息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

(14)担当K氏を勘弁しない

2019-06-28 07:17:02 | 自転車通学

下は、2018年8月✕✕日に3人目の保険会社:事故担当Kから来たメールです。

いつもの通り、■や✕の伏せ字は必然ですので、ご容赦ねがいます。
文中の青字は、説明の為に今回書き加えたものです。


**********************

■■ ■■(←私の名前) さま

■■■■■■(←保険会社名)の■■(←3人目の担当Kの名)と申します。

平成29年11月✕日に発生しました交通事故におかれましては心よりお見舞い申し
上げます。今般のご返信にあたり、社外弁護士の見解確認等のためお時間を頂戴い
たしましたこと、ご容赦賜りますようお願い申し上げます。

ご照会いただいた件につきまして、弊社は加害者の示談代行をするという立場上、
個別の回答は差し控えさせていただきたく存じます。弊社の役割は、事故現場・状
況を確認し、それらを踏まえて責任割合等について検討のうえ、加害者の賠償責任
に基づいて補償させていただくものだと考えております。ご理解賜りますようお願
い申し上げます。
上記につきましては、社外弁護士にも妥当性を確認させていただいております。な
お、その際に社外弁護士からは、「事故現場・事故状況を踏まえた過失割合等の客
観的な評価するということは裁判所の役割である」との意見もございました。

つきましては、繰り返しとなり恐縮ではございますが、先般よりお願いしておりま
す事故に関する補償に向けてご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。な
お、先にご案内の今後の進め方やご準備いただく資料のご不明な点等につき面談に
より直接ご説明のお時間を頂戴できればと幸いに存じます。引き続きご検討賜りま
すようお願い申し上げます。



■■■■■■保険株式会社
■■サポート部
■■■■■■保険金お支払センター
担当:■■■■(←K氏)
電話:0✕✕-✕✕✕-✕✕✕✕

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要は、弁護士に聞いたら、『(私からの問い合わせに)答える必要はない」と云われたから、被害者の保護者である私の質問には答えない。 それより、いい加減に損害額の請求書類を出せよ、という事です。

担当Mのせいでの次は、弁護士のせいという、K氏のまたまたの逃げ口上です。

なるほど、こういう人物だから、”所長代理”というご立派な肩書を拝領できるのだな、と感心いたしました。

私はそれではと、新たな突破口を探って、返信しました。

この時点で、保険会社相手に損害請求などする気は、ありません。

「カネの問題ではない」という事です。

以下です。


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■■ ■■(←K氏の氏名) 様

御返信を戴きまして、有り難う御座います。

御返事の内容は把握致しました。
此度の■■(←K氏の名前)様の仰る事は、私見として、貴社ウエブサイト上で公開するガバナンスやコンプライアンス等、特に■■■氏(←当該保険会社の代表取締役のお名前)のトップメッセージとは整合性に欠けるのではと感じまして、半年ぶりに貴社サイトを閲覧させていただきました。
ところがサイトは一新されており、デザインも変わり、組織や人事も変わり、■氏(←代表取締役のお名前)のメッセージも、社外を意識した文面から、どちらかと云えば社内向けの内容に変更されておりました。
私のような部外者にさえも、総じて危機管理等の国際感覚を考慮した良くできたウェッブサイトという印象を受けました。
しかし、これで■氏(←代表取締役のお名前)に陳情するという私の選択肢のひとつが消えたと分析するのは、早計かもしれません。
以上余談ではあります。



さて、本題でございます。

■■(←K氏の名前)様のメールからは、早急に金銭で解決したいという意思を汲みとれます。
ですが、この一連の齟齬をきたした原因は、 平成29年11月✕日、貴社の『担当の■■』と名乗る人物が電話してきて、必死の思いで息子を看病している母親を(上申書に書いた通りの文言で)恫喝し、侮辱し、不安と怒りを与えた事に端を発しています。
(■■(←K氏の名前)様から7月✕✕日に頂戴したメールにも、『資料は精査した』とありますのでご存知かと思います。)
この事実は、そちらにも音声データがあるでしょうからご確認ください。
私としましては、この件を有耶無耶のままにして、金銭の話などはなかなか受け入れ難いのであります。

何故なら、息子の心身のダメージは今現在ほぼ癒えておりますし、金銭、金は元々天下の回り物です。
しかし、私ども夫婦にすれば、大事な息子を傷つけられた上に、母親が看病している最中、見ず知らずの人物から電話がきて、根拠のない暴言を吐かれました。
被害者の母親を侮辱し、傷口に塩を塗り、私ども一家の尊厳に唾を吐きかけられた思いがいたしました。

私共も並の人間です。
哀しいことに、憤怒の情を昇華し受け入れることは簡単ではありません。
この件における、■■(←K氏の名前)様の御意見や御高配を賜ることは可能でしょうか。


それから、■■(←K氏の名前)様からの先のH30.08/✕✕やH30.07/✕のメールに、『複数の社内弁護士』とか『社外弁護士(の意見)』との記述がございます。
御存知のように我が国には約4万人の弁護士がおり―――そのうち何人がアクティブか分かりませんが―――弁護士の見解は各人各様です。
■■(←K氏の名前)様が■■■■■■の所長代理として、弁護士の文言を引用するのであれば、ソース(source)を明確にするため、その方たちの姓名と所属(弁護士会)をお知らせ願えますでしょうか。
特に〈社内〉弁護士であれば、その告知は(私には)当然のような気がしますし、後学の為にも是非知っておきたいです。

とりあえず以上を、宜しくお頼み申し上げたいのですが、■■(←K氏の名前)様がもし自分の仕事は金銭の交渉だけで、以外はその任にあらず、という事であれば無理にとは申しません。
お忙しいところ、お読み下さり有り難うございます。


■■ ■■(←私の名前)

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天下の大保険会社の代表取締役に直訴と云うか嘆願書を出すというのは、ブラフでも何でもありません。

この時は、本気で方法を考えて準備していました。

これに対するK氏の返事は、以下のようにいつもの通りでした。

以下です。



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■■ ■■(←私の名前) さま

■■■■■■(←保険会社名)の■■(←3人目の担当Kの名)と申します。
平成29年11月✕日に発生しました交通事故におかれましては心より
お見舞い申し上げます。

ご多用のところご返信賜りましてありがとうございます。ご照会いた
だいた件につきまして、社外弁護士にも確認したうえでご回答申し上
げます。従いまして2週間ほどお時間をいただけますでしょうか。
8/✕✕までにご回答申し上げます。

取り急ぎのご回答となり大変申し訳ございませんが、何卒ご理解賜り
ますようよろしくお願い申し上げます。


■■■■■■保険株式会社
■■サポート部
■■■■■■保険金お支払センター
担当:■■■■(←K氏)
電話:0✕✕-✕✕✕-✕✕✕✕

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典型的な、我が国の大企業の中堅社員をみる思いがします。

『仕事』や『会社』という、建前の”大義”を隠れ蓑にして、動かない。

責任を取る自信がないからでしょう。

K氏の夢は、定年まで無難に努め退職金を受け取り、数年嘱託で残り、高額な企業年金を受けつつ余生を暮らしたい・・・・なんて想像してしまいます。

それは別に悪い事じゃないし、他人事だからどうでもイイです。

しかし、その為に被害者やその家族を無下に扱い、踏みつけるのは、勘弁できない。