ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

ロ−ウク戦争のゆくえ

2024-03-22 15:52:10 | 日記
私が今気がかりなこと、それは、ショーヘイであり、老いであり、そして戦争である。なかでも戦争は、私には今は直接関わりのない対岸の火事とはいえ、とても気になる。戦争はこの世でのリアルな〈悪〉の最たるものと言え、それはいつ我が身に振りかかってくるかも知れないからである。

その戦争について、きのうこんな情報を目にした。

ポーランドのシコルスキ外相は、独DPA通信が20日に報じたインタビューで、西側諸国の兵士がウクライナにいることは『公然の秘密』だと述べた。ウクライナに配備した長距離巡航ミサイルの運用に英仏の兵士が関与しているとほのめかしたドイツのショルツ首相の発言を追認した形で、波紋を広げそうだ。
(毎日新聞3月21日配信)

いや〜、知らなかった。ちょっとした驚きである。「公然の秘密」というからには、この戦争(ロ−ウク戦争)に関心を持つ者なら知っていて当然のことなのに、恥ずかしながら私はこの事実について全く知らなかった。西側諸国(NATO諸国)が武器を供与するなどして、ウクライナを支援していることなら知っていたが、西側諸国の兵士がウクライナ国内で、直接、対ロ戦の軍事活動に参加しているとなれば、西側諸国のロ−ウク戦争へのコミットの度合はまるで違ってくる。

ロシアに敵対しているのは、ひとりウクライナだけでなく、西側諸国も含む世界のほとんどの国ということになり、今はウクライナがロシアと戦っているというより、西側諸国がウクライナを舞台にロシアと戦っていることになる。米軍の兵士がウクライナ国内で軍事活動に携わっているかどうかは知らないが、米国が最大のウクライナ支援国であることを考えれば、ロシアは全世界を敵にまわしたといっても過言ではない。

別の筋からの情報では、ウクライナのゼレンスキー大統領は民主主義サミットにオンライン参加し、ロシアのウクライナ侵攻は「全世界に対する攻撃だ」と批判したという(KYODO 3月20日配信)。このゼレンスキーの言辞も、決してでたらめな法螺などではなく、むしろ現状の客観的な認識を述べたものといえるだろう。

今や西側諸国と戦うことになったロシアは、いわば蟷螂の斧の体だが、これに加えて米国がロシアの敵として本格的に参戦することになれば、この蟷螂は窮鼠となり、核のボタンに手を伸ばしかねない。バイデン米大統領はそれを知っているから、参戦を躊躇っているのだろう。

さて、もしトランプが米国の次期大統領になったら、彼はこの状況にどう対処するのか。この戦争からは、ますます目が離せなくなってきた。

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