晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

ロウバイに誘われ、長瀞アルプスも

2016年01月29日 | 

2日続けて春のような暖かさ、そして翌日から雨または雪が降るという。早めに開花しているというロウバイを見るにはこの日しかないと家を出た。宝登山から長瀞アルプスも歩いてみよう。それでも近いので7時過ぎの遅い出発でもOKだ。着いた駐車場は平日なのか、ロープウェイの営業前のせいか2台のみ。山頂関係者の車も通る道は歩いてすぐに雪道になる。先行の登山者はアイゼン着用だが、そのまま凍結路を避けながらゆっくりと1時間で奥宮、山頂に。肝心のロウバイは低い斜面の西側は終わり、見ごろの高い斜面のほうを眺め歩く。観光客も増え、長瀞アルプスへ足を向ける。凍結の急下降は途中から念のためアイゼンを。日陰の林道から冬日の眩しい残雪の尾根道を気持ち良く歩く。下山道で環境整備協力金の投入箱を運ぶ地元の人と話をした。何度か歩いていたこの山道が私有地であること、楽しく歩けるよう共有者で道を整備しているので、これからも多くの人に来てほしいとのことだった。お礼を言うとともに、これからは100円玉を必ずポケットに、と思った。1月28日(木)/(関越道・花園ICから30分)宝登山山麓駐車場09:00~10:00宝登山497m11:00~小鳥峠11:50~野上峠12:05~(氷池分岐・天狗山分岐)~12:30本野上分岐(昼)12:50~下山口13:15~13:50駐車場<山麓駐車場は1日500円>

 

今日は凍結路  

山頂に  

両神山が近い  

春の香り 

陽光の雪道  

赤城山で忘れた箸  

百円忘れずに  

 


今年初登山は赤城山で念願の霧氷に

2016年01月28日 | 

大寒波も緩んで好天予想なので昨冬見損なった霧氷をと赤城山へ。大型トラックに挟まれながら熊谷バイパス・上武道路走るうちに夜が明けて右手前方、紅色に染まる赤城山。予定より早く1:40でバスに乗り換えの道の駅に到着。防寒、オーバーズボン、ロングスパンツなど余裕の登山準備。08:10発のバスには山登り姿の5人が乗車、車窓から見た途中の道路状況は日陰の道が多く、ガチガチの様子。それでも着いたバス停や登山口近くの駐車場には数台の車。プリウスは無いので四駆車か、それとも相当雪道に慣れているのか、と考えているうちに登山口に。最初からの直登、硬く踏まれたトレースに10本爪アイゼンが良く効く。猫岩を過ぎ、眼下に大沼が見え始める頃に念願の霧氷の山肌に突入、写真撮りで前になかなか進まない。暖斜面から稜線への急登になると霧氷が大きくなり、この被写体も良さそう。稜線分岐から黒檜山山頂、展望広場でも眺望より霧氷を存分楽しませてもらった。大ダルミへの急下降はアイゼンに雪が付着し慎重に、春山のような稜線を登り返して駒ヶ岳、そして下山道に。風も弱く、暖か過ぎたのか山全体を覆う霧氷を撮る機会を逸したが、それはまた次の機会に。最後は今年の初登山に満足しながら富士見温泉に浸かる。この心地良さは何にも代えがたい。2016年1月27日(火)/(道の駅ふじみ・富士見温泉からバス約50分)あかぎ広場前バス停09:00~(赤城神社P・黒檜山登山口P)~09:15黒檜山登山口1370m 09:25~猫岩09:50~11:35黒檜山1828m(昼)12:20~大ダルミ13:00~13:35駒ヶ岳1685m13:45~14:30駒ヶ岳登山口1355m~14:40赤城山ビジターセンター<往復バス券1,650円、バスの運転手さんの話では赤城山の凍結路下りのスピード40kmは危険とのこと、いつかの参考にしたい>

 

朝日の赤城山  

バスに乗り換え正解  

赤城神社を左に  

冬の華 

霧氷の世界に 


厳寒の信州路ドライブ

2016年01月25日 | 写真&旅

関東の雪から続く列島寒波の先週、以前からの予定なので向かった信州はやはり寒かった。晴れたものの昼間気温が零度前後のため、凍結路が想定される北八ヶ岳方面は取りやめとして諏訪湖周辺をぶらぶら。7年に一度の御柱祭が近い諏訪大社上社では、建て替えられる運命にある社殿四隅の御柱を目に留める。去年の善光寺御開帳、今年は御柱祭とNHKの大河ドラマ「真田丸」の影響で信州観光はプラス要素が続く。その後の雪舞う飯山・北竜湖、高山村の高井橋などの雪道は3年目のスタッドレスでも問題なく走れた。もう少し気温が上がれば北八ヶ岳の登り道に再度挑戦したいところだが、近々行く赤城山の車道の様子を見てみよう。

 

 湖岸は結氷 

こんなミニ御神渡りも  

諏訪大社上社 

御柱 

高井橋 

日が暮れて寒々しく 


けんかつで”山伏の世界”に

2016年01月20日 | 読書

埼玉県民活動センターの講座『中世の文学空間―鬼と山伏を巡って―』の第3期が始まった。「鬼」「仏」の前2期は、続いて起きた身の回りの死にテーマが重なる回もあり、感情移入を堰き止めるのに苦労することがあった。それは、今シリーズが概論という位置付けながら<言葉の出てくる必然性>を分かりやすく解き明かす川上講師の講義手法によるものだろう。最終期の初回であらためて<中世という時代>と<中世の文学>を頭に刻み込む。この400年間の交通・交易の広域化と職能民の流動化など経済の変化が、文化とともに神仏の時代を形成。加えて「謡曲」(台本)が説話・物語・和歌を集大成したものであり、演劇化したものが「能」であるということ。そして<山伏の姿が出て来ない>その訳や思索より技術重視の修行者集団の活動など、多くの知識に引き込まれた2時間だった。山好きには興味深い話も多く、今期は肩の力を抜いて受講しよう。

 

これだけの書物に触れられる   

 


初雪に面食らって

2016年01月18日 | 雑記

北国に昔住んでいたころの記憶では、舞う程度の初雪があってから徐々に本格的な積雪になったはずだ。ところが今日はこの冬初めての雪で、それが15㎝超。スタッドレスなので車で出かけられたが、途中でノーマルタイヤらしき車が立ち往生。昼のニュースでは、この埼玉県でも数十名のケガ人発生や車の事故、都内の駅での大混乱などを伝えていた。旅先で予定した雪景色は旅情もあってよいものだが、生活圏の中での急な降雪には面食らう。ただ今週、雪国に行く身としては勉強になった。四駆車ではないので雪の坂道には用心して運転したい。

 

雨になっても溶けない 

垣根に 

梅の木も 

 雪原の水管橋に 


17時までの夕景、吉見運動公園

2016年01月15日 | 写真&旅

荒川の河川敷に広がる吉見総合運動公園は自宅から車で10分ほど。その名のとおり、テニスコートやサッカー場などの運動施設が多いが、四季折々の花を見るのも楽しそうだ。この時季、午前の早い時間であれば冬陽を受けて長く伸びる樹影が面白い。そして何と言っても陽が落ちた頃、メタセコイアの並木越しに見る夕景がいい。もう少し粘って変化ある雲を入れたいのだが、時間切れ。17時が閉園時間なので、また次回に。

 

   樹影の鍵盤 

大地がキャンパス 

   


身近ながんに、二冊の本

2016年01月14日 | 読書

この半年、身近で二人を亡くした。ともに、がんだった。治療を受けてから、大腸がんのひとりは3ヵ月、胃がんのもうひとりは1ヵ月という短い期間だった。ともに肝臓に転移した末期がんだったが、あまりにも早すぎる死。そこで手にしたのがこの二冊。『がんより怖いがん治療』の著者は以前より安易な手術や抗がん剤治療を批判している有名人。この本の中でも激しく指摘している。概ね理解できる内容だったが、「がんもどき」は治療不要なので「がん検診」や「人間ドック」は受けるべきではない、との説はどうだろうか。『がんを告知されたら読む本』は、がんとは何かをはじめ、なぜ死ぬのか、治りにくいのか、治療の基本や種類など、多忙な医師に聞けないような問いに懇切丁寧、説明してくれる。特に免疫力アップやストレス軽減などの心の持ち方は、家族をがんで亡くしている著者ならではのようだ。二冊を読んで記憶に留めたことは、がんの種類にもよるが手術よりも放射線治療に分がありそうなこと、抗がん剤の有効性と副作用のデメリット、完治よりも延命を考えたほうがよいこと、などだ。亡くなった二人は少なくとも半年は生きられたのではないかとも思うが、本当のところは分からない。自分に置き換えると、できれば『がんを告知されたら・・・』の再読は遠慮したいが、二人にひとりはがん宣告を受ける時代。せめて心身の免疫力を保つような暮らし方を続けていきたい。

          

                              


押し寄せる静かな怒り『母と暮らせば』

2016年01月08日 | 雑記

去年から気になっていた映画を観た。原爆で死んだ息子が母の元に亡霊として現れる。母との会話を通して回想する生前の日々、そこには笑顔があり、ちょっとしたケンカがあって、それでも楽しい日常の暮らしがあった。そうした小さな幸せが、一瞬の光りによって断ち切られてしまった。そして医大の恩師も、兄は補給も無い地獄の戦場で、二人の周りに拡がるいくつもの哀しみ。声高に叫ぶ戦争反対ではなく、静かな怒りが画面から押し寄せてくる。昨年9月19日に強行可決した戦争法、主導した安倍首相が元旦に観た映画は『海難1890』という。トルコとの友好映画も良いが、少し立ち止まってこの映画も観てもらったらどうだろうか。

        

   


“晴耕雨読、・・・”今年も追われそう

2016年01月05日 | 市民農園

世間の仕事始めより1日遅れて今年の“晴耕雨読、山、その他”がスタート。まず朝6:25からのテレビ体操、続いて真向法、そして録画しておいた「大人の基礎英語」。以上が朝食前のメニューで、それぞれ軽めの身体と頭の柔軟体操。今年から追加した真向法は、週一回の教室だけでは進歩は望めないと一念発起したが果たして続くかどうか。新聞モニターのレポートは明日に廻すことにして、天気が良いので市民農園へ。残っていた大根を全て抜き、雑草を取ってから畑を掘り返す。土の中の害虫や病原菌を寒風にさらして退治する、いわゆる寒起こしというもの。暖かい日が続いているのでどうかと思うが週末からの寒さに期待しよう。午後は若干の主夫作業を済ませ、パソコンの写真整理や日向でコーヒー飲みながら読書などのゴールデンタイム。でも録画した映画までは観れない。今年も時間に追われそう。

  

暖冬で雑草も伸びる 

庭のプランターは手間いらず 

残っていた柚子の収穫 


心穏やかな1年に

2016年01月01日 | 雑記

初日の出が見れそうなので今年もさきたま古墳へ早朝出かける。自宅近くのさきたま緑道入口から4.5キロ、1時間ほどの道のり。真っ暗なのでヘッドライトを付けて出発、冷たい風も歩き出すとそれほど気にならない。朱色に染まっていく東の空や夜空の星を眺めているうちに時間がかかってしまった。途中から早足に、最後は丸墓山を駆け登って日の出に何とかセーフ。例年より人出が多い中で待つこと数分、雲が無いので意外にあっさりとその瞬間を迎えた。この刻のように心穏やかな1年であってほしい。

快晴富士