樹齢100年の緋寒桜を映す水鏡
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国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている雲仙市国見町の神代小路(こうじろくうじ)地区を訪ねてみた。当地は佐賀藩鍋島氏の所領地としての歴史があり、その陣屋跡に造られた鍋島邸は、国の重要文化財にも指定されている。二年半前から修復工事に入っていたのだが、2月20日に正面の長屋門が完成し、お披露目となった。鍋島邸は、樹齢約100年と言われる緋寒桜が美しいことで知られ、丁度見ごろとなったこの時期に緋寒桜の郷まつりが催されている。
昨日の長崎は朝から黄砂の影響からか視界やや不良状態だったが、気温20度を超える陽気に誘われて、雲仙市まで足を延してみた。
途中、久しぶりに唐比の「さくらや」に立ち寄り、「板そば」と「まぜごはん」でお昼を済ませることに。
汗ばむほどの陽気で、そばが一層おいしく感じるのでありました。
・・・少しばかり食べ過ぎました。
美しいまち並みの神代小路のあちこちで緋寒桜を楽しむことができる。
そして、武家屋敷の歴史を感じさせる生垣や石垣は、このまち並みを一層格調高いものにしている。
メジロが近づく人影を警戒することもなく、緋寒桜の木で複雑に囀り、「蜜」を楽しみながら遊ぶ姿があった。
そしてすみれ草の紫の花がこの落ち着いたまち並みによく似合っていた。
この地区は、「オカリナのまち」と言われ始めているのだとか。
現在は、諫早市高来町在住のこの地区のご出身の「I」さんは、オカリナ作りから演奏までこなすアーティストだ。今日はチームメンバー3プラスエキストラパーカッション1の4人での演奏を聴かせてもらった。
神代小路の桜並木も美しい。今度はペダルを踏んで、また来たい。