晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

霧のち晴れ、孫と日和田山・物見山

2019年03月31日 | 

何度か延期になっていた孫二人との山登り。前夜からの雨は3時までで、その後は晴天という事前の予報。しかし残念ながら霧雨の朝を迎えた。車で2軒立ち寄って二人をピックアップ。間もなく上がると信じて圏央道に入る。だが雨を自動検知して作動するワイパーは止まらない。登山口に着くころには何とか雨は止んだ。濃い霧でスッキリしないが二人を元気づけて出発。緩やかに登って女坂との分岐、ここは迷わず男坂を選ぶ。濡れた木の根、岩の急坂、そして最後の立ちはだかる岩場。3点支持を一応教えるが、ともかく手がかり足元をしっかり確保して攀じ登るように念を押す。格闘20分近く、神社前の展望台地に上がる。このコース一番の気持ち良い場所だが、眼下の眺めは霧に隠されて見えない。それでも一安心、この先距離はあるものの危険な場所は無い。休憩後ひと登りで日和田山。急坂を下り、緩やかに登り返して車道、駒高集落より再びの登山道。滑りやすい傾斜の道を頑張って物見山に到着。ここまで来ても霧は晴れず、少しの休憩だけで往路を引き返す。戻り道の日和田山の巻き道あたりで待望の陽射し。やっと眺望が得られた神社前の台地でラーメンを作り、ゆっくりと昼食タイム。好天に変わった下り道は足取り軽く、口数も増えた。月1度の山登りはやんわりと断られたが嫌いにはならなかったようだ。高尾山、長瀞アルプス、棒ノ折山に次いでの今回の山。次は間違いなく晴天を狙って、どこへ行こうか。2019年3月31日(日)(圏央道狭山日高ICから20分、登山口近くの駐車場300円)駐車場09:10~(男坂)~09:50日和田山305m 10:10~駒高集落・東屋10:30~10:50物見山375m 11:00~11:45金刀比羅神社12:30~(女坂)~13:00駐車場<駐車場より20分の休暇村奥武蔵で入浴800円・400円>

   

 

   

 

   

 

   

 


桜はゆっくりと晴れ舞台へ

2019年03月29日 | 写真&旅

東京の開花から4日遅れで当地エリアの熊谷にも桜の開花発表が。だが、その後の花冷えのせいか市内各所の桜は、どこもまだ三分咲き程度。県内有数の桜の名所でもある市内吹上・元荒川沿いのソメイヨシノもこれから。ところどころに咲く河津桜だけは元気に濃いピンクをふりまいている。さきたま緑道の先にあるお隣り行田市のさきたま古墳公園も同じ。丸墓山古墳の上の三本桜、斜面の大ぶりの桜もあと2・3日かかりそう。この分だと来週が本番、ゆっくりと花開いて散るのはいつもと同じに早いか。忙しい桜ウィークとなりそうだ。

   

 

    

 

 

 

 

 


あのことは忘れない『脱「原発・温暖化」の経済学』

2019年03月28日 | 読書

 この書を取ったのは二つの理由、ひとつはどうしても消せないあの記憶。2年前、埼玉県議会で自民党と県民会議所属の県議により原発再稼働を求める意見書が採択された。震災原発事故による甚大な被害、今なお避難生活を強いられている福島の人たち。全国の原発立地の自治体においても再稼働反対や慎重な声、再稼働差し止めの判決も示されているなかでの愚行である。そして、もうひとつは最近の経団連会長の度重なる発言。脱原発の声を「感情的な反対」と言い切る。そうした動きに、あなた方は間違っている。「経済性を無視した精神論」ではない、ということを読み取りたかったのだ。経済学の視点から検証するというだけあり、各種のデータ・図表や国内外の文献の引用、海外の事例も多く解読に苦労した。ただ、それは<数字に基づいた建設的な議論を喚起するきっかけに>と、結論ありきではないからか。目を止めたのは<原発推進は温室効果ガス排出削減を実際もたらしたか?>の部分。これはノーであり、その最大理由は関係する官庁組織・企業が「原子力・化石燃料ムラ」の住人で互恵関係にあるという分かりやすい説明。そのほかにも<原発ゼロによる国富流失論の間違い><脱原発が電力需給と電力価格に与える影響><原発立地地域の経済と雇用>なども深読みに値する。よく言われている原発コストについても<万一の事故の被害を社会に転嫁することが可能な不公正な状況>など、頭に詰め込んだ。折を見て読み返し、脱原発の正当性を確信できる1冊としたい。統一地方選挙の時期が来た。あのことは忘れていない。

 

       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

 

 

 

 


東秩父村・花桃の郷は人も優しい

2019年03月24日 | 写真&旅

埼玉県唯一の村・東秩父村は笠山・堂平山・大霧山など外秩父と呼ばれる山間にある。その北部、寄居への道を左へ折れて辿って行くと大内沢集落。ここが花桃の郷と称され、今鮮やかな桃色に彩られている。寒の戻りで風の冷たい日だったが、青空に誘われたのか早い時間から車が多い。駐車場に停めて、集落内の道を上へ、そして下へと眺め歩く。濃淡ある桃の花はもちろん、サンシュユや菜の花の黄色、そして道ばたや民家の周りにも数多く咲き誇る春の花。そうした花々と同様、地元の人も優しく声かけてくれる。「あの家の下にたくさん咲いているよ」「畑だけど入って構わないから」などなど。最後にミカンの木を剪定中の方に教えてもらった順路で、この日2番目の目的地の皇鈴山へ。2か月前の登山中に見つけた撮影スポットだが、車でのルートが確認できて良かった。その方も言っていた函館山からの夜景を超える写真を撮りに来よう。そして見下ろして再度眺めた花の山郷へ来年も。

   

 

   

   

 

   

 

   

 

 

   

 


さきたま緑道の桜、開花まもなく

2019年03月22日 | ひな人形と花のまち

4月下旬なみの陽気の昨日、東京の桜の開花発表があった。平年より5日早く、去年より4日遅いとのこと。去年よりも早いと思ったが勘違いだった。最近のことも忘れやすいのだから1年前のことは仕方がないか。変なところで納得しながら家の近く「さきたま緑道」の桜はどうか、と歩く。利根川の水を荒川へ流して東京の水源確保に寄与する武蔵水路。それに並行するこの道は、桜の並木道でもある。民家の早咲きの桜は咲いているが千本あるというソメイヨシノはこれから。今はモクレンや足元のスミレ、イヌフグリの花などが春の遊歩道を彩る。吹く北風にも柳の若葉が気持ち良さそうに揺れ、桜のつぼみはピンク色のふくらみを。花開くのはもうすぐのようだ。

                

 

   

      

 


問いかける、その先へ『曙光を旅する』

2019年03月19日 | 読書

『蜩ノ記』で直木賞を受けた葉室麟が九州・山口・沖縄を訪ね歩く。その旅は単なる観光ではない。幕末・明治維新から戦後の今に至る<自分たちが忘れている歴史を思い出したい>。そして<勝者ではなく敗者、あるいはわき役や端役の視線で歴史を見たい。歴史の主役が闊歩する表通りではなく、裏通りや脇道、路地を歩きたかった>とある。著者のこれまでの小説の題材にもつながる旅。それぞれの土地に残る史跡や出来事、そこに根ざしてともに生きた人物をあらためて掘り起こす。とりわけ近代における原爆や震災、水俣病などの公害、沖縄への深い考察は、まさに自分にとっても“忘れている歴史”を思い起こすものだ。明治政府が武力を背景に琉球王国の廃止と沖縄県の設置を宣言した琉球処分。<沖縄では、政府が県民の思いを無視して何事かを強行するたびに、琉球処分の記憶がよみがえる>と書く。高江と辺野古を訪ねたこの章のタイトルは「琉球の声本土へ届くか」。先日の県民投票結果にも関わらず新たな埋め立て区域への土砂投入を進める政府。2年前に亡くなった著者が探した“曙光”(夜明けのひかり)は、ここには未だ見えない。最後に編集者が言う<言葉を受け取った読者一人ひとりの旅として引き継ぐ>ことはずっしりと重い。が、それぞれにできることはあるはずだ。

       


山から下りて、越生梅林

2019年03月13日 | 写真&旅

大高取山を下山後の越生梅林。水戸の偕楽園そして熱海梅園などとともに関東三大梅林のひとつに数えられている。「など」というのは訳があり、三つ目としては熱海梅園の他に曽我梅林(小田原市)や秋間梅林(安中市)という声もあるらしいから。諸説ともかく、三大梅林には間違いのなさそうな越生梅林に300円の入園料を払って入る。最初は、駐車料払った上に入園料で高いのではと思ったが、そうでもなかった。園内は以外に広く、紅白をメインにピンクのしだれ梅、珍しい黄色の品種、足元には福寿草。そしてサンシュユの鮮やかな黄色が彩りを添える。春の光りの中、最奥の越辺川沿いで弁当広げるのも良さそう。見ごろのピークは過ぎたとのことだが、花と香りに包まれて満足のひとときを過ごせた。梅まつりは21日まで、今週末も登り終えたハイカーを交えて賑わうに違いない。

   

   


1ヵ月ぶりの山は大高取山で

2019年03月12日 | 

1ヵ月ぶりの山、軽めに越生梅林の観梅を兼ねて大高取山へ。鳩山町の丘陵地帯を越え、1時間少しで梅林の駐車場に着く。午前9時前なので人出はまばら。梅林は後回しにしてまずは大高取山。しだれ梅が枯れ始めている梅園神社に参拝、民家の間を進むと登山口。道標が無いと分かりにくい道は針葉樹の林に入り、緩やかに高度を上げていく。自然休養村への分岐を過ぎるとかすかに聞こえる話し声とゴルフボールを打つ音。左下にゴルフ場のグリーンが見える。傾斜を増してきた道が緩やかになり、左前方が空けると山頂。両サイド木立で視野が狭いものの東側の眺望を得て休憩。その後、さらに展望の良いという幕岩へ向かったが見当たらない。幕岩への道標に沿って相当下ったのだが、どうやら途中の分岐を左手に行くべきだったようだ。この辺になると道標も無く、作業道もあるので無理をしないことにした。気を取り直して稜線に上がり、山頂から往路を下山。そして観梅、さらに以前からマークしていた玉川温泉で入浴。肌につるつるの温泉も良かったが、宣伝文句どおりの”昭和レトロな温泉銭湯”の雰囲気も楽しめた。ぼちぼちと再開、復帰第一戦?の山歩きは無理をせず、こんな感じで。2019年3月12日(火)/(駐車料金500円)越生梅林駐車場 08:50~登山口09:00~分岐09:20~09:50大高取山376m 10:00~(幕岩展望台分岐)~10:30大高取山10:40~11:20越生梅林駐車場<梅林駐車場から車15分の玉川温泉800円>

     

 

   

   

 


いつもより早いジャガイモの植え付け

2019年03月10日 | 市民農園

桜の開花が例年より早くなるとの予想。自宅庭の梅も咲いて、今日も天気が良い。少し早いがジャガイモの植え付けを行なうことにした。何せ狭い畑、うまくすると収穫も早く出来て、次の夏野菜づくりが出来るというわけだ。鍬を入れて準備してきた畑に堆肥を蒔き、再度ミニ耕運機で耕す。畝を作り、30㎝間隔で種イモ、その間にひとつかみの化成肥料。今年は北アカリ2㎏、メークイン1㎏で数は計57個。種イモ1個からの収穫が平均5個・50gとして約280個、14㎏。控え目としても所詮、捕らぬ狸の皮算用。まずは1か月後に揃って芽が生えてくるかだ。いつもより、気になる春になりそう。

   


春の足音、さきたま古墳の梅満開

2019年03月06日 | 写真&旅

先日の湯島天神に限らず周辺各地から梅の便りが伝えられている。雨の翌日、車で15分のさきたま古墳公園に出かけてみた。広い園内の何か所かにまとまって咲いている梅は満開近く。グッドタイミングに来たようだ。日本最大規模の円墳と言われている丸墓山古墳と対抗するかのように大きな枝ぶりの紅白の梅。2日ぶりの青空に似合うピンクの花。萌えだした草木の緑とともに冬の終わりを教えてくれる。そういえば先日の新聞に「梅と桜、どちらが好きですか?」のアンケート結果があった。同じバラ科サクラ属の両者だが想像したとおり圧倒的に桜。2割強の梅支持派の理由として「香り」とともに「春が近づいていると実感」。そのとおり、と思い返しながら眺め歩いた。

    

    

      

     

   

 


飲み会の日、あれもこれもの東京日記

2019年03月04日 | 雑記

1ヵ月ぶりの東京、最近は出かけることが随分少なくなった。目的は夕方からの飲み会だが、この機会にいくつかの用事を済ませようと早めに家を出る。新宿での最初は、3年前に購入したカメラの有料点検。出荷後のシャッター不具合とかで無償点検になった。工場預かりで後日の自宅への送料も無料、当然かもしれないが何か得をしたような気分。カスタマーニュースを見落としていたようだ。二つ目は少し歩き、ヒルトンホテルの地下街で開催中の山岳写真展。半世紀の歴史を誇る写真サークルだけに力作揃い、よい勉強になった。続いて三つ目は都庁、庁舎内の地域特産品売店で伊豆七島の「くさや」を買うためだ。しかし売店は閉鎖していた。所望している知人には悪いが、竹芝桟橋まで行くのは次の機会にしよう。せっかくなので行列に並んで地上45階、地上202メートルの景色を見ることにした。霞んで富士山は眺められなかったが、この展望室は無料で夜の11時まで開放している。今度は夜景を見に来ようか。四つ目は西口地下街に戻り、去年11月に使い残したニュージランド・ドルの両替で外貨ショップ。最後に、カメラの接眼目当てと星座表の買い物。カメラ大型店でも見当たらず、あきらめて上野へ向かう。夕暮れ近く、梅が見ごろと報じられていた湯島天神へ。在勤時代の懐かしい道を通り、急な石段の男坂を上がると賑わう境内。そこかしこに咲き誇る紅白の梅の花、香りを楽しんで、いよいよ本日メインの場所へ。歩き疲れ、梅の余韻と気兼ねない会話に楽しく酔えた。

   

   


春めいて市民農園

2019年03月03日 | 市民農園

春めいて久しぶりの市民農園、先ずは植え付けが近いジャガイモ畑の土づくり。掘り起こし、太陽消毒していた畑に苦土石灰を蒔き、鍬を入れる。近いうちにもう一度耕し、種イモも購入せねば。次に、年を越え4ヵ月目の玉ネギ畑。北風から守るため覆っていた寒冷紗を外す。植穴や周囲に伸びていた雑草を取るとスッキリ、玉ネギも気持ち良さそう。追肥を下旬に施し、あとは太陽の恵みで大きく育つだけだ。そして液肥づくりは、空のペットボトルに菜種の油かすと10倍の水を混ぜて製造。これだけ作れば秋野菜までの追肥用として十分だろう。最後にビニールトンネルで育ててきた小松菜・ホウレンソウを収穫して終了。午後、目いっぱいの畑仕事だったが、”春に3日の晴れなし”のことわざもある。これでいつ雨降っても安心だ。