程度の差はあっても、どんな人にも劣等感はあるものです
劣等感は他人との比較から生まれてくるものです
この世では大勢の人が、一緒に暮らしていかなければなりませんが、
どのような人にもある部分は優れているが、
ある部分は劣っているという凸凹はあるものです
そんなものです
人間にはいろいろな違いがあるから
楽しいし、可能性があるし、面白いのです
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劣等感の本質は与えられていないという気持ちです
人から愛を与えられていないという気持ちが劣等感です
劣等感で苦しんでいる人は
与えられる愛ばかりを考えていることが
多いであろうと思います
こういう人は発想を切り替えて
与える愛の大切さ、償の愛の大切さを考えねばなりません
自分はこれだけのことをしたのだから、それだけの評価を得て当然である
自分はこれだけ尽くしたのだから、相手から愛されて当然だなどという思いが
間違いであることを知らねばならないのです
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若い方から始まると思いますが
劣等感にとらわれるということがあると思うんですね
劣等感を持ってない方はいらっしゃらないと思いますが
これをどこまで引っ張るかということですね
どの年代までそれ引きずっていくか
自分の子供時代の劣等感とかいうのを
ずっと50、60、70まで引っ張るようだと
ちょっと長すぎますね
どこかで捨てなきゃいけませんね
どこかで違うものにそれを変えていく必要があるわけですよ
いつまでも子供じゃないんだから
どっかで大人にならなきゃいけない
大人になるということはどういうことかと言いますと
人の同情を求めているっていう気持ちは子供なんですよ
お父さんやお母さんがいて、僕を助けてほしい、
どうにかしてくださいっていうそういう気持ちですね、子供なんです。
だから本当に大人になったとしたら
今度は人を助ける側に回るべきであって
助けられることをいつまでも求めているような状態をやってはいけない
その劣等感、悩んでいるという人はですね、
他の人のことを考えている余裕がないはずです
自分のことばっかりいつも考えてるんですよ
どうしたら自分が救われるかってことをいつも考えがちであるんですね
だからほどほどにしなきゃいけないんです
だから劣等感で悩んでいる人は自分自身の主観的な考えとしてはね
自分自身は非常に純粋な傷つきやすいタイプの人間で、
透明な心を持っていて、傷つきやすいガラスかなんかのように
水晶玉のような心を持っているように思っているんだけれども
それがいつまでも何十年も続くようであったら
ちょっと違うなっていうことですね
それは姿を変えたエゴイストですよ
劣等感に悩んでいることもあまり長すぎたらこれはエゴイズムになりますよ
もう自己中心主義ですよ、自分のことしか考えていないってことになりますよ
ちょっとは自分のことを忘れて、他の人の方に目を向けたらどうでしょうか
それが大事ですねということですね
まあそれを申し上げたいんです。
だから世の中で劣等感を持ってない人はいないとは思いますけども
いかにそれを克服し、自分中心に物事を考える自分の悩み中心から、
他の人の悩みを解決するタイプの人間に変わっていくか、
それが大事なことであるので、
心のあり方というものを見つめることが、非常に重要なことであるのです
---owari---
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