家族をNHK、お江さんの舞台に案内して
=賤ヶ岳、余呉湖、小谷城址も観光客で一杯=
(この日記の掲載期間:4月15日ー4月21日)
小谷城、NHK大河ドラマで長政がお市と並んで見た景色
(琵琶湖と右上に薄く竹生島 虎御前山は写真の左方向:昨年8月撮影)
大河ドラマの舞台、滋賀
我が家はアウドア一家、春は恒例の一泊キャンプです。迷うことなく今年は
NHK大河ドラマの最初の部分、湖北が舞台の史跡を歩くことにしました。
Kennyの城址歩きで知った、賤ヶ岳、余呉湖に近いウッデーパル余呉という
リゾート地にロッジを取りました。
ウッデーパル余呉:ロッジ、テントキャンプ場
NHK大河ドラマの及ぼす影響はさすが!
先ずは賤ヶ岳に:
やはりすごいですね。予想以上でシングルリフトはフル稼働でした。標高421m
の山が賤ヶ岳の合戦で有名な秀吉軍の砦がある賤ヶ岳です。麓からリフトで
簡単に辿れます。山頂からは琵琶湖の北端と余呉湖が同じ場所から左右に
見えます。さらに柴田勝家が開いたとされる軍道、北国街道や旧伊香郡
4町(木の本、高月、余呉、西浅井)も眼下です。
賤ヶ岳登山口・リフト乗り場 リフトに観光客が絶えない
今まで何度も訪れていましたが、これだけ賑わった賤ヶ岳は始めてです。
若いカップル、山本山から縦走して来たハイキング客。我々のような家族
連れなど多くの方がドラマとダブらせて思いにふけっておられます。
我が家族の内二人は小学生、史実には興味はありません。もっぱら無料の
双眼鏡(なかなか粋な計らいですね)で山頂からの景色を眺めています。
といっても大人達も、Kennyの一夜漬けの解説にどれだけ興味を持ったか
は非常に疑問です。反応は、なんでそんなに知ってんのー? でちょん。
賤ヶ岳山頂にある看板:琵琶湖・余呉湖・砦が 整備された登山道
佐久間盛政の砦のあった行市山は真正面に構えています。秀吉が美濃大垣
にいる隙を突いて勝家軍に滅ぼされた中川清秀の大岩山砦も尾根伝いの近
くです。
多くの観光客を迎える準備は既に十分で、リフトから山頂までの道も歩き易く
また麓からの登山道もしっかりと補修されているようです。
小谷城戦国歴史資料館
やはり力の入れようが違います。ここは資料館なのでNHKのドラマでお江
さん役が着た着物等の展示はありませんが、発掘された碁石や小谷城の
解説は立派です。地元の方々がよく勉強されて丁寧に説明下さいます。
そのお一人が偶然にも妻の高校時代の同級生。校長先生も勤められたとか
で解り易く説明するのはお手の物です。ここでも大勢の方が先生のお話に
聞き入っておられました。
ボランテアガイドさん 資料館駐車場には観光バスも
小谷城址
当然のごとく車、人、ひとです。昨年は城本丸近くまで車で上がれましたが、
今は麓からのシャトルバスが見学の手段です。ところが・・、当日は兎に角
真冬並みの寒さ。そこにバス待ち時間も覚悟です。防寒対策なしではとって
も無理と判断、いつでも来れると登城は諦めました。案内人の方のお話では、
最も人気のポイントは桜馬場跡(だったかな?)で、ドラマで長政とお市さんが
琵琶湖、竹生島、山本山、虎御前山を見下ろしたあの場所だそうです。
(TOPの写真)
以下の写真は、昨年の8月に撮ったものです
黒金門跡:NHK大河ドラマで長政とお市、3姉妹がここで悲惨な別れを
近江(滋賀県)は戦国時代の舞台
NHKの大河ドラマでも過去に何度も登場しましたが、滋賀県に1300以上
のお城があったとされ、この小谷城周辺も合戦の地で、近江、美濃、越前
などの各大名は都への通過点として重要な拠点と近江を制することに力
を注ぎました。案内した家族はともかく、私にとって改めて実感する今回
の旅となりました。 車、観光バスのナンバーを見ても実に遠くから・・。
この機会に滋賀県をもっと知っていただくと、滋賀県民の一人として
嬉しいかぎりです。
大広間跡から本丸跡の石垣 番所跡から本丸跡の現地看板
今日もご覧下さいましてありがとうございました。