「俺は別に何もしてないんで」砂川は断りを入れた。「お気を付けて!」「あ、はぁい」猛男に曖昧に頭を下げ、「ありがとうございましたぁ、本当にありがとうございました! 助かりました! ふふ、ありがとうございましたぁ~」若い母親は砂川の方に何度も例を言いつつ逃げるように去っていった。よっぽど驚いたらしい。二人が若い母親を見送っていると「猛男君!」大きな猛男の後ろから、小さな大和が現れた。「猛男君、力持ちだねぇ」惚れ惚れと言う大和。見てたらしい。(今年の春は春だ!)女神の出現に白目を剥く猛男! 花畑の幻像まで見えた!
大和は重箱に和菓子を作って来ていた。桜餅二つ、桜の花弁を乗せた金鍔(求肥?)、食紅で一点色付けした大福、鶯粉を降った水饅頭? また桜の花弁を乗せた水色の水羊羹? ピンクの花のこなし、赤い花の練り切り、練り切りのそぼろで作った黄色い花の菓子、だった。この制作力! 大和、何者だ?
公園付きの東屋で大和の和菓子を囲む一同。「今回『初めて』和菓子に挑戦してみたんだぁ!」事も無げな大和! 天才児現る!!「ウマーイッ!! 旨いなぁ大和!」パクついて、大喜びの猛男!「本当?! ウチ、猛男君に言われるのが一番嬉しい!」喜ぶ大和。尚、暫くこのターン続きます。(好きだぁ)身体中に恋の電流が走る猛男!「春だねぇ、春はいいねぇ」「俺もさっき、同じことを思ったぞ?」「そうなんだぁ!」「夏もいいなぁ!」「うん、夏もいい!」和菓子はいつの間にか完食されていた。二人の話しに取り残されてる砂川。「秋は秋でいい」「秋は秋でね! 冬も好きだなぁ」「冬も勿論だぁ!」「何か、爺ちゃん婆ちゃんになっても二人はそんな会話してそうだねぇ」軽く横槍を入れてみた砂川。すると二人はデレデレに照れてしまった!「そういう反応」砂川は呆れた。
3に続く
大和は重箱に和菓子を作って来ていた。桜餅二つ、桜の花弁を乗せた金鍔(求肥?)、食紅で一点色付けした大福、鶯粉を降った水饅頭? また桜の花弁を乗せた水色の水羊羹? ピンクの花のこなし、赤い花の練り切り、練り切りのそぼろで作った黄色い花の菓子、だった。この制作力! 大和、何者だ?
公園付きの東屋で大和の和菓子を囲む一同。「今回『初めて』和菓子に挑戦してみたんだぁ!」事も無げな大和! 天才児現る!!「ウマーイッ!! 旨いなぁ大和!」パクついて、大喜びの猛男!「本当?! ウチ、猛男君に言われるのが一番嬉しい!」喜ぶ大和。尚、暫くこのターン続きます。(好きだぁ)身体中に恋の電流が走る猛男!「春だねぇ、春はいいねぇ」「俺もさっき、同じことを思ったぞ?」「そうなんだぁ!」「夏もいいなぁ!」「うん、夏もいい!」和菓子はいつの間にか完食されていた。二人の話しに取り残されてる砂川。「秋は秋でいい」「秋は秋でね! 冬も好きだなぁ」「冬も勿論だぁ!」「何か、爺ちゃん婆ちゃんになっても二人はそんな会話してそうだねぇ」軽く横槍を入れてみた砂川。すると二人はデレデレに照れてしまった!「そういう反応」砂川は呆れた。
3に続く