ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

孫の運動会に思う

2019-06-04 05:55:53 | 雑感
 先週の土曜日に孫の運動会に行ってきました。次男のところの小3になった孫の運動会です。

 この日はまさに運動会日和、朝からからっと晴れ上がった気持ちのいい日でした。これでは子ども達が熱中症になるのではと気がかりでもありました。

 会場の校庭に行ってまずビックリしたのは、トラックの周りに大型テントがいくつも張ってあったことでした。本部席や来賓席だけなら例年通りなのですが、何と児童席にも張ってあったのです。

 去年までは10月初めの開催だったこともあって炎天下に晒されていた児童席でしたが、各地で報道された熱中症にさすがに市も配慮したのでしょう、これで安心して見物できました。

 もちろん、父兄席は炎天下、テントなどありません。私は頭に帽子、首にタオルを巻いての観戦でした。日頃、ゴミ拾いで慣れている身には何てことありません。

 運動会で人気のある目玉競技は、やはりリレーと騎馬戦ですね。リレーは4年生以上の各学年全員での競技、騎馬戦は5、6年生合同の競技でした。

 そのリレーですが、脚の遅い子も速い子もゴッチャ混ぜで走ります。見ている内にあることに気づきました。遅い子は後ろを気にしてばかりで前を見て走っていませんし、速い子はひたすら真っ直ぐ前を見て走りに集中していました。かくて、速い子と遅い子とは一目瞭然なのでした。

 リレーの醍醐味と言ったら、やはりバトンタッチでしょうか。5 mぐらいの差なら、うまいバトンタッチで一気に抜き返して10 mも先に行った場面が何度もありました。バトンタッチは練習でどんどん上手になりますから、もっと練習に時間を割けたなら、もっと子ども達も達成感を味わえたのではないでしょうか。

 こんなところに着目して子ども達に連帯感を育むのも教育ですし、来年開催のオリンピックに向けてリレー競技のおもしろさを教えるのにも好機だったろうにと、残念に思いました。

 さて騎馬戦ですが、勝敗を決するのはやはり馬の強さと奇襲攻撃ですね。

 馬には体格の良い子がなるべきで、体重の重い子が上に乗ってはいけません。合戦中、馬が崩れて敗戦した組がいくつもありました。合理的な役割分担とはどうあるべきか、子ども達に十分話し合わせるのも教育の務めだと思います。

 ところで、戦いは潔さだけでは勝てません、小狡い作戦もあり得ます。一騎打ちに夢中になっているところに、別の組が後ろから奇襲攻撃をかけて帽子を奪った場面には流石と唸ってしまいました。こんなところも不条理な大人の世界に備えた現実的なミニ演習になるのだと思いました。

 ここでちょっと唐突ですが、誰かが言っていたようにこの国の大学教育には問題が多いと思います。入学試験にパスさえすれば後は難なく卒業できる、卒業しても英語ひとつ話せない、大学教員の方も一旦教授になりでもしたら一流誌に採用される論文など書かなくなる、こんな教育システムでは世界に伍していけません。今こそ大学教育システムに大鉈をふるうべきではないでしょうか。

 逆に、ゴチャゴチャ手を入れられているにもかかわらず、初・中等教育システムには重大な問題が少ないように思います。本来、社会に適応して生きていけるだけの基礎学力やルールをしっかり習得できればいいのであって、過剰ななカリキュラムなど無益ではないか、小学校の運動会ひとつ見てもそんな思いを強くしました。

 ところで、肝腎の孫は、80m走で6人中4位でした。まぁ、こんなものでしょう。

 お昼は体育館が開放され、涼しい館内で家族揃って食事を楽しむことができました。雨模様の日ならともかく、これも熱中症対策なのでしょう。テントを張った児童席の設定や、このお昼の体育館解放に時代の変化を感じたのは私だけでしょうか?



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コメント (2)
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