The letter from YOKOHAMA

Yokohamaは未来に開けた街で、新らしいものを歓迎する進取の精神が生きている、そして、ここにしかないものがある

広末涼子と加藤あい

2008-01-20 07:40:39 | Weblog
 加藤あいが出てきた時、広末涼子に似ているなーと思ったことがある、両人とも色白の美人、加藤あいはお嬢さまキャラでぐんぐん人気を伸ばし、広末を越えたかに思えた。
 だが、最近は、広末が巻き返しているようだ。
 私は、広末がコーカソイド的で、加藤はツングース的と思っていた時期がある、どういうわけか、広末涼子にはコーカソイド的白人の特徴がある、これに対して、加藤あいはツングース美人の特長を備えているように思えてならない。
 「ツングース(Tungus・通古斯)」は新しいタイプのモンゴロイドの一種で、漢代の鮮卑・唐代の靺鞨(まっかつ)に契丹・宋代の女真(じょちん)であり、靺鞨は「渤海国」を女真は「金」を女直(じょちょく・女真に同じ)は「清」を建国している。
 彼らは豚を飼育し農地を耕作し狩猟をしたのだが、それが、遊牧だけのモンゴルが、彼らを軽蔑した理由だったらしい、満州族は中国東北部から南部一帯にかけて分布した民族で南方ツングース族に分類される。
 ツングースは狩猟型の騎馬民族になるのだが、昭和の前期、西村真次という学者が「ツングース民族南下説」を発表していた、これによると、日本海沿岸の地域一帯にツングース族の来訪があったらしい、津軽・出羽・越後から出雲までということになる。
 この地域一帯には色白の人々が多く、いわゆる縄文人とは似ても似つかない、津軽美人・秋田美人・山形美人・・・枚挙に暇がないが、平安の時代には、京都の公家たちは、代々、出雲の女性を招いたという、色白で端正で可憐な容貌は、日本の男の心の琴線をかき鳴らさずにはおかなかった。
 加藤あいには、その片鱗がないことはない、ところで、日本の東北地方はズーズー弁で有名であるが、あの司馬遼太郎は『韃靼疾風録』の最後で満州族の言語とズーズー弁の共通性について触れていた、そして、このズーズー弁が出雲地方でも使われており、これを、謎解きのヒントにしたのが松本清張の『砂の器』。
 ところで、日本では、コーカソイド・タイプの美人とツングース・タイプの美人、どちらが人気があるだろうか、それは問題なくツングース・タイプ、その理由は、この列島には、ツングース系統の人々が圧倒的に多いからであり、彼らは加藤あいにシンパシーを感じざるをえない。
 だから、広末の持続的な人気は、日本人と呼ばれる人間集団の「白人人気」が、いかに根強いかの証明になる。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。