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プリウスと風景

私にとっての「銀河鉄道」プリウスで旅へ、そして自由な思考表明をと考えています

ガンと治療 - モリタクと三上さん

2025年04月02日 |  エッセイ
 ITジャーナリスト三上洋さん、まともで誠実な人だと思う。

モリタクよりずっと。

 モリタクががんの宣告を受けた後も異常なまでにラジオテレビに出続けていたが、これに対して高校の後輩である三上さんは

「先輩!ラジオに出すぎですよ」と唯一人放送ではっきり述べた。

 モリタクは大学のパンダ的客員教授ではなく正教授でありながら芸能プロと契約していて同一曜日に3件のラジオ生出演をするなど異常なまでにマスメディアに露出をしていた。

勉強する暇はあるのか?

学生と接し、相談に乗る暇はあるのか?

そう思っていたが、がんの宣託を受けた後も改めず、むしろ増える傾向すらうかがえた。

マスコミ、特にニッポン放送はハラハラする聴取者=視聴率の高さに着目するかのように出演機会を増やす傾向すらあった。

同一系列のフジテレビの体質に近いものすら感じられた。

三上さんの発言は、もちろん後輩として先輩の健康に気を使ってのことだ。

日本人の気質として亡くなった人、死にゆく人を悪く言ってはならないという確固たる不文律がある。

メディアはそれに甘えていた、あるいは乗じていたとしか言いようがない。

歌舞伎役者の奥さんがなくなるときを超える異様なものが感じられた。



 日ごろの言動との不一致を指摘する人が一人もいなかったのは嘆かわしい。

氏は年収200万、300万の生活に耐え、いや謳歌することまで言っていたではないか。

それが月に100万を超える自由診療、科学的に認知されていない療法まで手を出していた。

まさに金に糸目をつけないブルジュア階層のみが享受できる成金的療法を受けていたのであり、日ごろの言説に全く沿わない。

この点でも三上さんの厳しい指摘が至極まともに思われる。

三上さんの快癒を祈る。



(以下、ヤフー記事より:時事コム 20025/3.30)
がんを患って初めて気付いたことや、呼び掛けたいことは―。そう尋ねてみると、「私が言える立場ではないかもしれませんが」と前置きした上で、「やはり人間ドックかがん検診、せめて健康診断は受けてほしい」という答えが返ってきた。「脱毛やひざの痛みががんと関係していたかは今も分かりません。ただ、それで気付く前に、半年でも早く検査していたら状況は全く違ったはずなんです」。淡々とした表情に、後悔がにじんだ。
 ポイントなどお得情報にも詳しい三上さんらしく、次に挙げたのは「住宅ローンのがん団信(団体信用生命保険)を検討して」。これは、被保険者にがんの診断が確定したら、住宅ローンの残高が0円になる特約のことだ。「こうした特約に入れるのは50歳くらいまでなんです。いまは2人に1人ががんになり、しかも治療で治せる時代。私もこれに入っていれば良かった…と後悔しました」と笑う。
 そして三つ目に、真剣な表情で挙げたのは「標準治療でやろうよ」という呼び掛けだった。がんを公表した後、知人らから「変な治療の勧誘」が10件近くあったのだという。「標準治療は、認可されるまで時間は掛かりますが、科学的根拠と成果の蓄積があるしっかりとした治療法です。根拠の怪しい自由診療をしているところの中には、標準治療を受けないよう患者に勧めるところもある。『それは絶対に駄目だよ』と伝えたいですね」
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