じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

北風吹き抜く寒い朝もー

2018-11-30 08:12:39 | 想い出の唄
今日は久しぶりに寒い朝であります。

起きてはみたものの畑で出る雰囲気でも無く、テレビのニュースを眺めつつコーヒーなど啜っていたんですけれども飽きたので結局PCに向かってしまった次第であります。

で、PCに向かってニュースなど閲覧していたんですが、どれもつまらないモノでして飽きました。

そこで何か書き込もうとしましたがネタが無い訳です。
で、何か継続的に使えるネタは無いかと思案した結果、昭和の歌を引っ張り出し、個人的なアレコレや時代のナニを嘘八百交えて綴ったら良かろうと思った次第であります。

以前には継続的なネタの供給元として中学生用の「新しい歴史教科書」を題材にしたんですけれども、盛り上がるはずの明治からの近代日本の歴史に至るどころか安土桃山にさえたどり着く前に弥生時代で頓挫している訳です。

まっ、その理由は、あまりの大昔は新事実が出たとしてもああそーなの程度にしか感じない訳でして、それを膨らませて面白おかしく描く才能は私にはなかった訳であります。
なので、一番書きたかった明治から大東亜戦争前後には道が遠すぎたのでありました。

と、いうことで・・・第一回目は・・・あぁ、無秩序に思いつきで書くとあとで辛くなるかもなぁ・・・。
あいうえお順にしようかな❓ ジャンル別は行き詰まりそうだし、年代別では調べるのに大変だし・・・。
やっぱしあいうえお順かな・・・とりあえず、昭和の歌の本が一冊あるので、それの一ページから行ってみましょう・・・と、言いつつ、何が出てくるのかはまだ自分も知らないんですが。


おおっと、記念すべき第1話は「浪速恋しぐれ」ちょっと意表を突かれましたが・・・。



歌 都はるみ/岡千秋 作詞 たかたかし 作曲 岡千秋


浪速恋しぐれ



あなた私の 生き甲斐と
笑うふたりに 笑うふたりに
浪花の春がくる



この歌をご存知の方は結構なお年かと思います。
で、昭和も真ん中より前の年代だとこの歌の歌詞に違和感どころか、特に男は、俺もそうありたい、的な感想を持つんでは無いでしょうか?
まっ、そんな女房を理想とする願望も含め、昭和の男は肯定するだろうと思うのであります。

さて、この歌は初代「桂春団治」を歌ったものでありますが、春団治を歌った歌としては「浪速しぐれ」と言うのがあります。

浪速しぐれ

作詞:渋谷郁男 作曲:村沢良介


酒も呑めなきゃ 女も抱けぬ
そんなど阿呆は 死になされ
この世は呑ン兵衛が 引き受けた
あの世はあんたに まかせたぜ
男浮名の エー 春団治

「わいは女が好きゃ、ほんまに好きゃー、
世間の奴らはわいのことを女たらしとか
後家殺しとか云うけど アホぬかせ
女もこしらえんと金ばっかりためる奴は
一人前の芸人とは云わんわい
うまいもん喰うて飲みたいもん飲んで
女が惚れて 来たらこっちも惚れたる
これがほんまの芸人や……

ホロリ涙の エー 春団治



どーでしょうか皆さん・・・多分ですけど「浪速しぐれ」が最初に出て「浪速恋しぐれ」が後だと思うんであります。

で、初代春団治の破天荒といいますか、まっ、はっきり言って噺は上手いけれども酒と女にだらしない生き様を正直に歌っちまったのが「浪速しぐれ」で、後に手を加えて「夫婦話し」に作り変えたのが「浪速恋しぐれ」と思うんですが、如何でありましょうか。

でね、自分としては浪速しぐれが好きなんであります。
歌を聴くと出でくるんですが、俺ぁ春団治だと粋がっても現実は差し押さえをくらい金に困っての質屋通い、で、女房は子供を連れて家を出でいっちまう訳です。

さて、もう一方の浪速恋しぐれの女房は・・・

好きおうて一緒になった仲やない
あんた遊びなはれ 酒も飲みなはれ
あんたが日本一の落語家になるためやったら
うちはどんな苦労にも耐えてみせます

・・・と、耐える訳ですが、こんな女居るかぁ~と、ゆるい女房が好きな自分でも考え込んでしまう訳であります。

まっ、創作物の歌詞に文句をつけても詮無きことでありましょう。

自分は酒が好きでありまして、女も好きであります・・・まっ、齢の関係でやや過去形になりつつある今日この頃ではありますが、昭和の後半は仕事のためには全てを犠牲にするのがあたりまえと思って働いた訳であります。
主張出張また出張・・・で、ある日転勤命令が出てはたと気がつき会社を辞めたんですが、その頃はバブル崩壊の絶頂期でして会社にいても「俺だけに明日が無い」と思うところもあり自営の道を模索した訳であります。

この歌・・・浪速恋しぐれは1983年の歌であります。
バブル崩壊劇を土地投機のピークで捉えて1991年とし、金融その他も含めて1993年までとするとちょうど10年前でありました。
と、言うことは、日本経済の伸びはまさに絶好調でして、昼夜を違わず家庭など省みる暇もなく会社のためにと日本の男は挙って働いていた時代であります。
こんな時代であったから許されたと言いますか、そんな時代背景を春団治に置き換え、大なり小なり家庭を犠牲にし、女房を泣かせても、それが男だ文句があるかと言えた時代であったと
自分は懐古するんですけれども・・・あっ、異議は認めます。

アレです・・・酒も女も大好きな自分ですが、春団治のように赤紙を食らってまで自堕落に生きたいとは思いません。
と、言うか、そーとーのバカにならないと落ちられない深淵なのだと思うんであります。
で、春団治が女を求めたのはスケベ心だけでは無かった筈ですし、深酒も呑まずにはいられなかったんでありましょう・・・ここは、道もレベルも違えども股間にはふぐりを下げる男としてわかる気がするのであります。

インプットが無いとアウトプットはできない・・・ここら辺なんでしょうかねぇ、芸に生きる人の苦悩は・・・なんちゃって。



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2 コメント

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Unknown (0yazi)
2018-11-30 21:51:25
nisitaka69 さん コメントごっちゃんです

そーですね、現実は厳しいですけど、いつまでも男の願望を胸に生きたいもんであります。
返信する
Unknown (nisitaka69)
2018-11-30 16:51:24
こんにちわ。
男の憧れですね。
好き勝手に生きたいものです。
宵越しの金は持たないような生き方。
返信する

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