日当が・・・消える

本日は雨の朝で有りました。
家を出ようと思う時刻、雨脚は強く、コレは仕事にならないなと確信し親方に本日休みますとメールを入れ、久しぶりの筋トレへとジムに向った八時半・・・ナントぉ～青空さえ覗いた来たではありませんか。
ナンだったんですかね？　あの一時だけの強い雨は私への嫌がらせでありますか・・・？
なんたって日雇いですからね・・・出なきゃ銭にならない訳でして、お休みは嬉しい、ナンテェ良いご身分じゃないのであります。

まっ、そこまで悲惨な経済状態でもないのですけれども、しかし、行けば銭が貰えるとなるとナントなく悔しいと言いますか、気持ちのどこかで銭勘定をしちまう訳であります・・・要するに気持ちが貧しいと言いますか、さもしい根性と言いますか・・・根っからの貧乏人なんでありますね。

二泊三日の九州「久住山でキリシマを見る」の旅は滞り無く、もしくは恙無く終わった次第であります。

で、結局は久住山は適当に歩いたと言う感じでして、標高1400m程度でちっとしたミヤマキリシマの原種の群落が見られたのでそこで良しとした訳であります。

いや、山登りが本来の目的ではなく、造園屋と言いますか、庭師の教養としてミヤマキリシマの原種を観察して来るのが主たる目的でありましたので旅は大成功なのであります。


ミヤマキリシマ

で、ホントーは山中の法華温泉とか言う山の宿に泊まるはずだったんですけれども当日夜から翌日も終日雨との予報に予定を変更し、さっさとキリシマを見て下山し湯布院温泉でノンビリすると言う事になった次第であります。


湯布院の宿

さて、湯布院温泉は初めてでありました。
で、天下に名高い湯布院でありますから相当期待したんですけれども・・・まっ、余計な事は言いますまい。
オマケで付いて来られた身分ですから・・・でも、少しだけ言っちまえば、自分の金では絶対に泊まらない類いの料金だけが高級な宿で有りました。


お土産屋の通りの点景

で、湯布院の何が良いのか？　派手な別府に対して落ち着きの湯布院と言うのを聞いていた訳ですが、確かに静かではあるんですけど、有名らしいお土産屋の小径は、要するにいかにもふうな雑貨屋とナンでそれが湯布院なんだ？と、ほとんど脈絡を感じない飲食店の羅列にしか見えなかった訳であります。
まっ、こう言うのが楽しいのよ、と言う人は多いんでしょうね。

と、言う事で、翌日は緊急会議の末、親方が行きたいと宣った「高千穂峡」の観光に行った訳であります。


30分500円の貸しボートから　高千穂峡

いや、高千穂峡は一度橋の上から見た事は有りましたが今回はソコソコの雨の中、貸しボートを漕いで水面から見た訳であります。
いや、景観的にはポスターで見たまんまでありまして良いもんでは有りました。
しかし、思ったよりも奥行きが無く、ボートを本気で漕いだらアッと言う間に行き止まりでありました。
で、貸しボートが2000円とけっこう強気な料金でありまして、おまけに、ボートに乗るためだけに車を停めた駐車場でも500円取られる訳であります・・・まっ、好きずきですが、前回訪れた時に橋の上から戻った理由を思い出しました。

で、次に回ったのが私の希望した「吉野ケ里遺跡」でありました。
これは、大和民族のルーツに興味のある人は是非行くべきであるなと思いました。
で、駐車場は310円で入場料は420円と良心的であります。
いや、広大敷地を整備して歴史公園となっている訳でして遺跡だけが売りではないのであります・・・クボタもヤンマーも有りませんでしたが。（念のために注釈すれば　遺跡に対してクボタとヤンマーですからね）


立派過ぎませんか？この家、ホントですかぃ？


弥生時代から既に階級社会でしたかぁ～


素焼きの瓶棺に　私は竹取物語を見た！


ホントですかぃ？こんな立派な服でしたか？

いや、想像以上に高度な暮らし向きは感動的でありました、が、反面、弥生の頃から争いや戦が有ったのかと、少しガッカリしたのは偽らざる気持ちであります。

ナンと申しましょうか、遺跡を一目見た瞬間にこれは砦であったろうとしか思えなかった訳であります。
で、農耕が定着したら早速耕作適地の奪い合いとか水争いとか、挙げ句の果てには収穫物を奪うために他の集落へ攻め込んでいたとか・・・ナンだか現代社会と少しも変わらない実態に人間の性と業の深さを思い知った気持ちで有りました。

で、夕方五時頃に福岡空港へ戻りまして19時の飛行機で仙台へ・・・と。