晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

京都からの便りは北国の初夏

2019年06月29日 | 雑記

S氏から久しぶりのメール。現役時代に同僚だった彼は、畑違いのIT企業に転職して京都に長いこと単身赴任している。時折、周辺の季節の情報を送ってくれるので勝手に京都支局長と呼んでいる。今回は休みが取れたとのことで珍しく京都・奈良を離れ、北海道旅行のレポート。添付写真の「積丹ブルー」「神威岬」は数年前に訪れた懐かしい場所。そして「青い池」「白ひげの滝」は今年9月、大雪山麓の紅葉撮影の際に立ち寄る予定のところ。一緒に仕事していた時はもちろん、ロサンゼルスへの職場旅行の際もメキシコ国境の街サンディエゴへ二人で出かけるなど、気の合う仲だったことを想い出させてくれた。転勤で付き合いが減ったころ、ヘッドハンティングされたと聞いた。幹部社員とは言え異業種、そうでなくとも胃部切除の前歴ある彼が相当な苦労を重ねたことは想像に難くない。ひととき、初夏に向かう北海道の大自然にふれて多少でもリフレッシュできたことを共に喜びたい。近い将来の引退時期にむけ、そろそろ始めるという彼の言う“ボクの細道探し”、今度ゆっくり聞きたいものだ。(写真は全てS氏撮影のもの)

 

    

 

       

 

   

 

 


梅雨に元気いっぱいの夏野菜

2019年06月27日 | 市民農園

まとまった雨降りの後に数日の晴れ、曇りの中休み。野菜の成長には丁度良いような今年の梅雨に畑は元気いっぱい。第2陣のキュウリは間もなく収穫の気配。最初のが枯れてしまったので、うまくバトンタッチ出来そう。ズッキーニも第2陣の葉が大きくなってきた。大玉・中玉・ミニの3種類のトマトが色づいて、食べごろに。ナスも昨年以上の豊作となった。ここでは”甘露のしずく”となっている梅雨が後半期に入る。例年、豪雨被害が伝えられるのもこれからの時期。どの地でも甘雨と呼ばれるよう、優しく降り注いでほしい。

    

 

         


 

 


谷川岳・西黒尾根を侮ってはいけない

2019年06月26日 | 

今年初めての谷川岳は何十年ぶりかの西黒尾根の登り。最近はロープウェイ往復の天神尾根か、せいぜい厳剛新道コース。今回は梅雨の中休みで絶好の登山日和、北アルプス岩稜ルートの訓練と自分に言い聞かせて意気揚々と出発。だが登山口すぐから急坂の連続。加えて、直射日光は樹林で遮られるものの湿気が多く、岩や木の根の足元悪い道。たっぷりの汗をかかされる。水場、送電線鉄塔下を過ぎ、やっと樹林帯から脱出、岩場に出て風にあたる。遠くに頂上部も見え始め、これから本格的な岩稜地帯への時に太もも(大腿四頭筋)にアクシデント。去年の北岳以来の攣りが出たのだ。念のために携行している漢方の芍薬甘草湯を服用、なだめながら3つのクサリ場をクリア。ラクダの背を越えて、コルに。これでまだ半分、遥かザンゲ岩を見上げる露岩・ガレ場混じりの再びの急傾斜。クサリ場、一枚岩を右・左の太ももの攣りとの闘いで休み、休みの歩行。傾斜緩やかになり、山頂目前の雪田を越えたところで、ついに両足ダウンで座り込む。今日は山頂踏まずに望遠撮影で諦めるかとも考えたが、しばらく休んでそろりそろり。もう一つの頂のオキノ耳(ここに群生のハクサンイチゲ撮影も目的だったが)は当然あきらめ、肩ノ小屋そばで休んで天神尾根を下山。再度、攣りが出ないよう直下の雪田、木段、岩場では慎重に足を運んで無事、天神平に。年齢を考えれば、西黒尾根は日本三大急登のひとつであり、前回の山行から3週間以上の間を空けたことが第一の反省。そして登山ガイド・沖本浩一氏のHP掲載の①運動不足(トレーニング、ウォーキングよりも低山等で)②筋肉の使いすぎ(歩き方の改善、特に今回のような標高差1200mの長い急傾斜では)③水分とミネラルの不足(効果的な補給)を再学習。登る山、コースの吟味も考えさせられた一日となった。2019年6月26日(水)(水上ICから30分のロープウェイ山麓駅駐車場500円)駐車場07:50~(登山指導センターで登山届提出)~西黒尾根登山口757m 08:10~09:50岩場~(クサリ場)~10:20ラクダの背~10:30ラクダのコル・厳剛新道分岐10:40~(ザンゲ岩)~13:05トマノ耳1963m 13:10~肩ノ小屋13:30~天狗の留まり場14:10~14:45熊穴沢避難小屋14:50~(天神・田尻尾根分岐)~15:30天神平・ロープウェイ山頂駅1320m<ロープウェイ片道1,230円、「湯テルメ」(570円)で入浴。「湯の陣」(980円がロープウェイチケット提示で590円に割引)もあった>

 

    

       

  

            

    

  

 

 

   

  

    

 

 

    

 

 

 

     

  


カナダ行く前のeTA申請は慎重に

2019年06月23日 | 雑記

eTA(電子渡航認証) とは、カナダへ航空機で入国の際に取得が義務づけられているもの。3年前に導入され、一般の観光客は全員が取らなければいけない。旅行会社等に代行申請してもらう方法もあるが、取得料7カナダドル以外に代行手数料がかかる。パソコン申請で比較的簡単とのこと、2か月先の旅行だが早速取ることにした。パスポートとクレジットカードを用意、ネット検索で見つけたサイトに入る。基本的に英文と聞いていたが日本語での入力。トップページは正規のようだし最近、入力方法が簡単になったのだろうと勘違い。問われるままに入力を進め、最後にカード情報を打ち込んで決済。と思ったら、料金が6千数百円になっている。取得料は円換算で600円前後のはずだ。急遽取り止め、もう一度探すとカナダ市民権・移民省の公式サイトが別にあった。そして手順を分かりやすく説明してくれるサイトもあり、参照しながら入力。現住所のハイフンの入力不要だけが分からず、手間取ったが何とか完了した。支払いも7カナダドルのみ。すぐにメールで<You are now authorized to travel to Canada by air.>が届いた。あらためて最初のサイトをよく見ると、下のほうに極小の文字で<代行申請>の記載が。このような大事なことは最初に、字も他と同じ大きさで<代行申請のご案内です>など分かりやすい表現すべきだ。やれやれ、北極圏から400キロの地・イエローナイフは遥か遠い。

 

   

  

    

  

  

    

 

 

 


梅の収穫、合わせて枝切りも

2019年06月19日 | 雑記

梅をつける季節、かっては梅売りなるものが街を歩き<「つけ梅! つけ梅!」と声をあげるのが初夏の風物詩だった。(『季節のうた』>と天声人語で紹介していた。今年は実の成長が遅いと思っていた我が庭の梅、見上げてよく見ると結構大きい。数もそれなりに付いている。県内の梅の名産地・越生町の採取をテレビで見たのは1週間以上前。採り頃だろうと脚立を持ち出して作業を始める。手が届かないところは高枝切りを使い、格闘すること1時間半。梅ジュース用の小さな実も交じるが合わせて19㎏は満足の収穫。その後、せっかくなので伸びている枝や混み合っているところをカットする。すっきりした感じになったが少し切り過ぎたかも。それと刈り込む時期は今の時期で良かったのか。その答えは来春、花の咲くころに。これから作る梅干しのように、いい塩梅(あんばい)となるだろうか。

 

    

 

    


ジャガイモ、そして夏野菜も

2019年06月18日 | 市民農園

雨が降りそうで降らない曇り、時おり晴れ間ものぞく日が4日ほど続く。いわゆる梅雨の中休み。葉が枯れてきたので絶好の時期と判断、ジャガイモの収穫を行なう。6月初めから試し掘りなどしてきたので、残っていたのは2/3くらい。大きさは大中小あるが量的には例年より少し良さそう。必要ないのに蒔いてしまった苦土石灰の影響は感じられずひと安心。夕方まで畑で日光浴、乾かしてから家に持ち帰る。ほかの夏野菜も本番のころを迎えはじめた。特にズッキーニとナスが好調だ。キュウリは早くも収穫量が落ちて葉が枯れてきた。それを見越してのキュウリの第2弾。ズッキーニも同様だが、ともにまだ小さい。今元気のよい葉は、掘り残した根から再生してきた3年目の山ワサビ。これも含めて畑の野菜たちは”甘雨”を今かと待っている。

  

    

 

    

 


NHKを辞めた記者の激白『安倍官邸VS.NHK』

2019年06月17日 | 読書

いわゆる森友問題(この書では森友事件と呼ぶ)を追う中での度重なる圧力、それに抵抗し続けてきたNHK記者がついに職を外された。まだ真実は明かにされていない、と退職の道を選んで大阪の地域紙に身をおいた著者。その一部始終を激情的に綴る。けんか腰の番組制作づくりやマスコミ各社の報道合戦、取材を通しての籠池理事長の人物像、検察内部の東京・大阪の食い違いなど興味深い内容も多いが、やはり一番はNHK内での出来事。上司の報道責任者への忖度、そしてその責任者は理事等の役員、さらには安倍総理に対する忖度とも言える報道抑制。ニュース原稿の書き直し、番組内での扱い順、全国放送には取り上げないなどの実例が明かされる。なるほどと思い出した。購読している朝日新聞が第1報を伝えてもNHKではしばらく報じられなかったことだ。NHKはHPで自らの公共放送について<国家の統制から自立して、公共の福祉のために行う放送>と述べているが、大いに疑問を感じる。ともかく、小学校建設に関する補助金詐欺事件として立件されたものの近畿財務局の背任や証拠隠滅などは不起訴となった。著者が力説する<森友学園の事件でなく、おかしなことをした国と大阪府の事件>は、人々の記憶から薄れつつある。残念なことに朝日新聞含め、大手マスメディアもその後は全く音無しである。<国有地を大幅に値引きしたこと><国有地の取引に関する公文書の改ざんや廃棄>の真実を知りたい一人として、その謎を解明するためにNHKを辞めたとする著者の続報を待ちたい。

    

 


アジサイは甘雨を待つ

2019年06月12日 | ひな人形と花のまち

6月に入り梅雨となったが、この日はひと休み。最近はサボり気味で週に2・3回となっている近くのさきたま緑道を歩く。田植えが終わったばかりのみずみずしい緑が広がる。カラッと晴れていれば遠くに望める日光連山も今日は厚い雲の中。お目当てのアジサイはまだ少なめ。5月に雨が少なかったせいだろうか。人が水分を補ってくれる畑の野菜や庭の花と違って天水だけが頼りの野の花。先日の新聞で甘い飴ならぬ「甘雨」という言葉を知った。好きな言葉のひとつ「慈雨」と同じような意味があるらしい。生きているもの全てをやさしく育む甘露の雨。アジサイに、そして例年雨被害の多い地域にもそう願いたい。

 

   

 

   

 

   


夏野菜の本格収穫もうすぐ

2019年06月07日 | 市民農園

葉が大きく茂り、黄色い花をたくさん付けている市民農園のキュウリ。大き目の4本をナスとともに初収穫。夏場に重宝するキュウリは玉ネギの跡地に第2陣を先日植えたばかり。時期的に安くなった1本50円の苗を4本、さらに支柱の反対側に種を蒔いた。天気が良いので、すぐに発芽。こうして時期をずらして収穫する。そして、ジャガイモを少しだけ掘り起こしてみた。やはり、まだ小さい。ただ、これは想定内でズッキーニの畑を確保するため。小さな畑なので自転車操業の野菜作り。4月末に蒔いた昨年の残り種のズッキーニが収穫できそうなので、これもその第2陣。今まで100%の発芽率だったので、5つの穴に1つづつ。梅雨まじかの予報、雨が少なかった第1陣の野菜たちにとって待望の季節。そして本格的な収穫も期待できそう。

 

   

 

   

 

   

 

 

 

 

 

   

 

   

 


白い花、新緑の高原から那須・朝日岳へ

2019年06月03日 | 

ゴヨウツツジが前年より約10日遅れで今、見頃という那須山麓にあるスキー場・マウントジーンズ那須。今年見ていない別名シロヤシオを眺め、那須連峰のひとつ朝日岳に登るのが今回のプラン。高速が混むので敬遠している日曜に設定したのは千葉のK氏が参加を切望したため。薄曇りの東北自動車道は予想に反して渋滞もなく、ゴンドラ山麓駅に到着。さすがに駐車場の車は多いがスムーズにゴンドラに乗車できて一気に1400mの高原へ。少々寒いが遊歩道を歩き始めると丁度良い。早速、日本最大級の群生と売るゴヨウツツジが目に入る。ここも今年の花の付き具合は悪く、ピークも少し先のようだが、それでも満足。名前のとおり五枚の葉に純白の花が咲き誇る。背景として似合う青空がもっと広がれば最高。淡い黄色の「黄金色のゴヨウツツジ」も見た新緑の森を抜け、いよいよ登山道。小石に網を被せた道は傾斜を増していくが同行K氏のゆっくりペースで楽。オオカメノキ・アズマシャクナゲそしてムラサキヤシオの向こう遠くに朝日岳。さらにミネザクラなどの花を写しながら稜線の分岐に。平坦な清水平の木道歩きから二つ目の小ピーク熊見曽根分岐に着いた。疲れ気味のK氏この先の朝日岳は止めて、ここから三斗小屋温泉に向かう。浮石に注意などを伝え、飲物を1本提供して別れる。この後はいつものように一人、下った分岐からひと登りで朝日岳山頂。K氏が向かった熊見曽根・隠居倉方面、そして茶臼岳を眺めてから往路を戻る。中ノ大倉尾根の金網の道は下山には少し歩きにくい。ただ足元に注意した歩行でK氏が紛失したサングラスを発見。そして再びのゴヨウツツジに堪能して戻った。翌日、K氏より下山の電話ありひと安心、減量と足腰の鍛錬を忘れなく伝えた。2019年6月2日(日)(那須高原SAスマートICから20分マウントジーンズ那須ゴンドラ駐車場)ゴンドラ山頂駅1410m 09:05~09:25ロープウェイ遊歩道北分岐~(中ノ大倉尾根)~11:15中ノ大倉尾根・北温泉分岐~11:35清水平(昼)11:45~(1900M峰)~熊見曽根分岐12:15~(朝日岳分岐)~12:30朝日岳1896m 12:40~(朝日岳分岐)~熊見曽根分岐12:55~(1900M峰・清水平)~中ノ大倉尾根・北温泉分岐13:30~(中ノ大倉尾根)~14:45ロープウェイ遊歩道北分岐~15:05山頂駅<ゴンドラは往復1,600円も半額の割引券を利用、春季営業は6/16まで延長>