先月、このブログで新国立美術館や虎ノ門ヒルズと竹について述べた(6.7)。
関心を持つ人は少ないか思っていたら日経新聞の編集委員にもお持ちの方がいるようで、一面を
使った本格的な特集記事だった(2014.7.10「竹の居場所」)。
今、建築家の間でも孟宗竹がブームになっているようだ。
知らなかったが、
六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、日本橋三井タワー、秋葉原クロスフィールド
品川駅港南 . . . 本文を読む
虎の門ヒルズと竹
東京ミッドタウンの1階通路には竹の植え込みがあっていい雰囲気を醸しだしている。
当初は本物だったと思うけど、先日見たら本物まがいの樹脂製だった。
それでも無いよりいい。
虎の門ヒルズにも植えられていた。背の高い吹き抜けの窓際だから本物かもしれない。
なら良いのだけど。
コンクリートとガラスという人工物の中に自然物―石や竹―があるとそれだけで救われ、癒しを
感じる。
. . . 本文を読む
これまで作庭者というと植治(7代目小川治兵衛)や重森三玲といった定番的作者ばかり
取り上げられてきたが、現代の人にも優れた国際的作庭者が表れてきている。
庭園デザイナーにして建功寺18代住職の枡野俊明氏だ。
既に重森三玲のレベルは越えている。
作庭の精神、禅・仏道に対する真摯な態度の点からも氏の尊敬する夢窓疎石の後継者にも
なりうる人と思う。
日本はおろかカナダ、ドイツ、アメリカ、 . . . 本文を読む
脇から見た東京文化会館
そのちょっと左。
大木が倒れたようだ。
広場に出る。最近なのか、気が付かなかったのかカフェ2軒
スターバックスが出店しているとは
外国人が多かった。勝手知ったるお店で安心なのだろう。四国で知ったコンビニだと安心
だったもの。
上野に来たのは、この看板中芸大目当て
. . . 本文を読む
オルセーで見たロセッティーやミレーの絵は借り物の企画展だったのだろう。
ラファエル前派の絵はもともと英国に多いようだし。
神田には美術書を得意とするお店が多い。
古くても価値が減じにくいから。
そこでロセッティーの画集がないか探してみた。
無い。
2~3軒回って、1冊だけあるといわれた。
かなり立派な本だった。
外国のものを翻訳したもののようでお値段も14000円くらい(リブロ . . . 本文を読む
今の日本にとって数少ない明るいニュースだ。
新聞の写真だと建物・会場の雰囲気がはっきりしないので12年前のものだけどお伝えする。
プリントのスキャンなので粒子は粗いです。
建物の外観
会場内の柱
床 . . . 本文を読む
名所旧跡に行けば当然そこを熱心に見る。
が、其のそばの予期しないところで、いいな、と思うこともある。
この唐招提寺脇の道。舗装されたバスも通るただの道だけど雰囲気のよい好きな道だ。
. . . 本文を読む
丹後の天橋立
予想外に幅があった。
砂浜も海の水もきれいだった。
桂離宮を作った後陽成天皇の弟・八条宮初代智仁親王のお后が丹後出身だったのでこの天橋立の縮小版を桂離宮内に作ったとのこと。確かにモチーフになっている。
桂離宮には屋根の付いた船の停泊場もある。
この点は伊根の舟屋に似ている。
ただし、桂離宮のできた江戸初期にはなかったと思うけど。 . . . 本文を読む
京都は、中学校の時の修学旅行をはじめとして結構行っている。
このところ視点が変わってまた、行くことが増えている。
この数年は冷泉家、アイトワの庭、御所の公開、南部(日野市の方丈庵跡)、北部(丹後半
島)など変化球的参観が増えている。
しかし、どうしても見たいところ、庭づくり・建築に興味を持つものにとってぜひとも見
るべきところが桂離宮・修学院離宮だ。
しかし、宮内庁への申し込みと参観日 . . . 本文を読む