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米海軍MHー53Eヘリコプターの「窓」落下事故に対して厚木基地司令官に抗議と申し入れ・・・・・「爆音をなくし、米空母の母港の母港母港に反対する厚木基地周辺住民の会」と日本共産党

  7月31日、「爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」と日本共産党神奈川県委員会・同党県議団、日本共産党大和市議団、綾瀬市議団、寒川町議員団は、7月27日にMHー53Eヘリコプターが厚木基地を離陸する際に滑走路に窓を落下させた事故に対して、厚木基地司令官に抗議・申し入れを行いました。対応した厚木基地渉外部長と当直士官は「皆さんの要望を上司にきちんと届ける。正式なルートを通して事故の原因を日本側に伝える」と話しました。


7月31日 厚木基地正門前での抗議と申し入れ

「爆音をなくし、米空母の母港の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」の申し入れ文書は下記の通りです。

米海軍厚木基地航空施設司令官

ロイド・B・マック大佐 殿              201831  

         爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会       

米海軍MH―53Eヘリコプターの「窓」落下事故に抗議するとともに事故原因の徹底究明と公表、再発防止策と安全対策ができるまで同型機の飛行中止などを求める要望書 

 7月27日、防衛省・南関東防衛局から厚木基地周辺自治体に対して「米軍機の部品落下事故について」の情報提供があった。米軍と防衛省の説明によると、「7月271148分、米海軍大型ヘリコプターMH―53Eが厚木基地を離陸したところ、2mから3mの高さで滑走路に窓を落下させた。落下物は、ポリカーボネート製の窓とアルミとプラスチックからなる窓枠で人的被害はない」とのことでした。人的被害はなかったものの、基地外で落下すれば大きな被害がでることもあり得る事故であり、私たちは、今回の事故に強く抗議するものである。
 厚木基地周辺では米軍機による部品落下事故が昨年も2回生じている。
 
5月4日、1014分に厚木基地を離陸した空母艦載機(第141電子攻撃飛行隊のEA18Gグラウラー)が12時5分に厚木基地に着陸するまでの飛行中にBRU部分のプランジャーキャップ(直径約2cm、長さ約2cm、重さ約85g)を落下させた。
 
また、5月24日、1345分に厚木基地を離陸した空母艦載機(第115空母空中早期警戒飛行隊のEー2C早期警戒機)が1615分に厚木基地に着陸するまでに着陸装置のブランケット(金属製・長方形・白色塗装・約37.5cm×3.5cm×約1.2cm推定重量約450g)を落下させた。続いて起きている米軍機の部品落下事故に続く今回の窓の落下事故は基地周辺住民の不安を増大させている。

そして、注視しなければならないことは事故を起こしたMH―53Eヘリコプターが7月13日から30日までの予定で実施された陸奥湾での日米印共同訓練(機雷戦訓練、掃海特別訓練)に参加していたことである。この共同訓練は23日にマスコミ関係者に公開された。事故機と事故機と同型のヘリコプター2機は、7月16日に岩国基地から厚木基地に飛来し、給油後に三沢基地に向かい、その後、日米印共同訓練に参加した。訓練後に事故を起こしたヘリコプターは27日に三沢基地から厚木基地に到着、給油後に離陸しようとして窓を落下させる事故をおこした。北朝鮮のミサイル発射や中国の海洋進出などを理由に米軍が韓国、日本、インドなどとの共同訓練を強化してきたことが安全優先を無視し米軍機の事故が多発していることと無関係とは決して言えない。
 貴国のトランプ大統領が米朝会談を行い対話に舵を切ったことを踏まえれば、米国を中心とした共同訓練は縮小し、更に中止をすべきであり、更なる対話で緊張緩和を進めるべきである。このことが米軍機の事故を少なくすることになるはずである。
 こうしたことを踏まえて、私たちは次のことを強く要望する。

①  今回の事故原因を徹底究明し、その内容を公表すること。

②  再発防止対策をとるとともに安全対策がとれるまで同型のヘリコプターの飛行を停止すること。

③  米軍機の飛行に当っては徹底した整備・点検を行い安全第一にすること。

 

 

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厚木基地で事故を起こしたHMー53Eヘリコプターは陸奥湾で行われた日米印共同訓練(機雷戦訓練、掃海特別訓練)に参加をしていた

   7月27日、厚木基地で事故を起こしたHM―53Eヘリコプターが7月13日から30日までの予定で実施された陸奥湾での日米印共同訓練(機雷戦訓練、掃海特別訓練)に参加していました。この共同訓練は23日にマスコミ関係者に公開されました。事故機と事故機と同型のヘリコプター2機は、7月16日に岩国基地から厚木基地に11時53分に着陸、給油した後に13時58分に厚木基地を離陸して三沢基地に向かいました。その後、事故機と同型のヘリコプター2機は日米印共同訓練に参加しました。訓練後に事故を起こしたヘリコプターは27日に三沢基地を離陸、10時37分に厚木基地に到着、給油後の11時48分に離陸しようとして窓を落下させる事故をおこししました。岩国基地 → 厚木基地 → 三沢基地 → 日米印共同訓練に参加 → 厚木基地到着、これが事故を起こしたHMー53Eヘリコプターの飛行経路です。北朝鮮のミサイル発射や中国の海洋進出などを理由に米軍が韓国、日本、インドなどとの共同訓練を強化してきたことが安全優先を無視し米軍機の事故が多発していることと無関係とは決して言えないと思います。
 トランプ大統領が米朝首脳会談を行い対話に舵を切ったことを踏まえれば、米国を中心とした共同訓練は縮小し、更に中止をすべきであり、更なる対話で緊張緩和を進めるべきではないでしょうか。このことが米軍機の事故を少なくすることになるはずです。

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