晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

絵本に教えてもらう『父さんはどうしてヒトラーに投票したの?』

2019年10月27日 | 読書

タイトルや表紙から分かるようにこれは子供向けの絵本。だが、挿入されている写真とコラムによる当時のドイツの歴史の一コマ含めて大人も読める良書。ヒトラー政権が成立した1933年から1945年までの12年間、家族の周辺での出来事を少年の視点から見つめる。それは国会議員の投票を巡る両親の言い争いから始まった。選挙結果は父の推したナチ党の勝利で終わり、ヒトラー独裁による恐怖政治と周辺国への軍事的拡張が進められていく。強制収容所の開設、政治犯やユダヤ人の収容、ヒトラーと異なる考えや思想の排斥。ついには人種の純潔さを弱めるとして、身体的・精神的な障がいを持つ人々の絶滅計画の実行にまで。母が「一生ずっと、子どものままなの」と話す少年の妹にも手が及ぶのだ。やがて、住んでいる町を廃墟とし、多くの犠牲をもたらした戦争はドイツの降伏で終わる。戦地から無事戻った父に少年が問う言葉に、あらためて教えてもらう。異論を一顧だにせず、自説を押し通すこの国トップの政治姿勢。その力の大きな背景が選挙結果だということを。

      


晴れの日、念願の紅葉の赤城山へ

2019年10月20日 | 

天候不順が続いている中の好天日、紅葉の時季は初めての赤城山に行く。先ずは雲海が発生するという鳥居峠に朝早く到着。だが残念、4時起きで車を走らせたのに予報どおりの強い風。朝霧も雲海も見下ろす覚満淵方面は無く、反対方向の遠くの山なみ周辺に見えるのみ。写真撮影は早めに切り上げて移動、赤城山最高峰の黒檜山に向かう。登山口から岩の多い急登の連続、おまけに前夜の雨で滑りやすい。見晴らしの良い猫岩でひと息、その先も眼下の大沼や地蔵岳などの眺望、山肌の紅葉に足を止める。最後ひと登りで稜線の分岐、平坦な道を進んで山頂先の展望台に。上越や尾瀬の山なみを見渡し、山頂で休息してから次の駒ケ岳へ。黒檜大神から大ダルミへ階段状の道を急下降。日曜日、逆コースで上がってくる登山者も多い。登り返しは緩やかな笹原の道、風も収まって防寒着を脱ぐ。着いた駒ケ岳山頂で小沼や関東平野、周囲の紅葉を眺めてのオニギリは美味しい。この後は展望の良い快適な尾根道を分岐まで、右折して一気に下降。鉄の階段、岩の多い急坂を慎重に足を運び、最後は雑木林をジグザグに下って下山口。やれやれと安堵、デザート代わりに近くの覚満淵をのんびりと半周。ここの紅葉はこれからなのか、台風で散ってしまったのか彩りは今ひとつ。でも取り巻く山々の秋色は今が見頃。冬の霧氷やツツジ咲く初夏の頃とは、また別な魅力の赤城山に会えて良かった。2019年10月20日(日)(鳥居峠駐車場<朝食>07:00==07:10おのこ駐車場)駐車場07:15~07:35黒檜山登山口1370m 07:40~08:10猫岩~(駒ケ岳分岐)~09:20黒檜山1828m~09:25展望台~09:30黒檜山09:45~(駒ケ岳分岐・黒檜大神石碑)~10:45駒ケ岳1685m(昼)11:10~11:25分岐~12:05駒ケ岳登山口1355m~12:10おのこ駐車場~(覚満淵・散策)~13:10駐車場<毎度の富士見温泉ふれあい館で入浴、シニア割引310円は大変お得>

 

    

 

   

 

    

 

    

 

    

   

 

 

    

   

 

    

 

 

 

 


鴻巣コスモス畑、来年に1200万本の花を

2019年10月18日 | ひな人形と花のまち

台風の翌朝には濁流の大河と映った荒川もすっかり水が退いた。川の流れは以前のように狭く、低いところに戻ったようで視界の先には見えない。今は、轍に少し水が残っているものの元の河川敷が遠くまで広がる。だが、やはりと言うべきか今月下旬のコスモスフェスティバルは中止との報道。台風前には七分咲きくらいになっていたという約1200万本のコスモス。毎年秋の見慣れた光景だが見れないとなると寂しい。整地から夏の種まき、そして育ててこられた地元農家・関係者の皆さん、お世話かけますが来年を待っています。(市内の「花のアオアシス」では倒れたヒマワリが元気に花を)

      

  

   (2017年) 

     (2018年)

 

 


台風後の畑、次の玉ネギに向けて

2019年10月16日 | 市民農園

今回の台風で長野のリンゴや収穫直前の田畑など、農業にも甚大な被害が報じられている。生活に直結するそれらに比べれば市民農園の我が畑への影響は微々たるもの。浸水した影響か風なのか、弱々しくなったダイコンは様子を見るしかない。強風に倒れたブロッコリーは直立させ支柱を立てる。葉物野菜も春菊以外は虫食いや汚れで廃棄。もう収穫の見込みのないナス、オクラを抜いて次の玉ネギの準備をする。水分を含んだ畑の土はミニ耕運機も動きにくい。長靴がずぶずぶと埋まり、大量の雨が降ったことをあらためて実感。11月初旬には植え付けを行なう。ダイコンなどの野菜とともに畑自体の回復を、そして被災地もぜひ折れないで。

 

    

 

    

 


大型台風の一夜が明けて

2019年10月13日 | 雑記

関東を直撃した大型台風。各地に河川の決壊や土砂崩れなどの大きな被害を残こした。我が家周辺も激しい雨や風が終日続き、雨量の多さに一番心配したことは洪水。だが近くの元荒川は低い位置だし、武蔵水路は流水量を調整するはず。もうひとつの荒川は川幅日本一で2.5kmもあるが、これは両岸の堤防間のことで実際に流れている川幅は狭い。と、安心しきっていたら、防災放送で何度も荒川氾濫の可能性ありとの避難勧告。大丈夫と思いながらも念のため、浸水時には2階に避難しょうと貴重品、ヘッドライト、ラジオなどを準備。幸い夜半には雨も収まり、大事に至らずに済んだ。朝になって早速、その荒川に。いつもは30mほどと言われる川幅がその何十倍も。こんな時に不謹慎だが、同じく日本一の水管橋とともに普段は見れない光景。しかし、河川敷のパークゴルフ場や関連施設は水没、間もなく満開予定のコスモス畑も全滅だ。その後に畑の様子を見ようと市民農園に向かった道路が冠水、引き返すはめに。人災無くとも自然災害の脅威の一端を見た思いがした。

 

    

 

 

 

 


台風直前の那須岳&三斗小屋温泉(2)

2019年10月11日 | 

食事が良さそうだというので決めた宿。朝食は温泉玉子付きでまずまずながら夕食は期待外れ。北・南アルプスの山小屋のほうが良い、カレーライスでも良かったなど同行した山トモさんと一致した評。(そして部屋までお膳を運んでもらうより、温かいご飯・味噌汁がいい)加えて、両隣りの男女グループの食事・食後の談笑、消灯後の男性陣の話声がうるさく、個室と言いながら居心地も今一つ。温泉と柔らかな掛け布団、スタッフさんの好対応だけが印象に残った三斗小屋温泉を出発。2日目は心配した風もなく、空は快晴。平坦な樹林の中を進み、峰の茶屋跡への道を左に分けると傾斜ある下り道。沢まで下り、橋を渡って今度は登り道が続く。沼原分岐からさらに登り詰めると紅葉の真っただ中の姥ケ原。青空と白煙出す茶臼岳が映り込んだひょうたん池や周囲、見上げる彩りは最高。しばし眺めを楽しんだ後、遠く人影が並ぶ牛ヶ首への登り。続々と降りて来る人々。かき分けて着いたところで今度は眼下の紅葉を眺める。この後は茶臼岳を回り込む岩屑の道を気持ち良く歩き、朝日岳を望む峰の茶屋跡分岐の小広場に。その余韻をここでもう少し味わい、峠の茶屋へ下るという山トモさんと別れて茶臼岳山頂へ。火山特有の岩の多い道、高度を上げて旧噴火口の縁に。平坦な道を半周回って山頂着。昼食は宿で作ってもらったオニギリ弁当。食べにくい海苔の佃煮は別として、小梅が入った2個を眺望とともに美味しくいただく。ロープウエイ山頂駅から苦しそうに登って来る人と入れ違いに下山、山トモさんとも無事に再会。今が盛りの紅葉と山登り、その途中での温泉を楽しんだ今回。出発前日の雨戸補修で腰をひねり、不安を抱えたままの山行。温泉と常時ストックを使用したリハビリ効果のせいか右腰の痛みも消えた。三斗小屋温泉と那須岳、もう一軒の宿を泊まりにまた来よう。10月10日(木)<朝食:6:20~>07:15~07:40沼原・姥ケ原分岐~08:25沼原分岐(姥ケ平下)~08:40姥ケ平1594m (往復0:10/ひょうたん池)09:30~10:00牛ヶ首14731m 10:15~10:45牛ヶ首・峰の茶屋跡分岐10:55~11:30茶臼岳1915m <昼>11:55~12:30ロープウェイ山頂駅1689m 12:40⇒(5分/1,200円)⇒12:45山麓駅<開湯からの歴史1400年といわれる鹿の湯(500円)、41度~48度までの6浴槽あって一浴の価値あり>

 

    

 

   

 

    

 

   

 

    

 

 

    

 

    

 


台風直前の三斗小屋温泉&那須岳(1)

2019年10月10日 | 

那須岳と初めての三斗小屋温泉。金曜日から天気下り坂との予報で急遽、1日前倒しの出発。つかの間の好天と紅葉最盛期のせいか、予定した峠の茶屋・県営駐車場は08:30で満車。平日であれば大丈夫との判断が甘かった。少し戻り、ロープウエイの駐車場で残り1台のスペースに何とか駐車。強風で運行休止中のため帰る車が出たようだ。2日目の下山はロープウエイを利用するので、まあいいか。歩き始めの樹林を抜け、とたんに強い風。今回、久しぶりに同行の千葉の山トモさんは細身なので飛ばされそうとぼやく。帽子も被れず、身をかがめながら展望の開けた道を進む。右手に朝日岳、前方遠くに見える峰の茶屋跡避難小屋をめざす。普段でも風が強い小屋に身を寄せてひと息入れ、吹き抜ける稜線を通過。連続する鎖場を慎重に進んで朝日岳。早々に熊見曽根分岐へ、そして左手に下って風の避けられる場所で昼食。登り返しの隠居倉あたりから風が収まり、陽光に輝く紅葉を眺めるゆとりも出てきた。この後、三斗小屋温泉までのんびりと下るのみ。予想していたよりも急傾斜だったが、周囲の景色や源泉の湯けむりに癒されながら宿に着いた。10月9日(水)ロープウエイ山麓駅駐車場1382m 09:00~09:25峠の茶屋・県営駐車場1450m  ~10:15峰の茶屋跡避難小屋1718m 10:25~11:00朝日岳分岐~11:10朝日岳1896m 11:20~11:30朝日岳分岐~11:40熊見曽根分岐~<昼>~12:50隠居倉1819m 13:00~14:00三斗小屋温泉1471m<大黒屋・泊/夕食17:30~/9,500円、翌日の昼食弁当500円>

 

    

 

   

 

   

 

    

 

    

 

 


オーロラの動画をユーチューブに

2019年10月06日 | 写真&旅

先月のカナダ・イエローナイフでのオーロラ。まだ写真の整理が続いているが今回、ユーチューブの初体験。静止画のスライドと500枚の静止画をタイムラプス(同一場所での約1時間の経過)したものを初めてアップした。出来栄えは今ひとつだが、これからは星の撮影画像も同様にトライしてみよう。


隣りのひまわり畑は開花中

2019年10月05日 | ひな人形と花のまち

四季折々に花を楽しませてくれる市民農園隣りの「花のオアシス」。秋となって今は「ひまわり畑」に変身中。3種類のひまわりのうち背丈が低く、顔の小さなキッズスマイルが見ごろを迎えている。大きなひまわりの満開、ピコティという品種のコスモスの開花はこれから。畑の野菜の成長とともにこちらも楽しみにしたい。

    
 

    


汗ばむ10月、ダイコンの土寄せ

2019年10月01日 | 市民農園

10月だというの気温は31度。さすがにエアコンは控えているが時折り、扇風機のお世話に。市民農園で1か月前に蒔いたダイコンの今日は追肥と土寄せ。あまり手をかけていないのに立派に成長している。今月もう一度、追肥を行なえば来月半ばには収穫出来そう。今から出来具合が楽しみだ。小松菜・チンゲンサイなどの葉物野菜も順調。出芽が悪く、蒔き直したホウレンソウ、春菊も芽が出てきた。空きがでたスペースにこれらの葉物野菜の第2陣の種を蒔き、不織布で覆う。ブロッコリーの防虫対策の寒冷紗はもうしばらく、このままに。汗をかく作業に微風が気持ち良い。見上げると、オクラの黄色い花が青空の五線譜に踊っている。コスモスが待ちかねている秋はいつごろに。