またまた、朝一番に歯医者さんヘ電話を入れました。
私は、前回治療した歯ではない自分の本当の歯が欠けてしまった事と、次の日の午前中に法事に行かなければならないので応急処置でいいから欠けた歯をくっつけてほしい事を伝えました。
受付の人から、
『また、あの人から変な電話がかかって来たわ! 今度はどこの歯かしら?』
とか、思われているのではないかと不安です。
受付の人からの返事は、
「それは大変ですねー! 別の先生になりますが、午後3時からはどうですか?」
私は、
『前回、治療してくれた先生がいいです!』
と、答えたかったのですが、そんな贅沢を言える立場ではありません。
返事は一つ、
「どうぞよろしくお願いします!」
午後3時前に、欠けた歯を持って歯医者さんに行きました。
またまた、待合室は結構な数のお客さんです。
緊急事態宣言が出されている都府県もある時です。
不要不急の外出は避けたいのですが、止むを得ず外出しなければならない人もいることを、自分がその立場になって初めて気付きました。
治療をしてくれた先生は前回とは別の先生で、少しガッカリですが、
「応急的な処置ですから硬いものを食べるとまた外れる場合もありますよ!」
と、その先生は予防線をしっかり張ってから、私が持って行った歯の欠片を接着剤でくっつけました。
私も、
「明日、法事があるもんで… 」
と、相手にとってはどうでもいい事を、上と下の歯の間に脱脂綿を挟んだまま言ったのですが、伝わったかどうかは分かりません。
受付で治療費を支払う時、
「次は半年後に案内を出しますから、その時また来てくださーい!」
の決まり文句。
この言葉、今年になって3回も聞きました。
私は、
「外れた時は、また電話しますから… 」
と、また余計な事を言ってしまいました。
翌日の法事は、お坊さんもマスクされていて(さすがにお経をあげる時はマスク外されてましたが)。
皆んなマスクだったので、
『これなら歯欠けたままでも気付かれなかったかも… 』
などと思ってしまいました。
新年早々、2カ所も歯が欠けてしまうとは、今年は一体どんな年になるのでしょう。
次第に老いを感じる今日この頃です。
私の欠けた歯の話に長々と付き合って頂きありがとうございました。
これに懲りず、また見に来てくださいませ🙇♂️
< 完 >