ホイッスルバード あいざわぶん

カワセミと熊蜂 

岸田首相を襲った容疑者(犯人と書いてもいいけど)の

昨年の政治的行動がわかってきた。

一般国民が驚くほど政治的な関心が高かったようだ。

それらの行動を知って、私は次のように感じた。

 

〇知能指数は低くないけれど、頭は悪い人

〇他人と比べると、かなり執念深い人

 

そう感ずるのは、一度思ってしまったら行動が粘着的で、

諦めや気分を変えるという行動を取らない。

良く言えば愚直だが、周りが見えてないところが厄介だ。

 

もう一つ感じたのは、「個人的暮らしが破綻し、年齢的な

焦りも抱え、暴発して向った先が今回の事件」なのだろう

ということ。

 

裁判では「犯行時の個人の暮らしが、どれだけ破綻して

いたか」が問われるだろうが、やってしまったことは「テロ」

であることが明白になってしまった。

「15歳から引き籠り、未来に絶望し、自暴自棄の果ての

テロ行為」であるとしても。

 

同情するとしたら、仕事にも就けぬ精神状態のことか。

学歴が中卒でも、引き籠りでも、仕事は幾らでもある。

だから精神的に他人と関りを持てない点が悲劇である。

 

まだまだ分からぬ部分は多いが、薄っすらと見えてきた

のは、社会と交われない人の絶望感だ。

その本人しか理解できない苛立ちを、私は感ずる。

 

引き籠りの人たちが犯罪予備軍と言いたいのではない。

そこは強調しておかねばならない。

しかし、15歳から34歳の無業者は63万人も居るのだ。

40歳から64歳の無業者は61万人も居るのだ。

併せて124万と思うのは浅はかで、引き籠り・無業者は

表面化しずらいから、どれだけ存在するのかわからない、

というのが本当のところなのだ。

最低でも、「愛媛県や山形県の人口と同じ数の人々が、

どうしていいか分からず、苦しんでいる」のである。

今の政治で、こういう人たちが減ると貴方は思えますか。

私はこういうことも含め、「未来は暗黒」と結論したのだ。

 

ああ、暗い、暗い。このまま終わるのでは暗過ぎる。

ということで、昨日の散歩で写した光景を。

道後公園(湯築城跡)の堀には今年もカワセミが。

重い望遠カメラを持った暇人が毎日撮影に来ている。

美しいホバリングをしたら、暇人から歓声が上がった。

カワセミとしたら、迷惑だろうなぁ、毎日毎日だもの。

藤棚に近付くと必ず熊蜂が何匹も飛んでいる。

大きくて真っ黒でぶんぶん飛ぶから皆さん怖がるが、

蜂の中では最も優しいのが熊蜂である。

動きを観察して分かったことがある。

他の飛ぶ生き物には瞬発的に威嚇するということ。

ほぼ一か所の空中でホバリングしているが、視界に

他の生き物が入ると、一気に威嚇行動のため飛び

立ち、元の位置にすぐ戻ってくる。

藤棚が餌場だから、それを守っているのだろう。

(丸い標識の影の左に飛んでいるのが熊蜂)

 

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