このお寺もとても気になっていた。
一つはお気に入りの京都南端のお寺、浄瑠璃寺、岩船寺は真言律宗で、その本山は西大寺であること。
二つは光明皇后の娘の勅願による創立で、かっては東の東大寺に匹敵する規模であったことなどだ。
それに近鉄の大きなターミナル駅となっているし。
これほど便利なところはない。京都駅と東寺より近い距離だ。
駅からすぐにこの角にぶつかる。
どこか庶民的な東京葛飾 . . . 本文を読む
「もう12月もなかばを過ぎていたが、その日は太陽の光が春の陽だまりを
思わせるような1日であった。ぼくはふと、秋篠寺を訪ねてみたいという気持ちにとりつかれ
た。」
こう書き始めるのは奈良本辰也氏の「古都古寺巡礼・秋篠の里を訪ねて」。
私も12月半ば過ぎの19日に訪ねたわけだけど奈良・秋篠寺へ行くまでずいぶんと年月がかかって
しまった。
というのはそれより前に見ておきたいお寺ほかがあ . . . 本文を読む
寂聴さんの「古寺礼賛」を読んでいたら、ドキッとする箇所があった。
門跡寺は土塀に横線が入っている。普通の民家で、この真似をして塀に横線を入れているのは見
苦しい。
へーそうなんだ。まてよ、青蓮院の門を撮ったけど、もしかしてわかるかな。
あったんです。確かに横線が。
下手な写真も数多く撮っていると役に立ちますね。
おまけ
帰り、地下鉄駅まで歩きましたが、このあたり裏 . . . 本文を読む
皇室は物の怪を恐れた。
御所の東北の角を欠いたものにしたのもその表れ。
平安遷都に際して設置された将軍塚もその表れだ。
御所を見おろすように見守っている。
平安遷都に功のあった和気清麿を祭る神社が御所西側、蛤御門近くに位置する。
近現代は無縁かというとそうでもない。
明治天皇は東京遷都に際し非常に気にしたとのこと。
物の怪同然になった崇徳上皇と西行の顛末は平家物語でも有名 . . . 本文を読む
2014年秋に向かって物凄い宣伝活動だった。
関東の新聞紙上でも全面広告が目立った。お寺にしては珍しかった。
しかし、山の上で京都市内を見おろすというのはどこか惹きつけられるものがある。
丁度、秋ころ、NHKで都と物の怪についての特集もあって興味を持ったこともあり、それで行くことにした。
青蓮院からバス100円で行けるというのでまずは地下鉄東山駅まで行き、青蓮院に向かって歩く。
交差点の . . . 本文を読む
仙洞御所を出たのは、二時半頃。
御所、仙洞御所を包摂する京都御苑を歩く。
雪交じり、低温、紅葉は終わっている季節ということもあって人はとても少ない。
その分静かに散策できる。
嬉しいのは、ごく一部紅葉が残っていたことだ。
あたり一面紅葉よりありがたみが増す。
気になる閉ざされた門があった。
もしやと近づくと、京都迎賓館だった。
最近できたらしく、本で写真を見たこと . . . 本文を読む
なだらかに水に溶け込む石の並びで浜を想起させる州浜こそ日本人が庭に持つ美意識のDNAではないか。
平城京跡東院庭園、二坊宮跡庭園、宇治平等院、浄瑠璃寺など、など。
志賀直哉が変なことを言って竜安寺石庭を褒めなければならないような変な風潮がはびこって長い。困ったもんだ。
枯山水は「逃げ」といった朝倉摂さんの考えに賛同する(今年逝去された)。
12月下旬になろうとするのに紅葉が残って . . . 本文を読む
日本の庭園、特に宮内庁の庭園の良さは石灯籠が少なく、土の自然なカーブを生かしている点にあると思っている。
ヨーロッパ宮庭の征服を誇示するかのような人工的な直線、あるいは人工的な曲線は好きになれない。
仙洞御所で目に入った曲線をいくつか。
. . . 本文を読む
皇宮警察のパトカーが待機する参観者入口から入った。
ここは裏口ではなく天皇一家も使う正門。入って振り返った写真。
脇の粗末な待合室で待機する。
ロッカーに預ける荷物をどうするか考える。傘を持ちながら写真を撮っていられない。小雪だし、傘は預け、カメラは2台とした。
天皇・皇太子夫妻が入洛するときはこの車寄せから大宮御所御常御殿を使用すると聞いて驚いた。
京都の人はいつか皇室 . . . 本文を読む
上賀茂神社には京都駅から4番の市バスで行った。
同じバスで帰りの途中に下鴨神社と糺(ただす)の森の停留所があるので寄ってみることにした。
前、行ったことがあるといっても、雪景色は違うだろうということと、どうやら河合神社内にある方丈庵(復元)にかかっていた目障りな屋根が取り払
われたらしいのでそのすっきりした姿を見たかったからだ。
例によって通りから中に入ると,結界を超え、異次元の世界とな . . . 本文を読む