ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

イラチなオッサンと一騒動

2019-12-27 06:31:27 | 世相
 関西では、堪え性がなく直ぐイライラする人をイラチと言います。市役所のロビーで、そんなイラチなオッサンと一騒動を起こしてしまいました。

 そのオッサン、定年退職して間もないと思われ、時間を持て余しているのか7月頃から市役所通いを始めた新参者です。肌の色艶からすると年の頃は63、4。気の強そうな目をしています。

 最初は食堂でよく見かけていました。最近はロビーにも姿を見せるようになりました。ジッとしていることが苦手らしく、ロビーでも食堂でも立ったり座ったりを繰り返し、いつもウロウロしています。

 最近の彼の行動は基本的に私と同じ、先ずロビーで時間を潰し、その後食堂に移って食券発売まで席に座って待ちます。発売5分前になると、いつも発券機前に一番か二番に立っているのが定番の彼です。

 先日、ロビーで新聞を読んでいたら途中で催してしまい、席を中座してトイレへ。トイレを済ませたついでにロビーを通って外の喫煙所に行ったのですが、今思うとこれが騒動の大元でした。

 一服して席に戻って来ると件のオッサンから、
「読んでないなら新聞架に戻せよ!」と大きな声がしました。自分のことかもしれないとわかったものの、無視を決め込んで新聞に集中することに。落ち着いて字面を読めるようになるまで暫く掛かりました。

 さて、新聞を読み進めていくと1枚だけ半切の紙面がありました。バラバラにならないよう、ホッチキスで留めてやろうと席を立って受付に。再び席に戻って来るなり彼のオッサンに、
「新聞の私物化だ! 市役所にあるものは、みんなのものということがわからんのか?!」と怒鳴られました。

 関西では、こんなときにもし黙っていようものなら自分の非を認めたことになります。だから「(これは黙っていちゃいけない、何とか説明しなければ)」と思いました。

「新聞がバラバラにならないようにと思って、留めてきただけですよ。」
私の方はこう言って説明したつもりでした。どうやら怒鳴り声に反応して脳が固まってしまい、うまく言い返せなかったようなのです。

 案の定、これではうまく意味が通じなかったらしく、彼は再び大声でこう返して来ました。
「市役所にあるものは、みんなのものだ! アンタだけのものじゃない! わからんのか?!」
これに対し、こちらも間髪置かずにこう反論しました。
「そんなこと、よくわかっていますよ! 私のものでもないし、アンタのものでもない! 新聞は早い者勝ち、と言うことですよ。」こう言ったら相手は黙ってしまいました。

 本来は、「(新聞に)バインダーから離れた紙面があって、・・・」と前置きすべきだったのです。慌てていたので言葉を思いっきり端折っていました。その結果が、意味不明の説明不足となったようです。

 交感神経が興奮して “売り言葉に買い言葉” となったら、ろくなことがありません。何時いかなる時にも平常心を保つ? こんな考えはどこかに吹っ飛んでいました。

 いざというときに “ひと息ついて 一歩引いて” って難しい、そう思い知らされました。

 後で振り返ってみたのですが、よくまぁあんなふうに強気で言い返せたものと思います。気が小さく臆病者の私にとって、これは冷や汗ものの出来事でした。オソマツ!



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