一般的に新しい現象への見方は次のような変遷を経ることが多い。
A 否定・差別→B (渋々の受容)→C 伸張・絶賛→D 専横・特権化と新たな差別感情の復活
車中泊がブームであるがそれはどう見られているか。
取り扱うアウトドア雑誌、DIY雑誌のなんと多いことか
私が始めたのは35年以上前のことだ。今はやりのポータブル電源などなく自作の木製ボックスに小さなバッテリー、電圧計、照明、コントローラー、負荷接続器具をつけて使っていた。
車中泊はテント泊に比べて悪天候フリー、費用フリー、設営、撤去時間が圧倒的に短かいなど利点が多く、また手作り要素が少なくない(技術度も総じて低いども)のでその点でも魅力に富む。
特に最近、災害での避難シェルターになることでその価値が再認識されている。
世間も車中泊は危険と否定するばかりだったのが変わりつつあり、関大教授永田尚三氏(防災行政)も「災害発生時の初期段階は車中泊避難が選択肢の一つとなり、否定すべきではない」と言うに至っている(2025,1,14読売)。
上記の世間の認識評価はBからCへ移行しつつあるようだ。私も特にコロナなど感染症ブーム時は体育館などの集団避難場所よりはるかに勝るものであり車中泊は有用準備マターの一つと考えている。
ただ最近、車中泊利用者に目に余る無作法者も出ている。道の駅で宿泊とトイレだけでなく、水の大量補水、ゴミ出し、中には周りの迷惑も考えずに屋外調理まで行う人も出ている。
周囲がどんな気持ちを抱くか考えるべきだろう。車中泊禁止の駅も出てきている(D)。
派手なこれ見よがしの豪亜キャンピングカーを持ちながらそんなとこでケチぶりを発揮するのは嘆かわしい。
車中泊は派手な装備なしにできるもの。普通の仕事、通勤スタイルでできる。そしてそれが対外的にも長く受け入れてもらうコツだと思っている。
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