ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

歳を取ればワルくなる?

2016-11-29 08:56:11 | 世相
 週1回の通院となってからも、朝早く市役所まで歩いて行くことが多い。市役所は最寄りの駅の駅前にある。何のことはない、毎日通院と同じことをしているだけのこと。私の行動パターンは何ら変わっていない。
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 市役所に特別な用事などない。ただ、ロビーに置いてある新聞を読みに行くだけだ。朝早くから集まって来るのは、同じように新聞目当ての老人が多い。老人ばかりでさぞ静かで穏やかなものだろう、と普通は想像する。そう思っていたら、大きな間違いだった。可笑しな奴はどこにでもいるものだ。

 新聞越しに、聞えよがしにブツブツ呟く輩がいた。私の向かいに腰かけたその老人は、同年配かやや歳上だと思われた。頬が弛んで歳相応の顔をしていた。最初は、何か気に障る記事があってのことと思っていた。が、どうもそれが違うらしいと途中で気が付いた。私が新聞を読み終えて起ち上がろうとすると、訝しい目を何と私に向けていた。私はお愛想のつもりで、
「これ(新聞)、読みますか?」と声をかけてみた。すると、
「ちぇ、唾を付けて捲った新聞なんか・・・」と返ってきた。よく見ると、穏やかな目などでは全くなく、私を射すように睨んでいた。

 顔つきからは歳相応に見て取れるものの、目は違っていた。穴倉の小さな穴から外界を覗いている目、とでも言えばいいのだろうか。アラを見つけでもしたら直ぐいちゃもんを付けてやろうという目つきだった。欲求不満でいじけているような目、そう、病んでいる目に見えた。

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 こんな目の持ち主が世間で老害を起しているのだろう。自分のことは棚に上げ、ついこんなことを考えてしまった。鏡に自分の顔を写して見た。もう病んでいる目ではない。こんなことを言っている自分は、人にはどう映っているのだろうか?



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