乳がん多発骨転移・多発肝転移ステージ4です!のぴりぃのボチボチ日記

S43年生。H24年右乳房温存手術、翌年多発骨転移、H28年多発肝転移。治療のことや日常をつづります。前を向いて。

親の心子知らず

2014-02-06 18:16:47 | 日記
思春期以降の子どもを持つ親御さんで、「私なりに一生懸命やってきたのに…」と仰る方に よく出会います。

お子さんのことで困ったり悩んでいて、「今まで私なりに一生懸命、子どもを育ててきました。これから先、どうすればよいのか分かりません」と。

親は親なりに、その時に出来る限りの“子育て”をしてきたのです。
親は親なりに、愛情をかけてきたのです。

一方、子どもの立場で お子さんの話を聴くと、「親は自分を見てくれなかった」とか「愛情をかけてもらえなかった」、はたまた「親からの愛情が重たかった」などの意見があったりします。

(こういうのは、色々な書籍にも書いてありますね。)

私は思うのです。
親は親なりに、精一杯頑張って、子育ての時期を暮らしてきたのだと。

ただ、頑張った子育ての内容が、その親のお子さんに合わなかっただけなんじゃないか、と。

血の繋がった親子と言っても、人格は親と子は別なのです。
親子にも“相性”の良し悪しが有っても当然だと思うのです。

ただ、親には、子どもを安全で健やかな環境で育てる義務があります。
なので、「この子とは相性が合わないから」と言って、子どもを放り出したり、虐待することは許されません。
親子の相性が合わなくても、親は子どもを大切に育てなければならないのです。
そして、多くの親御さんが、それを実践し、子育てをしているのです。

しかし、そんな親の一生懸命さは、悩みや苦しみの渦中にいる子どもには、分かりません。
悩み苦しんでいる子どもには、親の一生懸命さを受け止めて理解する分のエネルギーが無いのです。

「親の心、子知らず」になってしまうのは、ある意味、仕方のないことなのです。

「親の心、子知らず」は当たり前のことなのだと、親が認識すると、問題の解決の糸口が見つかることも、よくあります。

子ども達が悩みや苦しみを乗り越え、いつか自分が子どもを育てる親の立場になった時、分かるのかもしれません。
自分を育ててくれた親も、当時は一生懸命に頑張って子育てしてくれていたんだと。

子どもも親も、何かと生きづらい世の中。
我が家も他人ごとでは ありません。
子育て下手のダメ母の私が3人の子どもを育てるのですから…。
さらに、私は進行がん患者。
体調悪く暗い顔して、子ども達に心配かけていて、母親失格です。

せめて、将来、子ども達の思い出の中に登場する「お母さん」が笑顔の「お母さん」だと良いなぁと思うので、今のうちに少しでも笑顔で暮らしたいなぁと思う私です。

そんな風に私が思っているなんて、我が家の子ども達は知らないんだろうなぁ(笑)。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。