凍った雪の登山道を登って行く途中に温度計が設置されていました。
見ると、マイナス8℃。
周りの枝には細く霧氷が着き、ガラス細工のようでした。
小休止でペットボトルの水を飲もうとしてキャップを開けたら、飲み口に氷ができているではありませんか。
登り始めは灰色だった空は、いつの間にか宇宙に居るかと思うほど深いブルーに変わっていました。
『久住分かれ避難小屋』まで来た時、南の方の展望が開け、昨冬に登った『根子岳』のギザギザになった稜線が目に飛び込んできました。
さらに歩を進めると、全面凍結した白い『御池(みいけ)』が見えてきました。
この池を訪ねるのは学生時代以来です。
40数年前に『御池』で撮った写真
今は山岳会の皆さんの中に居ながら、私だけは遥か遠くに過ぎ去った青春時代を思い出していたのでした。
その後、『池の小屋避難小屋』で昼食を摂り、『中岳』と向かい側にある『天狗ヶ城』に登り下山してきました。
今年初の登山は、久々の冬山登山でした。
吹きっさらしの斜面と山頂では、強風で顔や指先が切れるかと思うくらいに寒かったです。
でも、✖️ルカリで手に入れたダウンジャケット・中間着・冬用登山靴等に守られて、新年早々に九州本土最高峰に立つことができました。
2023年も良い年になりそうな予感がします!