みなさん、こんにちは。
労作時の痛み、痛みが起きると活動すべてを止めねばならなくなる場合、ニトログリセリンを服薬して3分以内に改善する痛みなどは冠動脈疾患と強く関連している。
胸骨裏の痛み、左腕への放散、「押された感じ」も正の相関がある。
一方、「鋭い」痛みや、咳、深呼吸、腕や体感 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
Levine 徴候(胸骨上で固めた握り拳)の感度はたったの9%であった。
特異度は84%。
陽性適中率が50%、陰性適中率が31%。
胸骨上で平手が置かれている場合は感度が高くなり、38%、特異度は67%、陽性適中率は65%、陰性適中率は4 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
労作性狭心症の場所、ある患者においてはそのタイミングはほぼ予測可能である。
ある決まった階段の段数を登ると起きるなどだ。
致死的胸痛はangor animiと呼ばれていた。
差し迫った悲運の感覚、となる。
心筋梗塞、大動脈解離、大量肺塞栓に伴う。
重症喘息によって起こ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
患者は最初に痛みの強さを(痛みの性質ではなく)0〜10までのスケールで量化するよう求められる。
0だとまったく痛みがない状態、10だと死にたくなるくらい痛い、である。
血圧計が通常の位置に置かれ、収縮期血圧よりもずっと高くなるまでカフ圧を上げる。
虚血で痛みが起きる。
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みなさん、こんにちは。
疼痛は「何か悪いことが起きている」という体が出す信号。
痛みの知覚は感覚神経からのの入力と心理学的解釈からなっている。
しばしば傷が治り、その後も痛みがずっと残ることもある。
慢性の治らない「病変のない痛み」は医学的な問題として認識されるようになった。
成人の約15 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
外傷患者は短縮された病歴(そして迅速にて完全な身体診察)が取られねばならない。
患者は初期の清明期を過ぎて、意識を失ってしまうかもしれないからである。
手術が必要かもしれない緊急時においては、米国外科学会のAdvanced Trauma Life Support Course(ATLS course)が推奨する「AMPL . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
感染症では戦慄は体温カーブの「寒い」時期に起きる。
熱性疾患のこの事実に気がつかない患者もいる。
患者のなかには、熱とともに悪寒戦慄が起きた、と言う人もいる。
不正確に記憶された順番であっても症状の関連性は役に立つ。
安易なチェックリスト化は関連症状にそぐわない。
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みなさん、こんにちは。明日は別件のため、今回はこの時間にお届けいたします。
関連症状は主要症状に関連して現れるもの。
これは症状群の診断における重要性を増す。
例えば、多飲、多食、多尿はそれぞれ個々には非特異的だが、これらが組み合わさればこれは新規発症の糖尿病に特徴的であり、診断の3徴と呼べる。
体重減少、倦怠感、食欲不振はが . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
もし患者が胸痛について明瞭にはっきりと説明できるようだったらそれは心原性ではなく、患者が胸痛を説明するのに困難を感じるのが心原性の特徴である。
つまり質が診断の手がかりとなるのだ。
患者が「発作」「倒れそう」「飛び出てきている」あるいは、力が入らない、腰痛、倦怠感…、などという場合には、 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
増悪因子は寛解因子と一緒に問診されることがあるが、これらは分けて質問をすべきである。
「よくなったり悪くなったりはどんなふうに起きますか」と聞けば、多くの患者は後者についてのみ答え、寛解因子については言及しないからだ。
増悪寛解因子の有用性を示すのに、左側の前胸部痛を訴える2人の患者を考える。
1人目の . . . 本文を読む