息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

(7)本社取締役への直訴状

2019-06-12 13:46:34 | 自転車通学

(今回からは調停が始まる以前に、少し時間を巻き戻します。)


息子が車にハネ飛ばされてから半年も過ぎて、保険会社の担当が2人目に変わっても、加害者と保険会社は非を認めず、ノラリクラリとした対応でした。

このまま逃げおおせる、或いは私が諦めるとでも考えていたのでしょうか。

私は次の手を敢行しました。

保険会社の本社取締役のひとりの方に、厚さ3センチの書面を書留で送らせていただきました。

その冒頭の部分を、以下にコピーいたします。

いつもの通り、■や✕の伏せ字は必然ですので、ご容赦ねがいます。
文中の青字は、説明の為に今回書き加えたものです。




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総務部 ■■■■■本部長(←保険会社本社の本部長)
 ■■ ■■様


拝啓 時下ますます・・・、と書き始めなければいけないところですが、 “前略”で始めたい思いで、このお便りを書きだしました。
突然のご連絡の儀、お許しください。


概略をお話しさせていただきます。
平成29年11月✕✕日、私ども夫婦の長男である■■■■■(←長男の氏名)( 当時中学1年生12歳)は、朝の自転車通学途中、通学路にて車に衝突され怪我をしました。
その加害者の任意保険は貴社:■■■■■■保険株式会社の契約であります。
貴社:■■■■■■部の対応に憤りと不信感を禁じえませんでしたが、私共は親として、まず長男の治療と回復に心血を注ぎました。


平成30年4月には、長男の状態も落ち着いてきましたので、貴社"お客様デスク"に(電話)相談させて(←支社の対応ではらちが開かないので)いただきました。[インシデント: NO.■■■■-■■■■]
お客様デスクからの返信として、差し戻しのような形で、■■■■■■部(←それまでと同じ支社)を指定された為、■■■■■■部あてにメールで、私の言い分を上申書という形で、資料のデータと共に同センターのH氏に今年(平成30年)5月✕✕日に送信いたしました。
(ご参考に、それらのファイルはこの手紙にも同封させていただきました)


同✕✕日、貴社:H氏より『当社としまして、警察見解確認のため刑事記録の取り付けを弁護士に依頼・・・云々』の返信が来ました。(結局、お客様デスクに相談しても、今までの支社の同じ担当でした)


その後一か月以上、H氏からメールも電話も何ら頂戴しておりません。
刑事記録は申請して当日、掛かっても数日で入手できるようですし、一か月は長すぎるように思われます。(私が検察庁に行き、刑事記録のコピーを申請したときは、当日30分後に貰えました)
平成29年11月✕✕日朝の事故以来、息子は『(自転車に)乗ればまた車に轢かれる』という恐怖に憑りつかれ、不登校寸前まで追い込まれ、どうにか自転車通学を再開するまで4か月以上を要しました。
私共家族全員の心身も疲弊しました。
貴社の事故以来の対応は、信用できず極めて遺憾に存じます。




何ら面識もない■■様(←本社の本部長)に、突然このような無礼極まりないお手紙を差し上げますのは、誠に申し訳ないのであります。
しかしながら、できましたら私共家族の味わった辛さにご理解を戴き、■■様(←本社の本部長)のお力をもって、この問題の早期解決にご助力いただきますれば、これ以上の幸せはございません。
以上事情ご賢察のうえ、何卒ご対応をいただきたく、伏してお願い申し上げます。


末筆になりましたが、時節柄ご自愛下さいませ。


敬 具


            〒✕✕✕-✕✕✕✕ ■■市■■■区■■町 ✕✕✕✕-✕✕
                      ■■ ■■
                (↑私の住所氏名) 

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上の文章以外に、”上申書”という名目の実際は『訴状』A4で約30枚、その根拠となる証拠の調査データや画像、資料を保険会社の本社:本部長に送りました。


私にも、サラリーマンの経験が20数年あります。


担当部署の上司を遥かに通り越した、本社の取締役に直訴という暴挙は、出来ればしたくはありませんでした。


ですが、これはウチの家族の問題だけではありません。


今の少子化日本を考えれば、公立学校の統廃合化が今後も進み、遠くの中学に自転車通学をせざるを得ない中学生が、ますます増えてくるでしょう。


世界のどんな国であろうと、その国の将来を担う子供たちは”国の宝”とされる時代です。


私の知る範囲の国々では、子供たちはとても大事にされています。


その子供たちの安全と将来が、日本ではちょっと・・・・。


(次回に続きます)