燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

GIM Intensive Review

2019-06-28 | お知らせ
今年もGeneral mindを持った医学生、初期研修医のみなさんを対象としたセミナーを東京で開催します。  皆様の参加申し込みをお待ちしております。 開催日:2019年8月3日(土)~4日(日) 場 所:AP東京丸の内 東京都千代田区丸の内1丁目1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー3階 https://www.resident.bz/junior/event/post-1418 . . . 本文を読む
コメント

拡張期雑音

2019-06-27 | 勉強会
  みなさん、こんにちは。     今回は拡張期雑音。     これは全て病的です。 拡張早期雑音 Ⅱ音直後から始まる。 通常は漸減性。 拡張期を通して聴取されれば全拡張期雑音ともいえる。 慢性大動脈弁閉鎖不全症、肺高血圧症の時の肺動脈弁閉鎖不全症が代表的。 急性大動脈弁閉鎖不全 . . . 本文を読む
コメント

心雑音

2019-06-26 | 勉強会
  みなさん、こんにちは。 心雑音診察のポイントは下記です。 ①  部位 ② 大きさ(Levine grade 1-6) ③  pitch(high-low) ④ phase(収縮期・拡張期) ⑤ 音のシェイプ:漸減性など 今回は収縮期雑音についてです。 収縮期雑音は、その始まりと終わりのタイミングにより、下記のよ . . . 本文を読む
コメント

世界的PhDを取るには沖縄に行くとよいワケ

2019-06-24 | お知らせ
  皆さん、こんにちは。 写真は最近の新聞に載った記事です。   我々が2月に学会を開催した会場であるOISTが世界ランク10位に入りました。   Harvard Medical Schoolと我々とのコラボのICRTワークショップも来月ここで行います。   MDを取った後に基礎系PhDを目指す人にはここでPhD学生をすることをオススメし . . . 本文を読む
コメント

心音シリーズ:Ⅲ音とⅣ音

2019-06-21 | 勉強会
    みなさん、こんにちは。     今回はいよいよS3とS4ですね。 S3は、心尖部においてⅡ音の120~180 msec後に聴取される低調な音。 左側臥位でベルを用いると聴取しやすい。 通常は心不全を示唆するが、30歳以下では正常でも聴取されることがある(生理的Ⅲ音)。 その他、心室の拡張期容量負荷(左心系 . . . 本文を読む
コメント

心音シリーズ:Ⅱ音

2019-06-20 | 勉強会
  みなさん、こんにちは。     今回はS2です。     心臓の生理学を思い出しながら考えてみましょう。 S2は半月弁の閉鎖に関連して生じる音。 高調な大動脈成分(A2)とソフトな肺動脈成分(P2)からなる。 増強:  半月弁閉鎖時の圧較差の最大変化率に依存する。    臨床的にはA2―高血圧 . . . 本文を読む
コメント

心音:Ⅰ 音

2019-06-19 | 勉強会
  みなさん、こんにちは。     今回から心音シリーズです。     まずはI音ですね。 房室弁閉鎖に関連した音。 通常は僧帽弁閉鎖成分(M1)と三尖弁閉鎖成分(T1)、大動脈弁開放成分(A1)にわかれる。 低位胸骨左縁や心尖部で最も大きな比較的低調の音である。増強:  僧帽弁狭窄症、高拍出状 . . . 本文を読む
コメント

心尖拍動

2019-06-18 | 勉強会
  皆さん、こんにちは。     今回は心尖拍動の触診についてです。 通常、触診で触れるのは左室側ですが、右室肥大のときは右室が触れます。 健康人ではソフトな拍動であり、通常収縮期の前半に触れ、胸骨中央線から10cm以内で触れます。 広さは1肋間を超えず、Ⅳ音などの拡張期のイベントは触知しません。 持続性 . . . 本文を読む
コメント

第20回 水戸医学生セミナー 開催のご案内

2019-06-17 | お知らせ
  皆様、こんにちは。 今回はお知らせです。   水戸協同病院と水戸済生会総合病院の共催で、大学の授業では体験できない、内科と救急のエッセンスを盛り込んだ「水戸医学生セミナー」を開催します。春と夏の年2回の開催で10年目を迎えた本セミナーですが、全国の大学からのべ170名以上の医学生が参加した実績があります。リピーター参加者もいるほど好評で、あなたにも満足していただける . . . 本文を読む
コメント

成人T細胞性白血病/リンパ腫(ATLL)

2019-06-14 | 勉強会
  みなさん、こんにちは。     今回は九州沖縄に比較的多くみられるATLLについてです。 主症状: リンパ節腫大、皮疹、肝脾腫をみることが多い。 高カルシウム血症による意識障害で受診する場合もある。 診断: ① 抗HTLV-I抗体が陽性 ② 血液細胞学的または病理学的にリンパ系腫瘍 ③ 腫瘍細胞はT細胞由来 . . . 本文を読む
コメント