黛ジュン・由紀さおりー二人のビッグショウ

こうして並べられると由紀さおりのうまさばかり目だってしまう。
ハモリもうまいし、姉と二人で童謡を歌って成功したのも当然だ。

この二人はどちらも好きだ。
甲乙つけがたい。

由紀さおりはストーリーの映像が浮かんでくるような歌が多い。
しっとりとした歌も多いし、子供のような可愛い声で歌っている時もある。
小品などではその真価はすごいものだ。
由紀さおりも太ってしまい、歌に粘りがなくなってしまった感じが強い。
体が悪いのかなあ。
この頃はまだ大丈夫なので、ききごたえがあった。

人は肉体が衰えるとどうしても歌にも影響する。
年をとることは寂しいなあ。
でもまだ歌えるだけいいのかも。

私がきいていた人たちが段々とこの世から消えていっている。
音楽も私が若い頃が最高だった気がする。
新しい事に反応しなくなっただけかな。
でも今の電気だらけの個性のないサウンドは面白くない。
演奏の力で色々なものがあって然るべきだと思う。


途中まで・二人のビッグショウから
黛ジュン・由紀さおり