「ホウセンカ（鳳仙花）」 ツリフネソウ科

　　　「ホウセンカ（鳳仙花）」　ツリフネソウ科　☆8月27日の誕生花☆
　　　　　　　　　　花言葉は…　私に触れないで・心を開く・快活・せっかち




　　 7月11日(木) 　 今日の和泉市の天気予報は “雨時々曇” の予報です 。　　
　昨日の予報は “曇のち雨” でした 　予報では が降り出すのは午後になってからでしたが、
　昼食時に外を眺めるとすでに降っていました。その後も強い雨ではありませんが、昨日の午後は
　夜まで降ったり止んだりでした。今朝の最低気温は5時の25.5℃で熱帯夜は継続中です。
　最高気温も午前10時の32.2℃だったので、真夏日も継続しています。ですが、やはり雨模様という事で、
　いくぶん凌ぎやすく感じました。湿度は＞80％で、南からの生温い風が強く吹き（5～7㎧）、動くと大汗です。

　今日の和泉市の予報は “雨時々曇” です。　24時間予報では昼過ぎまで 　が並び、夕方からは
　 が並んでいます。今朝の午前3時の最低気温は23.5℃で、熱帯夜は途切れました。
　やはり25℃を切ると涼しいですね。昨夜はぐっすり眠れました
　そして最高気温の予想も29.0℃です、もしかすると、真夏日からも解放されるかも知れません
　明日もほぼ一日中 の予報です。 最高気温は28.8℃の予想です
　　　　　　不快指数MAX　我慢せずエアコンを　　


　　　　西日本は激しい雨に警戒　　　　　　 関東も梅雨空で傘の出番
《全般》11日(木)は梅雨前線が本州付近に停滞します。湿った空気の流入や
　上空の気圧の谷の通過によって活動が活発になる見込みです。
　午前中は西日本で激しい雨の降るおそれがあります。
　西日本は非常に激しい雨のおそれ 梅雨前線は今夜以降、少し南下し九州から
　中国地方を中心に活発な雨雲がかかりやすくなります。
　午前中を中心に１時間に50mmを超えるような激しい雨の降るおそれがある。
　気温は30℃に届かない所が多いものの、湿度が高く蒸し暑い一日です。
　東海や関東も雨が降り強まる所も 梅雨前線が南下するため東海、関東は
　厚い雲が広がり、雨が降りやすくなります。
　東海は朝から断続的に雨で、午後は一時的に強まる所がある見込みです。
　北海道と沖縄は日差しが届く 梅雨前線の影響が小さい北海道は
　日差しの届く所が多くなります。昼間の気温は30℃近くまで上がって、
　少し暑くなりそうです。






　　　　　　　今日の花は　「ホウセンカ（鳳仙花）」　です。




　　　　てぃんさぐぬ花や　 爪先に染みてぃ 　親ぬゆし事や　肝に染みり…
　　　　 　　　（てぃんさぐの花は爪先を染め、親の教えは心に染み入る…）

沖縄では　「てぃんさぐ」　と呼ばれ、民謡　“♪てぃんさぐぬ花”（⇦クリックしてお聞きください）で知られています。
哀愁を帯びたこの曲は特に好きな沖縄民謡です。　沖縄の旋律はなぜか魂に響きますね。
赤い花は爪を染めて遊んだ事から、別名　「ツマクレナイ・ツマベニ（爪紅）」　などとも呼ばれているそうです。　
韓国では、爪に　「鳳仙花」　の汁を塗り、初雪まで色が残っていたら恋が実ると云う伝承が有るそうですよ。





　によると…〖インドからマレー半島、中国南部に分布する一年草です。
園芸では春にタネをまいて夏に花を楽しむのが一般的です。今では同じ仲間のアフリカホウセンカ
(インパチェンス)に座を譲った感がありますが、盛夏に咲く草花として古くから親しまれています〗





〖大きく分けて草丈の高い「高性種」と低い「矮性種(わいせいしゅ)」に大別されます。
さらに花の姿から一重・八重咲きに分けられます。　そして、八重咲きは花びらが多くてボリュームのある
カメリア(椿)咲きと普通の八重咲きに分けられます。　花軸が短く、葉の下に隠れるように咲きます。
茎は太くて直立し、中空になり、花は茎の節ごとに横～下向きに付きます。　　
花色は赤、紅、白、ピンク、サーモンピンク、絞りの入るものなどがあります〗





〖ホウセンカは中国名「鳳仙花」を音読みにしたものです。
花の形を鳳凰が羽ばたいている姿に見立てて付けられた言われています。
花の咲いた後に、茎にぶら下がるように少しゆがんだラグビーボール型の果実がたくさんつきます。

果実は軽く触れただけで、パチンとはじけてタネを広範囲に飛ばします。
属名のインパチェンスは「ガマンできない」という意味で、この性質に由来します〗

　　　　　　　　　　　　　　⇧　その果実はこれです。
英語名は 「touch me not」、　花言葉は　“私に触れないで”　ですって！（笑。　　
原産地は中国南部からマレー半島、インド、日本へは江戸時代に中国から渡来したそうです。





　以前の子供見守りでこんな事が有りました。　2012年4月27日(金)の日記です。
３年生の仲良し３人娘が手に手にビニール袋を持って帰って来ました。　
「おかえりっ、何持っとるんや？」　「ただいま～、マリーゴールドと鳳仙花の種」
袋の中を覗くと土の入った苗ポットが２つ。　
「ほ～、植物観察か～。　鳳仙花の実って面白いんでぇ。　よう熟れたころにの～、
実をゴチョゴチョっと触るとの～…」　話の途中で傍を歩いていた男の子が割り込み、
「知っとる、知っとる、去年やったぁ～。種がパチパチって弾けるんやろ～」
話の美味しい所をかっさらってしまいました（汗。





　「なんやぁ～、おっちゃんが教えたろう思うとったのにぃ～」（怒・笑。　
でもひげにはまだ隠し玉が…（笑。　「その鳳仙花、何色の花が咲くんや？」　「分からん」　
「ほうか、もし真っ赤な花が咲いたら、花の汁を絞って爪に塗ってみぃ、爪が赤こうなるけぇ」　
「え～？　マニキュアになるん？」　「ほうよ、昔の子供の遊びよ」
「へ～、やってみよぅ、赤い花が咲いたらええのにね～」　女の子には実が弾ける話より、
マニキュアになる話の方が興味が有ったようです（笑。　やったね（笑。



　　「鳳仙花」に関わるギリシヤ神話…
〖オリンポスの宮殿で宴会が開かれていました。
ところが、来客の神々に贈るために用意された金のリンゴが１つなくなってしまったのです。　
給仕をしていた女神の１人に疑いがかかり、その女神は天国を追放されてしまったのです。
しかしそれは無実の罪でした。　
ある意地の悪い女神の悪戯だったのですが、誰もそのことに気付きませんでした。
追放されてしまった女神は、汚名を晴らそうと、あちらこちらと駆け巡りましたが、
目的を果たす事が出来ないままに疲れ果てしまいました。　
ついには花となって、いつまでも無実を訴え続けたいと願い　「鳳仙花」　の花に身を変えました。　
そして、誰が触っても、「私は無実だ」　と訴えるかのように、果実を開いて見せるようになったと云う事です〗



　　　　　　　　　　　　　
　　　「番外編」　　　《だんじり彫り物・物語》
　　暑くて家籠りです。暇を持て余し「何かすることはないか」･･･
　　以前《和泉・岸和田だんじり彫り物・物語》を書きましたが、それをもう一度書き直す事を思いつきました。
　　彫り物の写真はまだ多くあり、新たな物語が見つかるかも知れません。
　　以前の物に加筆したり、写真を大きくしたり、他の方向から撮った写真も載せてみようと思っています。
　　でも、毎日ではありません。気が向いた時だけです



　
　〖常盤御前都落ち〗《 ウィキペディア》によると…〖常盤は近衛天皇の中宮・九条院（藤原呈子）の雑仕女で、
　　雑仕女の採用にあたり藤原伊通の命令によって都の美女千人を集められ、その百名の中から十名を選んだ。
　　その十名の中で聡明で一番の美女であったという。後に源義朝の側室になり、今若（後の阿野全成）、乙若（後の義円）、
　　そして牛若（後の源義経）を産む。しかし、義朝は平治の乱で謀反人となり逃亡中に殺害。常盤は子供たちを連れて
　　雪中を逃亡し生れ故郷の大和国にたどり着くも、都に残った母が捕らえられたことを知り、
　　主であった九条院の御前に赴いてから、清盛の元に出頭する。
　　出頭した常盤は母の助命を乞い、子供たちが殺されるのは仕方がないことだけれども子供達が殺されるのを見るのは
　　忍びないから先に自分を殺して欲しいと懇願する。その様子と常盤の美しさに心を動かされた清盛は
　　頼朝の助命が決定していたことを理由にして今若、乙若、牛若を助命したとされている〗

　　 この彫り物は、文中の “常盤は子供たちを連れて雪中を逃亡し生れ故郷の大和国にたどり着く” 場面だと思われます。
　　が、三人の子連れではなくて、二人しかいませんね？？？　常盤御前の陰になっているのかも知れません。
　　左の人は誰なんでしょう。　みんな常盤御前が追われていることを知っているので、声をかける人は少なかったそうですが、
　　中には憐れに思い、声をかける人がいたのかも知れません。　常盤御前の訝るような、疑うような目が印象的ですね。
　　右の写真は　Yahoo!オークションより　 田中日華 掛軸 「常盤雪行之図」です。