晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

夕どきの利根大堰に佇んで

2018年06月28日 | 写真&旅

隣り町の行田市と群馬県との境にある利根大堰、何度か来ているが夕刻は初めて。ここで取水された水は自宅近くの武蔵水路を通って荒川へ流れて埼玉・東京の水道にも利用されている。その武蔵水路は、時おりウォーキングする「さきたま緑道」と途中で並行しており、何かと馴染みの仲。陽が沈み始めると日中の暑さが嘘のような心地よい川風に代わった。大堰の下流に佇んで紅色に染まる川面、余韻たっぷりの西の空を眺める。いつしか夕彩のアンコールは終わって夕闇の中、光りの帯は堰の上を通る武蔵大橋の車のライト。そして各水門の塔屋が流れの先を見続ける光景は、あたかも利根川を守る番人のようにも見えた。

夕彩の始まり  

 

夕闇の中で

 


暑さに閉口、まだ雨がほしい畑

2018年06月26日 | 市民農園

ここ数日、急に暑くなってきた。ただ空模様はスッキリせず、曇り時々晴れといった感じで梅雨明け宣言は出ていない。水やりで今日も畑に出かける。夏野菜一番乗りだったキュウリはそろそろ終わりのよう。ナス、シシトウは実が多く付いているものの大きくならない。中玉トマトはもう少し色づきがほしいところだ。種をまいたオクラはこれから。そしてキュウリの2番手、蒔いた種が全部発芽したので植え直して19本にもなってしまった。同じくズッキーニもこれから。今の畑には梅雨らしい雨がほしいところだ。山のプランと写真撮り、そして畑の野菜と天気予報が気になる毎日が続いている。

 そろそろお疲れ様

 

シシトウ

色づきを期待  

オクラ

たくさんのキュウリ

同じく2番手のズッキーニ

  


梅の実、豊作の日

2018年06月22日 | 雑記

梅の実が熟して庭に落ち始めてきたので収穫することに。手が届かないのでハシゴを用意、帽子・長袖、軍手で身を固めて作業開始。今年は実の数が多そうだ。手を伸ばし、腕や顔が枝に当たって格闘すること1時間。どうしても届かない梅は最後の手段、高枝ハサミで枝を叩いて落とす。収穫はやはり例年より多い20kg。青い梅はジュースとし多くは梅干しにする。いい塩梅に出来るか、これからの作業が肝心だ。獲り終えてスッキリした感じの梅の木、梅雨晴れ間の木漏れ陽がまぶしい。

  

  


雨音をBGMに「写鴻会」写真展はじまる

2018年06月21日 | 写真&旅

年に1回、これはと思う作品を発表するサークルの写真展が始まった。所属している仲間14人と指導していただいている長洋弘先生の作品、合わせて54点。今回は「私のライフワークⅢ」をメインテーマに「花」も。撮影地は市内・県内はじめ東京・群馬や長野、さらに海外の中国・サウジアラビアなど、精力的に被写体を求めた力作が並んでいる。昨年は5日間で300人の来場者があった。今年は暑さを避けて時期を1か月前倒した6月の開催。足元悪い梅雨どきだが、雨音をBGMに写真の世界をぜひ旅してほしい。

    

      


梅雨の休みにジャガイモ掘り

2018年06月18日 | 市民農園

連日の雨がひと休みした日、取り残してあったジャガイモを収穫する。葉が相当枯れてきたので、これ以上に育つことはあるまい。掘り出してみると少し前に収穫した男爵より出来が良いようだ。収穫期を遅くしたせいか、それともキタアカリという品種の違いか。ナスやサニーレタスも大きくなってきた。予想外なのはズッキーニの出来ぐあい。去年に比べて大きく、量も多い。本格的な梅雨が野菜を育てている。

枯れた葉

    

     

 


大利根夕情

2018年06月17日 | 写真&旅

日没の方位角が300度を超えて北西寄りに最大となる時期は間もなく。だが今は梅雨どき、夕焼けを見られる日は限られる。曇り空から晴れに変わる、との天気予報でチャンスとばかりに出かける。利根川の大きな流れを見渡せる橋の上で日没前後の40分間。ほぼ計算どおりに上流域の遠い奥、北西方面の山なみに陽が落ちる。ひとすじの眩い残照はやがて流れに溶け込み、紅色に染めてゆく。<♪利根の 利根の川風よしきりの~>で始まる歌『大利根無情』(作詞:猪又良)の大利根河原は遥か下流部とのことだが、そう見えなくもない風景が広がっていた。

 

  

 


奥が深すぎる「平家物語を読む」

2018年06月16日 | 読書

県民活動センターの講座「平家物語を読む」の第一期も早や終盤、佳境に入ってきた。前回欠席したので1か月ぶりの教室、時間前から150名近い受講生にあふれている。最初に、平安末期の京都で流行した俗謡(今様)を集めた歌謡集『梁塵秘抄』のCDを聴く。これは以前、別の講座でも使われたが歌詞と伴奏の音色が何とも哀愁を帯びて心に残っている。今回の<生命を生み、育む女たちの歌>や<女の世界を女が歌う>などの説明も素直に頷けた。そして、この今様を清盛が祇王に歌わせたということで講義は「祇王」(第一巻6)を読み解く四つのポイントに。そのひとつ仏御前の出家と動機は、さらに「出家の意味するもの」の説明へと続く。<ジェットコースターライン(平家の没落の軌跡)+若干の周辺事情>という読み方の話など含め濃密な2時間の講義は終わった。数日後の新聞で<「平家物語の夕べ」国立能楽堂で>の見出しと<簡潔ながら抒情をまとう文体><善悪両面の清盛像>などの内容が目に留まった。なるほど、奥が深い。次回の講座も川上講師の一言一句、名調子につられて聞き流してしまわないように。

     

              


家で車の中で、山登り「山カフェ」

2018年06月15日 | 

NHKのラジオ番組に「山カフェ」という番組があり、毎回楽しみにしている。番組の進行役は山好きの俳優・石丸謙二郎氏と気象予報士の井田寛子さん。先日は尾瀬で歩荷(ボッカ)をしている人の貴重な情報。尾瀬の絶景について問われて、こう話をしていた。山ノ鼻で泊まった夜、近くの植物見本園で見た星空と蛍の乱舞がプラネタリウムの中にいるような感動を覚えた、という。去年9月に燧ケ岳が逆さに映る池塘そばで見た満天の星も忘れられないが、それに蛍が加わるとは凄すぎる話だ。聞き逃しできず、早速メモする。ほかの放送日には山の花を専門としている写真家の話や山の歌の紹介など。久しぶりに聴いた『穂高よさらば』、『坊がつる讃歌』で若い頃を。そしてドリカムの『晴れたらいいね』や中島みゆきの『旅人のうた』も山へ誘う曲と再発見。<山の日だまりで、朝日に輝く山々や森をながめつつ、コーヒーをいれてほっと一息・・・。そんなひとときをイメージしたラジオ番組が、「山カフェ」です。>との番組紹介に偽り無し。さあ明日の土曜日も忘れないようにラジオのスイッチを。

反対側の至仏山方面。ネット検索すると、この山麓寄りで川が流れる茂みに蛍が見られるという。が、熊の生息地らしい。本『山でクマに会う方法』によれば熊は夜行性、早朝と夜は夕方5時から夜9時ごろまでとも。去年の夜は9時半を過ぎていたから会わなかったのか。

 


梅雨入りにアジサイと梅は

2018年06月12日 | 雑記

ウォーキングする「さきたま緑道」の入口近くのアジサイ。例年より早めに咲き、畑の野菜とともに梅雨入りを待っていた。その雨にやっと元気を取り戻した様子、陽射しを受けてさらに生気が。これからの時季、緑と青紫色が雨降る街に彩りを付けてくれる。梅雨に合わせたように庭の梅も実が大きくなってきた。こちらは緑から橙色に変わるのを待つ。梅干しとしての採り込みはもう間もなく。

  

闖入者  

橙色を待つ


アジサイとともに梅雨入り待ち遠しい畑

2018年06月06日 | 市民農園

九州・西日本方面から梅雨が東日本へ移動中だ。この数日晴れていた関東地方も間もなくの気配。この機を逃してはとジャガイモを掘る。大きいのもあるがほとんどが中から小型。プロである農家さんはどういう作り方をしているのか、今度聞いてみたい。三分の一ほどのところで作業中止とする。種イモはまだ元気だし、葉もそれほど枯れていないので残りは後日にしよう。もう少し大きくなるかもしれない。先日種を蒔いたキュウリ、大きくなってきたようなので覆っていた不織布を外す。6つの穴の3粒づつが皆元気なので間引きするのが惜しい。ズッキーニはじめキュウリ、ナスも育ってきているが水やりが大変。早く花を咲かせた畑そばのアジサイと一緒に梅雨入りが待ち遠しい。

胎動 

元気いっぱい

 

雨が似合う


初めて見参”天空のポピー”

2018年06月03日 | 写真&旅

地元のポピー畑とともに有名な県内東秩父村の“天空のポピー”。早朝向かう途中、見えた雲海の端に場所が確認できた。朝6時のポピー会場には同じ行動パターンのカメラマンが数人。だが営業時間前で中への立ち入りは禁止、早々に退散して大霧山へ。そして9時過ぎに再訪するとすでに大勢の見物客。入場料300円支払って会場を一周する。見下ろすと眼下に集落と遠くの山なみ、下から上の景色は広がる青空と浮かぶ雲。アルプスの3千m稜線には及ばないものの手軽に望める“天空”の感じはある。これも今年の気候のせいか花の咲き具合がまばらで一面のポピーではないことだけが残念。先日に日本一広い見事なポピー畑を見たからそう思うのかもしれない。多くの見物客からは感動の声が上がっていた。あとで見た案内チラシには「世界に一つだけの絶景(はな)があなたの心を轟かす。」とあった。

   

  

あの天空へ

 


手軽に山歩きを楽しめた大霧山

2018年06月02日 | 

東秩父村から皆野町方面に向かう山越え道の最高所、彩の国ふれあい牧場近くで車を停める。見晴らしが良く、雲海や眼下に“天空のポピー”の一角も望めるところ。路肩の広いスペースに車を置いて歩き始める。車道を少し下ったところで左折、登山口の粥新田峠へ。狭いこの道は入口に「大型車両の通行はご遠慮下さい」との看板。歩いてみて普通車であればまったく問題無いと分かったが20分弱、足慣らしとしてちょうど良い。着いた粥新田峠、数台可能な路肩スペースにはこの時間で2台駐車。緩やかな登り始めが急傾斜に変わってしばらく、道が二手に。巻き道の右手を選択して正解、敷き詰めたような白い花に思わず足を止める。左手の急坂からの道と合流、なだらかな道を過ぎて最後に急登。北側から南西方面に展望が開けた大霧山の山頂に到着。奥日光・尾瀬方面は雲に覆われていたが、両神山とその左奥の八ヶ岳から武甲山までの山なみを一望。久しぶりの大霧山は新緑あふれ、山道に花が咲いて気持ち良かった。ポピーを見るついでに、というのは大変失礼な話だった。2018年6月1日(金)/(路肩に駐車)路肩駐車スペース07:00~07:20粥新田峠~08:00大霧山767m 08:15~08:55粥新田峠~09:10出発地

 

左右、足元に頭上に花

 

山頂の気温

ヤマボウシの花

 


6月を待っていた畑の野菜

2018年06月01日 | 市民農園

今日の市民農園は玉ネギの取り入れ。先日の収穫後、畑で干しておいたが雨予報を聞いて持ち帰ることに。大きさ中・小多いのは残念だが約130個の数だから9割の収穫率、まあ良しとしょう。休眠数日だけのその区画にキュウリの種を蒔き、モロヘイヤの苗3本植える。キュウリの植穴にはカットした不織布を。こうすると種が雨に流されないし、土面の乾燥も抑えることができる。GW前にスタートした先発組の緑・黄色のズッキーニ、種からのサニーレタスも大きく育ってきた。今の関心事は中玉トマトの色づきとシシトウの花が実になる時期。どちらが早いか。どちらかと言うと敬遠される梅雨も野菜にとっては慈雨、6月の畑は成長と収穫の季節でもある。

キュウリ

 

サニーレタス

トマト

シシトウの花