裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

与える男

2005年12月08日 | ひとりごと・日記
何か急に合点(がてん)がいく瞬間がある。

最近、思ったですが、30の半ばも過ぎて、
いつまでも子供のように「ほしい!ほしい!」は
モー(娘。)辞めようと思い始めました。

若い時は、「愛が欲しい!お金が欲しい!仕事が欲しい!」
とにかく「欲しい!欲しい!」ばっかりだった気がします。
とにかく、戦後のギブミー!チョコレート!状態なんよ。
欲しいものが手に入ったとしても、もっと欲しいものが出てくる。
つまり、いつでも「満たされない状態」が続く。
それは不安定だし、不毛じゃん。しかも、薄毛じゃん。

もうそういう、子供みたいなこと言ってるの辞めようよ!と、
そろそろ僕らの世代も「与える側」になるべきなんじゃないだろうか?

・・なんてね。(少し大きく出すぎましたが・・)

自分が他者に出来ることなんて、
ちっぽけな事かもしれないけど、
気持ちの良い挨拶や、声かけだけでも、
十分、相手を励ましたり応援したりできるんじゃないか?
そっからでも違うんじゃないのかな?
金はネーが、「俺にもなんかやれること」は、
あんじゃねーか?みたいな。

そんなことを考えると、やらなきゃいかんことや、
やれそうなことは沢山あるなーと、
フツフツと青春時代も終わっちゃいない!
これからもガンバらなあかん!
なんて思い始めているのです。

例えば、バンド活動を再開し始めたことや、
誘われた飲み会は基本的に断らないようにしようと
思い直したのもそのせいなんです。
「積極的に他者と繋がって関わって行こう!」
と改めて思っている。

そんな時に、ひょんなとこで「徳」の話を聞いた。

ある通夜のお坊さんの説教で、人間が人間となるべく
必要なことが「徳を積む」ことなんだそうです。

で、家族や子供にどんなに尽くしたり、
可愛がったりしたところで、それは全然、
徳にはならないそうです。

まー、それは当たり前の範囲なんでしょう。
(幼児虐待とか、その当たり前さえ無くなってきてるのだけんども)
きっと、そこまでは、動物でもできるんですよ。

隣人(13号)や会社の人とか、お客さんとか、
通りすがりの人にでも、他人のために働いたり、思いやったり、
敬ったりすることで、初めて徳を積むことができるんだそうな。

その話を聞いて、

ガッテン!ガッテン!ガッテン!ガッテン!ガッテン!ガッテン!

心のガッテンボタン押しまくり

今の世の中は自分や自分の家族さえよければ、
それで良いんだ!みたいな風潮あるんじゃない。
「他人なんか関係ねーぜ!」みたいなさ~。

それじゃー、イカンのよ。獣のまんまなんよ。

ということで、

「早く人間になりた~い♪」ってことでんな。

ベム・ベラ・ベロー!(妖怪3段活用)

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