羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

もみ消して冬

2018-03-18 21:54:08 | 日記


 もみ消せないのかよっ! クレーム来ちゃってたのかなぁ? 言うてもコメディで、特別過激でもないんだけど。家族の物語として落着させるのに真面目な要素も少しは必要で、それと軽犯罪の後始末が重なって思いの外シリアス目な最終展開となったのかもしれない。悪徳探偵事務所に乗り込むまではいつものノリの延長だっただけどさ。ちょっと残念な気もしたが、何だかんだで元の家族の和解は成立していた。若い方の執事が「私が一番輝いていた時」と言っていたが、やはり働きたい場所で自分の最大パフォーマンスを発揮できるのは最高だったんだろな。コスプレ好きらしいし。貧富ではなく、果たしたい役割を果たす為の場所としてのあの家は優れていたとも言える。何か星新一の短編にそんな話があったな。あれはそれが嘘だと気付くと『家』に帰れなくなる話だったが、秀作の場合、嘘の方に本当があると気付いて帰れていた。あの家の本当の息子はこれは嘘だと悟って出て行ったけど、どちらも間違った選択ではないんだろうね。

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