死ぬかと思ったけれども、こーしてPCにむかってブログなど認めていると言うことは、私は生きている・・・なんちゃって。
いや、昨日オイル交換をしたMT-07の調子を見るのに軽く乗り出したんですが、瞬間最大風速が30メートルも吹き出し(公式では無く自分の勘です)生まれて初めて後輪のタイヤが強風で持っていかれて横滑りする感覚など味わった次第であります。
いや、カーブで車体を傾けていると上から押しつぶすような風が来て更に角度をつけられるんで前輪が切れ込み過ぎてオットットになるわけですが、死ぬかと思ったのはそんな事ではありません。
我が家の周囲にはダムが四つもありまして、それらの周辺は気持ちの良い山道なわけであります。
バイク乗りと言うのは変な生き物でして、道路が曲がりくねっているほど喜び笑顔になるのであります。
で、強風に煽られながらも南川ダムと宮床ダムを走り抜け七北田ダムのあたりに来たところで本当の強風になり、冗談では済まされない状況になったわけであります。
が、走らないと家に帰れないので速度を控えめにして大倉ダムへのクネクネ道に入り、調子良くカーブを曲がっていた時でありました。
ほど良いきつさの左カーブでバイクを限界まで倒して曲がっていた時、強風で折れたと思しき枝がバコーンとヘルメットを被った頭に直撃したのであります。
私ゃ何がどーなったのか理解できず・・・と、ここまで書いたところで階下から声があり、畑の物置の屋根が離陸しそうと言う知らせで駆けて行き飛び立とうとする屋根の波板を引き止めて来たところであります。
いや、畑の野菜が皆風でなぎ倒されて悲惨であります。
ああ、面倒くせぇなぁ〜 と。
これで強風警報の一つも出ないんですから不思議ですね。
あれ・・・来るんだか来ないんだか分からない台風の時などは随分早くから注意喚起で脅かされるんですが、現実にこれほどの強風って滅多に無いのに、天気予報をする人もテキトウなんですかね?
で、バイクの続きなんですが・・・どー言うわけか木の枝と葉っぱがヘルメットに刺さり前方が見えないのであります。
いや、フルバンクしたバイクで前が見えないってのは恐怖でありました。
が、そんなカーブなんで速度的には大したことは無く、しかも突っ込んだ先が緩い土手でして事無きを得たわけであります。
でも、本人は結構慌ててまして、一瞬脳裏には般若心経が浮かび三途の川の音も聞こえた気がしたのであります、なんちゃって。
いや、そこからは一気に慎重になったんですが、そもそもさっさと走れと言われても道には木の枝と葉っぱが散乱してまして、落ちた枝を避けるなんて無理な状態なのでタイヤで踏むと、枝が起き上がってバイクを叩くんであります。
これ、自分の痛さよりもバイクの方が気になるわけでして、泣くなアオよ、と言いつつ大倉ダムに抜けたのであります。
で、大倉ダムのアーチの上に来た時に逆巻く波と水しぶきの様が絵になってまして、これはフォトジェニックであるバイクを停めたわけです。
で、カメラを取り出そうとした瞬間、突風とともに大型バケツで約12杯分ほどの波としぶきを浴びせられ、一瞬ですぶ濡れであります。
いや、参った・・・ずぶ濡れで一気に寒くなった自分は写真どころでは無く、水を滴らせながら家に逃げ帰った次第であります。
なんなんですかね、そらはきれいに晴れているんですぜ。
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