あれです、冬の間は植木屋仕事も無く、なのでバイト先の除雪が主たる業務になる筈なんですが今年は雪が少なくその仕事がありません。
なので、次の業務である「お掃除係」になっているんですが、近頃では便所掃除も極めた感がありまして、作業を重ねる度に人生に幅が出ると言いますか日々の憂いなども無くなるのであります。
いや、ちょっと意味不明かと思いますが10年前には想像だにしなかった仕事に就いている自分の内面を鑑みると便所掃除は人を育てると思うって事であります。
日本一のブルースバンド憂歌団「おそうじおばちゃん」
あれです「おそうじおばちゃん」って歌はありますがおじちゃんを歌ったものは見当たりません。
と、言う事は、昔は掃除の仕事はおばちゃんと決まっていたのかと思うんですが定かではありません。
で、おそうじおばちゃんの歌詞の中に・・・一日働いて2000円 クソにまみれて2000円、ってのがあるわけですが賃金は昔から安かったってのが伺えるわけです。
いや、今の自分の時給は我が県の最低賃金の923円でして、女子供や年寄りなど誰でもできる仕事って扱いであります。
なんと申しましょうか、職業に貴賎は無いとは言いますが、区別と差別は厳然としてあるわけでして、こー言う仕事をしているとこの下が無いのでとても気楽になるのであります。
あれです、仕事に数値目標などは無く「綺麗にする」が使命なんですが、仮に新品の状態を最上とするならばそこに近づければ良いだけなので事は簡単であります。
が、経年変化等で不可能となれば上の方に「無理です」と報告すれば良いだけでして、それでもなんとかしろなんて理不尽な事は無いので気楽であります。
余談ですが、稀に教育担当の自称専門家が出てきて便器を素手で掃除するのを厭わず、何が何でも汚れを駆逐するのが使命であると教えるんですが物理的に無理なのに無駄な時間を掛けても無駄、と自分は割り切っております、なんちゃって。
で、私はお釈迦様の教えを好む者なんですが、仏教の道で言う瞑想や修行にも通じるのが便所掃除だと思うようになりまして、益々この仕事が魅力的になったのであります。
なんと申しましょうか、便所は古い言葉で「御不浄」とも言うわけですが私の感覚だと決して不浄では無く、食卓と対極に在りながら実態としては肩を並べると思うのであります。
もっと言うと、不可欠と言う点で寝床とも並び立つ存在でして決して徒や疎かにはできない場所だと思うのであります。
食ったものは必ず出るのが道理であります!!!
そんな大切な場所の清掃をするって事は、掃除の度に仏の導きを感じないわけには行かず、真っ白な便器に向かって思わず手を合わせてしまう私でありますが、まっ、いいでしょう。
と、今日も暇だったのでホントーはやらなくて良い便所掃除をしていた時にふと憂歌団のおそうじおばちゃんを思い出し口ずさみつつ作業をしたと言う、そのことから捏造したのが今日の日記で在りました、と。
おおっと、お風呂が沸きましたので、んじゃ。
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