北京の世界遺産故宮博物院が全面禁煙に

＜故宮＞600年の歴史上初の全面禁煙へ、
違反者には罰金や刑事措置も―北京市
Record China　5月20日(月)16時3分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72470
http://www.news365.com.cn/xwzx/gd/201305/t20130519_1151341.html
2013年5月18日、中国の世界遺産　故宮博物院(北京市)が
全面禁煙が施行され罰則付きの受動喫煙対策がはじまった
北京の地元紙・法制晩報が報じた。
「国際博物館デーの１８日同日施行された故宮の禁煙規定は
職員が喫煙したら全部門の防火奨励費（ボーナス）が支給されない。
入場客が喫煙したら職員が制止するが、無視して喫煙したら
公安機関に移送して処理する。故宮には至るところに
禁煙表示があるが、喫煙する観光客が後を絶たなかった。

故宮博物院の単霽翔（シャン・ジーシアン）院長は
「禁煙を徹底するのは非常に困難なことだ。これからは
世界遺産の保護と、増え続ける観光客対策に全身全霊で
取り組んでいかねばならない」と話す。これまで
自ら吸い殻拾いを続けていた単院長は「故宮の職員にも
喫煙者が多く、過去に何度も禁煙を呼びかけたが
実行されなかった。今回の禁煙規定は職員の全体会議に
かけられたものだが、私が『反対者は手を挙げて』と
言ったところ、誰も手を挙げなかったので決定した」
と笑顔を見せた。（翻訳・編集/本郷）