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2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 読売社会部清武班著 『会長はなぜ自殺したのか 金融腐敗=呪縛の検証』(七つの森書館)

2012-07-07 02:39:14 | 読書
本書は、1997年からの1年間で明らかになった金融腐敗事件について書かれている。
この事件は、東京地検が当初野村証券による総会屋に対する利益供与事件を捜査していたところ、第一勧業銀行、山一証券、日興証券及び大和証券も同様の利益供与をしている疑いが高まり、社長や常務といった経営陣トップが相次ぐ逮捕され、有罪判決を受けた。特に第一勧業銀行は、元会長、副頭取など11名もの逮捕者を出したうえに、現会長が自殺するなどした。
また、金融機関による大蔵省、道路公団、日銀に対する「過剰接待」も贈収賄事件に発展して、こちらも多くの逮捕者を出し、しまいには大蔵大臣や日銀総裁の引責辞任に至った。
そろそろ、このことを忘れて、タガが緩んできてなければいいが。
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