〈戯言・言葉次第〉
たかが言葉、されど言葉。
言葉が、嬉しい楽しい喜び幸いと成る事が有る。
言葉が、怒り憎しみ妬み恨みと成る事が有る。
言葉が、悲しみ凹み沈み絶望と成る事が有る。
たかが言葉、されど言葉。
言葉一つに気分が上下左右される事も有る。
見間違い、聞き間違い、読み間違い、勘違い、思い違い、自他共に影響を受け与える。
己身内仲間内ならば許せる、其他ならば許せぬ言葉有り。
己身内仲間内ならば許せぬ、其他ならば許せる言葉有り。
言葉から、現状背景此先を確認把握する事も有る。
言葉をあてにせず、現状背景此先を確認把握する事も有る。
魂が有る言葉、空虚が有る言葉、真似だけが有る言葉。
言葉に、事実現実真実が有り、嘘偽り出鱈目有り。
聞き手話し手の気分により、言葉の重さ軽さが変わる事も有る。
たかが言葉、されど言葉。
言葉の選び方、使い方を吟味疑問自問自答する。
言葉の選び方、使い方を対話相談第三者観得る。
冷静冷徹に聴いて話し、時に熱弁奮い、気力胆力を以て受け応える。
言葉一つ、鵜呑み丸呑み真に受け、即刻即座熱狂心酔過ぎず、即刻即座拒否反応示し過ぎず、自他共に吟味対話する事、忘れず捨てず覚え置く。
たかが言葉、されど言葉。
此二つを冷静冷徹に観て聴いて想い測り察し、心身に備え持つ。