ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

初対面での2~3分が人物評価を決める?

2022-06-29 06:42:19 | 食道がん

 “食道がん” の主治医が異動で交代した話はすでに報告済みですが、新任の外科医が信頼できる主治医たり得るのか否かまだ評価を決めかねています。

 それはなぜか? 新任の外科医  K 先生(40歳)との初対面のとき、ある出来事があったからです。

 診察室に入って初対面の挨拶を交わし、椅子に腰掛けたら直ぐに、 K 先生、検査データを印刷した紙を私の方に差し出して来ました。

 そして、データ中のある項目のある部分をボールペンで丸く囲って見せ、K 先生は、こう言って来たのです。

「強いDCF療法(がん化学療法)から早6ヵ月。
 実は、腫瘍マーカーが基準値上限(越え?)なんですよ!
 6ヵ月も経てば、十分食道を塞ぐぐらいの大きさになりますからネ~」
と、脅しとも受け取れかねない言葉が続きました。

 私の方はボールペンで囲った部分をよくよく見てみたのですが、丸で囲っていたのは基準値の上限値5 . 0の部分、腫瘍マーカーと言ったのは
CEAで測定結果の数値は4 . 1、基準値内だったのです。

「(この医者、大丈夫かな?)」と、私が思ったのはこの時でした。

 そこで、  K 先生にこう言って抗ってみました。
「基準値内ですし、データは時系列で見ないとはっきりしないのでは?」と。

 これに対してこれといった K 先生の反応はなく、代わりにこんな提案がありました。
「どうですかこの際、内視鏡検査を再び受けてみませんか?」
かくも K 先生には、どこかテンポがずれて人と波長の合わないときがあります。

 前回述べた、がん化学療法6ヵ月後の経過観察:食道内視鏡検査は、こうした一連のやりとりから実施の運びとなったわけです。

 もしも “がん” が再燃・再発していたら、そろそろその証拠が現われる時期。そう  K 先生が考えたとしても無理からぬことです。

 ならば単刀直入に言えばいいのにそうはせず、内視鏡検査を受けさせるためなら “ウソも方便” というのは戴けません。

 初対面での印象がこんな具合の K 先生でしたから、今のうちに是非とも釘を刺しておかなくてはと思い、私自身の考えを予め表明しておくことにしました。
 再発や転移など悪化した場合の治療法について、私のたっての希望です。

  ● がん化学療法は精々2クールまで、後は放射線療法でいきたい
  ● 放射線療法が無効の場合、延命治療ナシの緩和療法でいきたい

 内視鏡で採取した組織切片の病理所見は、次回再診時に出て来ます。
さて、どんな結果となりますやら。

 で、そのときの新しい治療方針の立て方如何で、もう少し K 先生の人となりが明らかになると思っています。こちらの方も、どうなることやら。

 

 

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ストレスの強く掛かった方が余計にハイになる?

2022-06-22 07:48:18 | 病状

 つい先週のこと。胃内視鏡検査を受けた後、開放感からか久々にドライドランクのようなハイな気分(軽躁状態?)を経験してしまいました。

 食道がんの主治医が異動で代わり、後任の K 先生が化学療法6ヵ月後の経過観察として最初に指示を出したのが胃内視鏡による病巣部位の目視検査でした。

 主旨が病巣部位の再確認ですから、ヨード染色やら、組織切片採取やら、それはもうしつこいぐらい食道内を上下に動き回る胃カメラでした。

 なぜ、そんなしつこく? 元あった部位に腫瘍が見当たらなかったのか、内視鏡に慣れている私でも、さすがに嘔吐しそうになった程でした。

 ドライドランクに似た軽躁状態になったのは、内視鏡検査から解放されて清算直後の会計窓口でのこと。

 支払いを済ませた私はつい気が緩んだのか、顔見知りの会計担当者にいとも気安くこんな言葉を口走っていました。

「つかぬことを伺いますが、私の髪って床屋に行くべき時期でしょうか?」
「えっ、・・・さぁ~?!」と、戸惑いを見せた会計担当者。
それを見て追い打ちを掛けるように、
「髭は、こんなんですけど・・・」と、マスクを下にずらし、不揃いに伸びた口髭を見せた私。
「そろそろ、・・・ですかねぇ?!」と、どっちつかずの反応を見せた会計担当者。それを見てさすがに、
「いや~、厚かましい質問をして失礼しました」と、それ以上のことは思いとどまることにした私でした。

 なぜ唐突に散髪の話を? がん化学療法で一旦脱毛した頭ですが、再び生えてきた髪を散髪したのは2回だけ。
 しかも、前回の散髪から1ヵ月ほど経っていたので、そろそろ床屋でもと思っていたのですが、まさか病院職員に判断を仰ぐとは・・・?

 件の会計担当者とは、ここ20年来、年に何度も顔を合わせています。とは言っても、散髪自体は個人の趣味的なことなので、聞かれた方もさぞかし困ったことでしょう。

 実は、表題の言葉を思いついたのはこの出来事がきっかけでした。思えば、ドライドランクを初めて自覚したのが大腸内視鏡検査を受けた直後のことだったのです。

 断酒して9 . 5年超が過ぎ、今さらドライドランクもないと思うのですが、強いストレスが掛かった直後はまだまだ油断できないということ、改めて思い知りました。

 

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行きつけの調剤薬局で

2022-06-15 07:05:45 | 老化現象

 ほぼ20年来利用している調剤薬局があります。薬剤師の顔ぶれは、ほぼ変わっていません。

 医者なら掛り付け医と言いますから、調剤薬局の場合もやはり掛り付け薬局とでも言うのでしょうか? それとも普通に行きつけの薬局?

 ともかく付き合いが長いので、処方された薬を受取って精算するとき、二言三言無駄口を叩くのが私の楽しみ、また定番ともなっています。

 転んで傷めた左膝の痛みがまだ引かないので、先日、湿布薬を出してもらいに件の調剤薬局へ行きました。もちろん処方箋持参です。

 さすがにその日は、薬剤師の方からこんなふうに聞いてきました。
「膝の調子はどうですか? やはりまだ痛みがヒドいですか?」
「残念ながらやはり、まだまだ痛みますけど、・・・。
 もう少し身体が柔らかかったら、こんなケガなどしないで済んだのに」と、ついボヤいてしまいました。

「下手したら骨折していたかもしれないのに、・・・。
 身体が硬くなかったお陰で骨折しなくて済んだと、
 どうして逆転の発想ができないんですかねぇ?
 その方が断然、気分的にも楽でしょうに?!」と、たしなめられました。

 親身になって、こんなふうに忌憚なく言ってくれるのも長年の付き合いの賜。やはり掛り付け薬局と格上げすべきでしょうか?

 私の方はと言えば、ボーッとしていた頭に水をブッ掛けられたようなもの。まだまだ若いときの意識のまま、それからちっとも変わっていない、と気づかされました。

もう少し身体が柔らかかったら・・・」は何気なしに口から出た言葉だったのですが、もちろん私の本音です。

 まぁ、老化で身体が硬くなるのは当たり前のこと。それなのに未練がましくボヤキ節を口にしていたとは、若いときによくやった “無い物ねだり” と同じ発想だったようです。

 悪い方へ悪い方へと考え出したら、気分も塞ぎがちになるばかり。それなら少しでも良いように考えた方が、その分ゆとりを持って物事を眺められ、前向きに対処できようというもの。

 “ありのままを、ありのままに受け入れる” いゃー、大切な言葉を忘れていました。

 

 

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大事な買物ほど試用してから、が肝腎

2022-06-08 07:37:19 | 雑感

 便利が一番の今の世の中、コロナ禍にも後押しされて、「物を買うならネット通販で」が一層流行っているようです。

 前回の記事で触れた、藤製高座椅子が壊れてしまった話。この高座椅子も実はネット通販で買った品物でした。見るからに写真映えする藤製で、和室にシックリ調和するように見えました。

 宅急便で家に届くなり、品物を大急ぎで組み立て即座ってみたのですが、
「座り心地を確かめてから買えば良かった!」と悔やんでみても “後の祭り”。その座り心地の悪さから一遍で、それまでの淡い期待がぶち壊しとなりました。

 肝腎のクッションはと言えば、薄っぺらなスポンジ入りの座布団一枚だけ。しかも、硬い板張りの座面の上に直にです。

 腰(脊柱管狭窄症)の手術を受けた身には実に酷で、まさしく “安物買いの銭失い” を地で行く買い物をしたものです。

 ところで、私の部屋は畳敷きの和室です。それにもかかわらず、
「胡座も座椅子も、腰に悪いからダメ!」と、医者から厳命されてもいます。

 高座椅子には丈の短い脚が付いてはいても、座面高が低いだけに腰への負担は相当なもの。
ですから本来なら、高座椅子の使用もダメなのでしょう。

 “空白の時間” の無聊対策に、PC遊びは必須です。そのPC操作に机・椅子が不可欠なのも現実。そんな家庭の事情から、やむにやまれずの高座椅子だったのです。

 私は元々、服・ズボン、靴などの身に着ける物を買うときは、買う前に試用してみることを信条としていました。つまり、服・ズボンなら試しに着てみる、靴なら試しに履いてみる、です。

 そんなわけで、再び高座椅子を買うなら必ず座り心地を確かめてから、と改めて決心し直したわけです。

 座り心地を試せる所と言っても最近は、店内に商品を展示している家具ギャラリーが少なく、試用機会は皆無に等しい状況です。 が、ネット検索した結果、ニ○リの家具ギャラリーが隣町にあることを知りました。

 これ幸いとその家具ギャラリーに行ってみたら、店内に展示してあった高座椅子は2種類だけ。当然、両方とも実地で座り心地を確かめることができました。

 試用してみた結果、選ばなくて済んだのがロータイプの高座椅子。座面高が低くすぎて腰に掛かる負担が半端ないのです。こんな実感、写真ではわかりません。

 で、私が納得の上選んだのは座面高が調節可能でクッションの良いヤツ。背もたれの丈と配達料がやや高め(?)だった以外、これと言った粗(アラ)のない良い買物でした。

 やはり大事な買物ほど試用してから、・・・以上、メデタシ・メデタシ!

 

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思い知らされた “地頭の悪さ”

2022-06-01 06:39:00 | 雑感

 座り心地は最悪ながら、結構重宝していた藤製の高座椅子が壊れてしまいました。

 ネットで見つけたこの高座椅子、座面高の低さが和室によく調和して、見栄え的には満足していました。

 とは言いながらこの高座椅子、脊椎狭窄症術後の腰には大層負担の掛かる酷な椅子でした。

 クッションは薄っぺらなスポンジ入りの座布団一枚だけ。なるべく腰に負担が掛からないような工夫など何もないシロモノで、“安物買いの銭失い” を地で行く買い物だったのです。

 さて、壊れた椅子などの粗大ゴミは、処分場まで自分で持ち込んだら無料です。その持ち込み役は相方が引き受けてくれました。そこまでは良かったのですが・・・。

「これで椅子の重さを測って!」と早速、家庭用体重計を持ってきて、こう仰る相方。

 ご存じのように家庭用体重計と言ったら、野球の塁ベースのような平べったい四角いヤツ。測る対象は、人のようには二足立ちできない椅子ですし、狭い測定盤では(椅子を)乗っけるだけの広さもありません。

 なぜ、椅子の重さ測定が必要か合点がいかなかった上、どう工夫したら家庭用体重計で測れるのか一向に思いつかなかった私でした。

 そんな様子を見ていた相方が、再びこう仰る。
「先ず、椅子を持ったまま体重計に乗って!
 ・・・後から、体重分を引けば椅子の重さでしょ?!」
いゃ~、この一言の有り難さ、参りました。

 応用が利かないというか、頓智が働かないというのは、こういうときの鈍い頭のことを言うのでしょう。正直、自分の “地頭の悪さ” を嫌というほど思い知らされました。

 “地頭の悪さ”、そう言えば昔、幾何(図形)の成績が悪かったのはこれが原因? 納得しました。

 ところで残る問題は、高座椅子の重さがなぜ必要だったのかですが・・・。

 何のことはない、我が市では、無料で持ち込める粗大ゴミにも重量制限があって、機内持ち込みと同様10 kg以内が条件なのだそうです。

 こんな重量制限のあること、皆さんはとっくにご存じですよネ? 

 

 

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