朝食前、私はこの地を離れることを惜しむかのように川沿いの散策道をゆっくりと小1時間散歩しました。
そして、バスターミナル2階にある喫茶コーナーでトースト&コーヒーのモーニングサービスをいただきながら、昨日まで歩いてた山々を感慨深く眺めたのでした。
キャンプ場に戻り全ての荷物をザックに収納し、バスで温泉町まで戻ります。
温泉街の一角にある駐車場に置いていた私の車に荷物を移した時、"永年の夢“ を叶えた充実感とともに、夢から醒めて"現実” に引き戻されたような虚脱感に似た感覚もまた同時に感じていたのでした。
あとは"現実” の世界です。
山道を車で30分ほど下った道端で松茸を売っているのが目に止まり、家で待つ家族への土産にと1本だけ購入しました。
新聞紙に包まれた松茸の香りが車の中に漂い、それ以降、我が家に着くまで豪華な気分を味わえました。
途中、昼食がてら麓の観光地を1時間ほど散策し、12:00頃に高速のインターチェンジを通過、帰路も12時間かかりましたが、無事、我が家にたどり着くことができました。
走行距離1990kmの"夢を叶える旅” の独り言でした。
《 完 》
長々とお付き合いいただき本当にありがとうございました。🙇♂️