2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 宮本太郎著『生活保障』(岩波新書)

2010-05-26 19:01:00 | 読書
本書で繰り返し強調されることは、雇用と社会保障との連携であり、その結果としての「人々を社会に包摂していく」ことである。これは、北欧諸国が巨額の社会保障費の多くを雇用対策(職業訓練等)にさいて、経済成長を維持させているからという事実に裏打ちされている。
それに加えて、北欧諸国は、現役世代に対する現金給付の支出の割合がかなり多いのが特徴。通常は、年金の支出の割合が多いとの指摘もあった。
また、話題のベーシックインカムの紹介(いくつか種類がある。)及び問題点の指摘もあった。

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