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霊的に見た「太平洋戦争の真相」

2016年12月09日 | 日本

75年前の12月8日、英米に宣戦を布告した太平洋戦争についてお話します。

 

戦争というものは、戦い始めると極端まで行くものです。戦争は、それほど理性的なものではないので、歴史を見れば、行きすぎた行為はいろいろなところで出てきます。

 

そうした行きすぎた部分は別として考えた上で、「先の大戦は、日本軍の単なる犯罪行為、侵略行為であったのか。日本は単なる悪人国家であり、軍人はみな犯罪人であったのか」と問われれば、私の答えは、基本的に「ノー」です。

 

霊界において、先の大戦で日本を主導していたのは、日本神道の中心の指導神たちです。彼らが応援していたのは間違いがないことです。

 

日本神道の八百万の神々の指導の下、日本のエリートたちが戦争を考えて、日本は戦い、そして敗れたのです。したがって、敗れたのは地上の人間だけではありません。日本の神々も敗れたのです。

 

もちろん、その日本神道とは、明治以降、強化された「国家神道」、すなわち、「国家の体制と一体となった神道」のことです。

 

明治維新以降、急に力を強くした「天皇を中心とする国家神道」が、ある意味で世界宗教を目指したのです。戦争の背景には、「日本の国家神道を“世界神道”にしよう」という考えがあり、日本の霊界に閉じこもっていた神々が、「八紘一宇(はっこういちう)」と言いながら、世界に向かって神道を広げようとしたわけです。

 

ところが、外国の神々は予想以上に強かったのです。そのため、日本の神々は、有史以来、初めて国家レベルで敗れることになりました。

 

ただ、戦後の日本の発展を見ても分かるように、それは単なる敗北にはならなかったのです。

 

「太平洋戦争は、明治以降、国力が上昇してきた日本と、アメリカとの『覇権戦争』であった」のです。ある意味で、頂上決戦であったことは間違いありません。

 

最近まで、アメリカと日本が、主に経済の分野で、世界の一位と二位を競っていたのでした。先の戦争には、「急に伸してきたアジアの大国と、欧米の大国とがぶつかった」という面があったと思うのです。

 

なぜ、日本の神々は戦争を考えたのでしょうか。

もちろん、彼らは民族神なので、日本に軸足があり、日本中心に考えていた面はあったでしょう。

しかし、第二次世界大戦で、日本がしたことと、同盟国であったドイツがしたことには違いがあります。

 

ドイツはユダヤ人の大虐殺を行っています。何百万人ものユダヤ人を、善悪によるのではなく、「ユダヤ人である」という理由だけで迫害し、アウシュビッツ強制収容所などに送り込み、毒ガスで殺したりしました。

 

一方、日本がしたことは何でしょうか。それは、「日本が戦わなかったら、どうなっていたか」ということを考えてみれば分かります。

 

第二次世界大戦の前には、アジアのほとんどの国は欧米の植民地なっていました。四年間、アメリカと戦った結果、日本は負けましたが、アジアの国々は、ほぼすべて独立できたのです。そして、アフリカの国々も独立していきました。この部分については、やはり「解放戦争」としての面があったと言えます。

 

日本の神々は戦争を主導していましたが、彼らは一種の“錦の御旗”を持っていたわけです。「アジアの解放」という部分については、建前や嘘ではなく、本当にその気でいたのです。

 

しかし、文明には進化度というものがあります。明治維新以降、日本は頑張ったのですが、当時はまだ、日本の文明より欧米の文明のほうが、やや先を進んでいたことは間違いありません。したがって、文明の進化度の部分で、結果的に日本は敗れたとも言えます。

 

もちろん、「アジアを開放する」といっても、その戦いの過程においては、朝鮮半島や中国、その他のアジアの国々の人々が巻き添えになっているので、その点については、私も心が痛みます。

 

ただ、当時、「黄色人種は劣等民族であり、白色人種には絶対に勝てない」と思われていて、アジアの国々は独立できないでいたし、インドも、百数十年もの間、イギリスに支配されていたわけです。

 

「白人と戦っても、どうしても勝てない。アジアのほうが劣る」という考えだったのですが、欧米と戦って勝てるところを、日本がアジアの人々に見せたために、この欧米の論理が崩れたのです。

 

第二次世界大戦では、日本は、アジアで、イギリスやフランスなどヨーロッパ諸国とも戦っていますが、ほとんど負けていません。

 

マレー沖海戦では、日本海軍の航空部隊が、不沈戦艦と言われていたイギリスの戦艦プリンス・オブ・ウェールズを沈めています。当時は、「航空機で戦艦を沈めることはできない」というのが常識だったため、世界中が驚いたのです。

 

ハワイでの真珠湾攻撃では、日本の外務省による開戦通告が遅れたためにアメリカからは「卑怯な攻撃」と言われることになりました。しかし、日本が攻撃してくること自体は、アメリカは事前に察知していたのであり、その言葉は、宣伝として使っているだけなのです。

 

日本は、このとき、「航空母艦を主体とした機動部隊をつくり、中距離を移動して敵を攻撃する」という、人類史上初めての攻撃の仕方を編み出しています。

 

そして、そのまねをしたのが実はアメリカです。「これからは航空機の時代である」と気づいたアメリカは、工業力にものを言わせて、航空兵力を増強させていきました。

 

当時、国力は十対一ぐらいの開きがあり、工業力はアメリカが勝っていました。そのため、長期戦では日本が敗れるかたちになったわけです。

 

開戦前、連合艦隊司令長官の山本五十六は、「半年や一年は暴れてみせますが、その先はわかりません。緒戦で勝っている間に外交で和平に持ち込んでください」ということを言っていましたが、その予想どおりになりました。

 

戦争初期には、欧米諸国をアジアから追い返しましたし、司令官のマッカーサー大将もフィリピンからオーストラリアまで逃げていったのですから、日本は大活躍したのです。

 

境目になったのはミッドウェー海戦です。南雲忠一中将を、真珠湾攻撃に続いて再び機動部隊の司令長官に据えたのですが、「この人の指揮に問題があったため負けた」とも言われています。

 

当時の軍部は官僚主義に陥り、「士官学校の卒業年次」という年功序列で人事を決めていたので、必ずしも能力主義にはなっていませんでした。「もし、人選において違った選択をしていたら、ミッドウェー海戦に負けていなかったのではないか」とも言われています。

 

当時の海軍力は、日本のほうがアメリカよりも上だったので、司令長官の能力が上だったら、日本は、この戦いに勝てた可能性があります。もし、日本が勝っていたら、世界史の流れは大きく変わっていたはずです。

 

一方、アメリカは、年功序列を無視して、ニミックなど、優秀な人を積極的に抜擢しています。日本が負けたのは、はっきり言うと、司令官の差だったのです。

 

この大戦で、日本軍が戦ったことの功罪はいろいろあると思いますが、少なくとも、「功」の一つとして、「『有色人種は差別してもかまわない。有色人種は劣性民族なので、彼らの国を植民地にしてもかまわない』という欧米の論理を崩した」ということが挙げられます。このことは、大きな功績として認められるべきです。

 

もう一つ大事な点は、勇ましく戦って亡くなられた方々のおかげで、本土決戦が回避された結果、「戦後、日本が発展するための余地が残った」ということです。戦後、日本はまだまだ発展することができたのです。

 

硫黄島や沖縄での戦いで、必死に戦ってくださった方々のおかげで、アメリカは心底、日本人が怖くなり、本土決戦を回避したのでした。硫黄島の戦いでは、日本よりもアメリカのほうが死傷者数は多かったのです。

 

敗戦によって、いったん“ゼロ”になったかと思われましたが、それまでに蓄積した技術力や学問の力、国民の勤勉性はなくなりませんでした。そのため、戦後、日本の歴史で過去最高と思われるような発展を享受できています。

 

尊い命がたくさん失われましたが、決して無駄死にではありません。「勇ましく戦った方は英雄である」と考えてよいと思うのです。

 

先の戦争は、日本神道の神々にとっては残念な結果に終わり、日本神道の勢力は後退することになりました。

 

「アジアの解放という使命を、ある程度、果たしつつも、戦争には敗れる」という結果になりましたが、これも長い目で見れば、やはり「神仕組み」の一部であったと考えられるのです。

 

---owari---

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2 コメント

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Unknown (真実を知りたい。)
2019-06-20 22:17:44
ロスチャイルドとかが世界を支配してると言う話を聞いたのですが本当なのですか?
日本の自虐史観を解き真実を広めたいと思っているのですが神々はそれを望んでいるのですか?
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こんにちは (このゆびとまれ!です)
2019-06-23 14:43:59
コメントのご回答は、本日(2019.6.23)のブログ『「霊的に見た『太平洋戦争の真相』」の読者コメントにお答えします』をご確認ください。
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