盂まで細い管(尿管カテーテル)を入れ、その管から造影剤を注入して腎盂や尿管の形をレントゲンで調べる検査です。
【どのような場合に行うか】
*尿路に腫瘍ができている疑いがあるとき
*尿路にレントゲンでは写らない結石があると疑われたとき
*点滴での尿路造影検査で、尿路の形がはっきりしない時
*造影剤アレルギーのため造影剤を静脈内に注入する法方では検査ができない場合
【逆行性腎盂造影の実際】
*逆行性腎盂造影では痛みが出るので、男性の場合は麻酔を行います。
女性は痛みが少ない為、麻酔は行わない場合が多いです。
*透視台の上に横になりまず足を広げて、お産をする時の体位をとってもらいます。
*次に膀胱鏡(膀胱観察するカメラ)を尿道から膀胱に入れ
腎臓から流れてきた尿の膀胱の出口(尿管口)を探します。
*尿管口から尿管カテーテルと呼ばれる細い管を腎盂まで入れます。
そのカテーテルから尿路に造影剤を注入し、腎盂~尿管を造影し、数枚撮影します。
*尿管カテーテルを抜いて、膀胱鏡を抜いて検査は終了します。
感染予防の抗生剤の注射をします。
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■ Photo by:らら(photost.jp/)■
この検査は、私にはかなりの精神的苦痛だった。
検査着に着替えて 検査室前で待っている間からかなり緊張。
名前が呼ばれ、検査室に入ると女性看護師さんが2名いて、
正直ホッとする。
看護師さんの指示どおり透視台に横になり 下着を外し
検査に必要な体位をとると、
サッと女性の看護師さんは奥の部屋に入って行ってしまった。
女性の看護師さんが奥へ入ったのと入れ代わりに
泌尿器の先生4名(男性ばかり)と検査技師?のような人?数名
全員が男性に代わり私を囲んだ。
検査とはいえ、こんな恥しい体位での検査・・・
男性医師に囲まれ
これほど精神的に苦痛な検査は、はじめてでかなりショックだった。
産婦人科での診察時も同じような体位をとるけど、
産婦人科では、診察台というよりも椅子のような診察台で
患者と医師との間にはカーテンがあり仕切られていて
恥しい体位での診察中に先生や看護師と顔を合わせることはない。
泌尿器でのこの検査は、ほぼベッドのような診察台だ。
しかもカーテンなどの仕切りは一切なし(ρ_;)
沢山の男性医師には
足を大きく開いた体位をとる私の顔も身体も表情も丸見え状態・・・。
全身、カチカチに力を入れ目を瞑ってて我慢した・・。
こんな恥しい中で検査は進んだ。
内視鏡やカテーテルが挿入され生理食塩水を注入され、
カテーテルから造影剤を注入・・・
内視鏡で膀胱や尿道の様子がモニターに映し出される。
足元と頭の上の方にモニター(TVのようなもの)が3~4台あった。
検査中、あまりの精神的苦痛に涙がボロボロこぼれた・・・。
目を瞑っていては、どのように検査が進んでいるのか
何をされているのかわからない。
必死でモニターを見るように心がけた。
モニターの映像を見ても何もわからず不安が襲う。
検査が終了すると、先程の女性看護師さんが戻ってきて
感染予防の注射をし、透視台から降り
外の待合の椅子でしばらく待つよう指示された。
検査室から、出た途端
椅子に座って、ハンカチを口にあて声を殺して泣いた
嗚咽して泣きじゃくりそうになる。
その様子を心配して検査室から、
女性看護師さんが私の様子を何度も伺っているのがわった。
待合の椅子付近に誰も居なかったのが救いだった。
しばらくして、
女性看護師さんに呼ばれ診察室に入ると
主治医が待っていた。
主治医の前に座っても、私は涙を堪えることが出来ず
嗚咽しそうになるのをハンカチで口を押さえて泣き続けた。
主治医に「大丈夫ですか?」と優しく声をかけられ
一層、泣いてしまった・・・。
「全然、大丈夫じゃないです。」言いたくても言えるわけない
主治医の先生から今日の検査の結果を簡単に説明され
とりあえず、膀胱や尿道に腫瘍は見られず、
膀胱も尿道もきれいだと言われる。
この病気になってから
誰かの前で泣いたのは、後にも先にもこの日だけだ
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まぁーこんな昔の日記にコメントをありがとうございます^^
みかんさんは看護師の卵さんなんですね!
病院によって、検査時の状況は色々のようですが、私の病院の逆行性腎盂造影検査は最悪でした^^;;;;
未だに思い出しては泣きたくなります。
産婦人科のようにカーテンで仕切りくらいはほしかったですね。
みかんさんのように患者さんの気持ちに寄り添おうとしてらっしゃる方が看護師の卵だなんて嬉しい限りです!
色々と大変な事も多いと思いますが、頑張って下さいね。コメントすごく嬉しかったです^^
今私は腎盂尿管癌を患ってらっしゃる患者さんを受け持たせて頂いています。その患者さんが逆行性腎盂造影検査を受けたということで調べていたらSORAさんのブログに飛び、拝見させていただきました。
日々、検査や処置を行う際の患者さんの羞恥心への配慮はとても大切だと教わってきたのでブログを読んで同じ女性として、医療者として、とても心が痛みました。
そして、改めて勉強させられました。
その時の医師や看護師さんを責めるわけではありませんが、SORAさんと同じような精神的苦痛を患者さんに味合わせないためにも、羞恥心への配慮と検査後の患者さんの心のケアができる看護師になりたいと思います。
いきなりですいません。
拝見させていただいていて一言伝えたくてコメントさせていただきました。
7月に子宮内膜症の手術をされたばかりということで
奥様や光輝さんのお気落ちお察しします。
でも、子宮内膜症のお蔭で今回の腎臓の悪性腫瘍も早く見つかったのかもしれません。
どうぞ、お気持ちを前向きに持ってくださいね。
どうぞ「大丈夫」という強い気持ちを持って
ください。
今、奥様は手術の真っ最中とのこと。
とにかく今は無事に手術が終わること願っています。
実は、この後、10時から妻が右腎臓の摘出手術を行います。
事の始まりは7月末に子宮内膜症で緊急入院、4日後に摘出手術、その時の様々な検査のなかで右腎臓に悪性の癌が見つかり本日手術ということになりました。リンパ節転移の疑い有りということなので、かなり、大きな手術になりそうです。 妻は37歳、元々、身体は強い方ではないし、強がってはいるものの内心かなり凹んいる様子でした。
手術の最中、時間がかなりありそうなので、続きのブログもゆっくり読ませていただきます。
コメントのお返事有難うございました。
SORAさんは苦痛な検査も乗り越え現在は結果も良好で本当におめでとうございます。
その泌尿器科医の方々のお陰ですね。
はい、またコメントします。
おやすみなさい。
輝さんは、お若いのに色々と経験されてるんですね。
病院と先生との相性ってありますよね。
私の泌尿器科の先生は、とてもいい先生なんだけど、この逆行性腎盂造影検査が私にとってはとても苦痛でした。検査のときには わかりませんでしたが、今になって考えてみると泌尿器科の先生全員(全員男)が、この逆行性腎盂造影検査に立ち会っていたのだと思います。
それだけ、私の病状について泌尿器科の先生達が一致団結して真剣に取り組んで それぞれの見解をしてくれたんだと思えるようになりました。
検査後に私が泣いている間も主治医の先生は、とても優しく接してくださいました。
輝さんも、今はいい先生に巡りあえて良かったですね。自分の身体のことを信頼出来る先生に診てもらえるのは幸せなことですよね。
輝さんも身体お大事になさってくださいね。
たくさんコメント下さってありがとうございました。
暑い日が続いていますが、ららさん体調いかがですか?
昨日初めて、この日記を読ませていただきました。
私は最近、泌尿器科で検査入院して今の完治しない病名を診断されました。
泌尿器科の診察…私も抵抗ありましたよ。私は、たまぁに膀胱炎になるので、またいつものたいしたことない膀胱炎だから最初は個人病院に来院してやはり膀胱炎と診断され薬を服用しましたが治らず、念のため次は総合病院の泌尿器科受診しました。
その時の男性医師が最悪で(ご機嫌斜めとは意味が違う)とりあえず『膀胱炎くらいで来院するな』とは言いませんがそのような圧力をかけられ『君、前にも膀胱炎で来院してるね~カルテ残ってる…』と白い眼で言われ汚い患者扱いされました。それ以来、泌尿器科という診療科はカナリ行きづらかったですが治らないのでまた最初の個人病院に行き菌はありませんでしたが薬を貰いました。その病院の医師や看護婦さんからも、なんとなく汚い患者扱いされてるなって思いました。(人の目つきをみる癖がありまして…なんとなく分かるんです)
もう泌尿器科には行きたくなかったのでとりあえず三ヶ月間様子みましたが症状は全く改善されず結局嫌でたまりませんでしたが医師からまた色々言われる覚悟で他の総合病院受診しました。
その時も男性医師でしたが私はただの膀胱炎だと軽く考えていて一回の診察でいつも通り治癒するって思っていたので;女医希望;は泌尿器科ではいつもしていませんでした。(産婦人科はいつも女医希望です)
理由:昔男性レントゲン技師にされた事がありまして…詳細は言えませんが。
話し戻りますがその時の男性医師はかなり泌尿器科という診療科に行きやすくしてくれるホッと出来る医師で女性泌尿器科専門ですから女性患者の扱いに慣れてる医師でした。(後から他の医師から聞いた話しだとこの医師のファンが多いらしいですね、やっぱりと思いましたが)笑
それで、その医師から二回目の診察も来てって言われた時は正直、男性泌尿器科医でしたので悩みましたがこの医師が担当なら二回目以降の通院も頑張れると思い二回目の診察も行けましたが…ちょうど時期が時期でしたので二回目の診察時にその担当医が地方へ転勤になってしまいました。どうしてもその担当医が良くて近辺への転勤でしたら私も転院したかったんですけど…。この時、医師に性別は関係ないんだなって思いましたよ、私は昔の出来事などでトラウマになっていた部分がありますから泌尿器科で検査するのに男性医師は有り得ないと思っていた私が…性別は関係ない事がわかりました。
私は病弱で生まれてから入院10回位している病院常連で
何十人もの医師にお世話になっていますので色々ありますよね~(笑)医師は私の中で嫌な存在(笑)でしたが…。特に男性医師は(笑)
そしてまた話し戻りますけど(笑)引き継ぎの先生がどんな医師か入院するまで分からなかったので不安でした。
でも引き継ぎの先生も良い先生で前の医師とはタイプは違いますが丁寧でこまめな医師でホッとしました!男性医師であんなに、こまめな医師は珍しいと思う位こまめです。
只今、通院中ですが今とても泌尿器科へ行きやすいです。医師に寄りますね行きやすいか行きにくいか。
性別は関係ないと私は思いますよ、女医さんでも話し聞いてくれなかったり適当な診察で荒かったりするので…今の泌尿器科受診して色々勉強になりましたし今の病院で手術して良かったとつくづく思います。
長々とすみません。