みなさん、こんにちは。
胸痛を訴える患者には重篤な疾患をもつことが多く、急いで治療を要することが多いので、迅速な対応を心がけましょう。
急性心筋梗塞: 30分以上続く胸痛・悪心嘔吐・冷汗は古典的なtriadですが、心窩部痛や顎の痛みをきたすこともあります。
糖尿病患者などでは無痛性のことも多い。
まれに、心電図異常を認めない場合も . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
咽頭痛では 片側性バーサス両側性について聞きましょう。
片側性では細菌性を考慮ですね。
とくに、水分や食物の嚥下障害がひどい場合には、化膿性病変を示唆します。
扁桃周囲膿瘍、喉頭蓋炎、後咽頭膿瘍、などに要注意ですね。
写真 ヒンプンですね
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みなさん、こんにちは。
頭痛を主訴とするケースの大部分は機能性頭痛ですが、時に生命にかかわる重篤な症候性頭痛が紛れ込んでおりそれを見逃さないことが大切です。
それゆえ、頭痛をきたす疾患の鑑別診断は次の2種類に分類すると便利です。
一次性頭痛: 片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛
二次性頭痛: &n . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
答えは、レプトスピラ症の治療に伴うJarisch-Herxheimer反応です。
ここでこの病気をまとめてみましょう。
レプトスピラ症は細菌の一種であるスピロヘータのレプトスピラによる感染症です。
人獣共通感染症であり、ヒト以外の動物にも感染します。
発熱、悪寒、頭痛、結膜充血、筋肉痛、無菌性 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回はショックケースについて考えてみましょう。
30代男性、5日前からの頭痛と全身の筋肉痛で受診。
39度台の発熱、眼球結膜の充血と腓腹筋の把握痛を認める。
2週間前に西表島へ観光に行き川下りをしたとのこと。
血算で白血球数上昇、血小板軽度減少あり。
血液生化学で軽度肝機能障害あり。
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みなさん、こんにちは。
レプトスピラ症は、Leptospira という螺旋状の細菌(スピロヘータ)による人獣共通感染症です。
ネズミなどの野生動物などが罹患後に保菌状態となり、尿中に菌を排泄し、これが川、池、水田などの淡水に流れ込み、ヒトが接触すると皮膚の傷や粘膜を通して感染します。
経口でも感染します。
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みなさん、こんにちは。
髄膜炎菌感染症は、文字通り、髄膜炎を合併する敗血症をおこします。
重篤となることがあります。
急な発症で前駆症状(頭痛、咳、咽頭痛など)が起こった後に、高熱、悪寒戦慄、関節痛が出現し、ときにショックとなります。
しばしば皮膚、粘膜に点状出血、重症化すると紫斑を . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
Salmonella enterica serotype Typhi,Paratyphi AおよびBなどの一部のサルモネラ菌の感染では、特徴的な全身性発熱疾患を呈します。
腸チフスです。
発熱(階段状に高熱に至る)、頭痛、全身倦怠感、食欲不振、乾性咳嗽、便秘(>下痢)、比較的徐脈、脾腫、体幹部の“バラ疹& . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今年は、あのスペイン・インフルエンザの世界的流行からちょうど100年目となります。
今回は、インフルエンザについてまとめてみました。
インフルエンザはインフルエンザウイルスによる急性ウイルス感染症。
日本では冬季から春の初めにかけ流行的に発生していまし . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
風邪は、問診、咽頭所見、その他の身体所見に異常のないことより臨床的に診断します。
一般的に検査は必要ありません。
合併症の有無、他疾患の鑑別の必要性を認めた場合には検査を考慮します。
鑑別診断で注意すべきは、“かぜ様”の症状に惑わされてはいけないこと。
咽頭の所見も乏し . . . 本文を読む