2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

魚住昭著 『野中広務 差別と権力』(講談社文庫)

2009-08-09 23:33:44 | 読書
この本は、野中広務さんの生まれから政界引退までを追ったノンフィクションです。

個人的には、日本に居なった細川連立内閣成立から社会党村山を総理大臣とする自社連立内閣成立までのあたりが興味があった。

魚住さんがこの本を書いた動機は下記のとおりです。
「政敵を震え上がらせる恐ろしさと、弱者への限りない優しい眼差し。いったい野中の本当の姿はどちらなのだろうか。」(13~14ページ)

読んでみると、どちらも本当の姿なのだと思います。

彼のような政治家が自民党の中には少なくなってしまって、現在のような凋落ぶりをみせることとなったのかもしれないと思うのは私だけではないはずです。
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