晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真…雑記

お待たせホウレンソウ、畑は春へ

2013年02月22日 | 市民農園

待ちに待ったホウレンソウ、約70日でやっと収穫の日を迎えた。小松菜は一段と大きくなり、水菜も少し小さめだが食べられる。寒さに耐えて、一段と旨味が増した感じの葉物野菜を今宵の食卓に並べよう。そして、ジャガイモ植え付けの準備。寒起こしの畑に堆肥と苦土石灰を蒔き、ミニ耕運機を入れた。あとは種イモを購入、男爵にしょうか、それともキタアカリか。

ホウレンソウ・小松菜が大きく

 

春の日差しにまぶしそうなホウレンソウ

 

水菜もやっと、ここまで 

 

ジャガイモ畑は三区画に  

                

               市民農園「こまめ」くんの力を借りた

               


エコ運転も限界、ガソリンの高騰

2013年02月22日 | 雑記

「ガソリンの値上がりが止まらない」と新聞記事。アベノミクスで進む円安・株高の反面、生み出している悪影響のひとつだ。高止まりだった原油の国際価格が上昇、加えての円安で輸入価格が値上がりしているのだという。燃費を抑えるべく、さまざまなエコ運転を心掛けてきたが年間20万円超のガソリン代。この先、1ℓ・150円台は上がっても下がることは無さそうだ。少し前から低燃費車への買い替えを考えていたが、本格的に検討しなければ。

急発信・ブレーキを避ける、エンジン回転数を2,000以下など実践しているが

         この車は重量もあり、一般道で8㎞、高速で11㎞/ℓ前後               

 


春を呼ぶ、びっくりひな祭り2013

2013年02月18日 | ひな人形と花のまち

「鴻巣びっくりひな祭り2013」が始まった。2日目の今日も高さ7mの日本一高いピラミッドひな壇を見ようとメイン会場の市役所ロビーには大勢の人。続いて21日(木)からの鴻巣駅前ショッピングモール「エルミこうのす」内会場をはじめ、「ひなの里」、「花久の里」や“中山道ひなめぐり”など、市内各所で楽しめる。まだ寒い毎日だが、冬の眠りから覚めた人形たちが一足先に春の訪れを教えてくれるのだ。

 入口でお出迎え 

 市役所ロビーは人形に占領され    

 1800体の人形で31段、天井すれすれ

 2階には昔の人形も 

      

            

 


久しぶりにキュウリ・トマトと再会

2013年02月15日 | 市民農園

観測史上最多?この冬4度目の雪が降るかと思われる寒い雨が降った今日、野菜農家さんの見学。受講している市の農業講座「農業アカデミー」の講義の一環だ。ハウス内ではトマトはこれからだが、キュウリがたくさんの黄色い花と実をつけている。さすがプロ、1本の苗木から300本採れるとか。あと5か月くらいか、家庭菜園の夏が待ち遠しい。

寒い今冬、燃料費高騰は大変のようだ 

最盛期には黄色の花の海になるとか 

露地栽培と同じ水補給は少な目  

 


このミステリー、『微笑む人』は著者か

2013年02月15日 | 読書

事故ではなく事件だった。「本が増えて家が手狭になったから、妻子を殺した」という不可解な犯行の動機。事件の真相を追って周辺の聞き込み、警察発表などノンフィクションのスタイルで物語は進む。取材のなかで浮上する過去の事故死への疑い。関係者の証言や座談会の手法に抱いた多少の違和感は最後の結末に再度、感じた。<人は他人のことをどれくらい理解できるものだろうか>という問いかけも挑戦的に思える。読者は試されているのか。その反応を著者は微笑んでいるのかもしれない。

                          


春を運んでくれる『佐渡の三人』

2013年02月13日 | 読書

タイトルと装丁を見て流人を題材にした時代小説あたりではと思っていたら、全然違っていた。ある家族が佐渡へ納骨に行く四つの連作短編だ。エッセイストか小説家の姉が綴る弟、父や坊さん、おじさん、周囲の人たちとの会話や行動が春風のようにふんわりと伝わってくる。無さそうで、でもありそうな光景に思わずにんまり。旅行ガイドには決して出てこないノンビリとした普段着の佐渡の風景もいい。陽だまりに寝転がって読むと、もっと気持ちよくなれるに違いない。

                      

 


やっと小松菜、そして寒起こしで春準備

2013年02月12日 | 市民農園

1月下旬からの風邪が治って、久しぶりの畑に。12月に蒔いた小松菜、やっと食べられる大きさになったので収穫。ホウレンソウ・春菊はまだ早い。この冬の寒さを野菜たちが身を以て証明している。その寒さを利用した畑づくりも行う。いわゆる寒起こしという作業で、スコップで掘り起し、寒風にさらしておくと土中の病原菌や害虫が死滅、乾燥・風化で通気性の良い土になるらしい。来月はいよいよジャガイモの蒔く時期だ。

穴あきビニールトンネル・不織布でここまで育った

 

今夜は小松菜の味噌汁か 

 

とりあえず今日はここまで 

収穫した最後の大根がつかの間の休息 


風物は言葉によって発見され、

2013年02月03日 | 雑記

先日の帰郷の際、今は廃止の幸福駅で撮った写真の一枚。過酷なシベリアの強制収容所で過ごした経験を持つ石原吉郎の詩を思い出した。昨年受講した『芭蕉「奥のほそ道」を読む』で、川上定雄講師は「風物は言葉によって発見され、人と並び立つ」「この詩のように内言語が外に表出され言葉になった時、命ある者同士が一緒に立ち並ぶのである。芭蕉は『奥の細道』でそのような作業をした」と解説された。

                                          

「霰」(石原吉郎)

まちがいのような

道のりの果てで

霰はひとに会った

ひとに会ったと

霰は言った

(ひとに会うには道のりが要る)

会わなければ もう

霰ではなかったろう

霰は不意にやさしくなり

寄りそってしずかな

柱となった

忘れて行くだけの

道のりの果てで

霰は ひとに

道のりをゆずったが

おのれのうしろ姿が

見えない悲しみに

背なかばかりの

そのひとを

泣きながら打ちつづけた